株式会社エニグモ の技術ブログ

PHPerがRubyistになろうとしてつまづいたところ⑥プロセス内キャッシュ

WEBアプリケーションエンジニア の小松です! プロセス内キャッシュの挙動に馴染みがなかったので、どういう挙動なのか。 ネットワーク越しのキャッシュとの使い分け。 他言語との比較で Rails 特有の仕様なのかどうか。 という疑問が湧いたので調査し、それを記事にしました。 この記事は[ Enigmo Advent Calendar 2025 ]の16日目の記事です。   ローカルキャッシュとは何か

エニグモでは問い合わせをどう捌いているのか?ヘルプデスク業務の裏側をお伝えします

こんにちは、コーポレートエンジニア(コーポレートITチーム)の藤田です。 この記事は Enigmo Advent Calendar 2025 の15日目の記事です。 コーポレートIT(以下CO-IT)の業務において、地味ながらも非常に重要な「ヘルプデスク業務」についてお伝えします。 「どのようなツールを使って、どのようなフローで対応し、どうやってナレッジを残しているのか」 普段あまり表に出

GCSToSFTPOperatorでハマった

こんにちは!WEBアプリケーションエンジニアの小松です! 今まで主に EC サイトの WEB エンジニアとして仕事をしてきて、Airflow を触るようになったのは エニグモ に入社してからでした。 BUYMA では、広告媒体向けのフィード生成や外部パートナーとのデータ連携、在庫データの収集など、毎日大量に発生する バッチ処理 を Airflow に任せています。 人手では絶対に回せな

ローコードAIツールDifyをエンジニアが使ったら?コードブロックでハマった7つの落とし穴

こんにちは、AIテクノロ ジー グループの辻埜です。 本記事は Enigmo Advent Calendar 2025 の12日目の記事です。 普段はデータサイエンティストとして 機械学習 を用いたシステムの開発運用や、社内のAI活用推進を担当しています。 近年、生成AIの活用が進む中で、 エニグモ でも社内のAI活用を推進するため、Difyという生成AIアプリ開発ツールを活用した取り組みを行っていま

BigQueryのデータをAIでフィルタリング!手動→自動化→コスト最適化の3ステップ

こんにちは、AIテクノロ ジー グループの竹田です。 本記事は Enigmo Advent Calendar 2025 の11日目の記事です。 本稿では、BigQueryで抽出したデータに対して「金額に関する記述が含まれているか」をAIで判定する方法を、段階的に進化させながら紹介します。 この記事を書いた背景 私は元々検索システムの運用保守やMLOpsの Ops 周りを担当していました。 しかし、ここ最近は生

PHPerがRubyistになろうとしてつまづいたところ⑤Facade

こんにちは。WEBアプリケーションエンジニアの小松です。 私はこれまで主に EC サイトの開発に携わってきて、普段は PHP を中心に書いてきました。 本格的に Ruby on Rails に触れるようになったのは、 エニグモ に入社してからです。 Rails のコードベースに新しく入ると、「 Rails ではこう書くのか」と驚く場面が多いのですが、その中でも特に戸惑ったのが Facade パターン

入社3年を迎えて、CS対応が私の成長に与えた影響について

こんにちは。サーバーサイドエンジニアの高橋です。 この記事は Enigmo Advent Calendar 2025 の9日目の記事です。 中途入社してから3年が経ちました。この記事では、この3年間で携わってきた業務の中でも、特にCS(カスタマーサポート)対応が自分のスキル習得やプロダクト理解に大きく寄与した点についてまとめます。 ■ 入社当初の状況 入社直後は、プロダクトの構造や

フロントエンドエンジニアがEffect-TSの導入を検討してみた

こんにちは!フロントエンドエンジニアの張です! この記事は Enigmo Advent Calendar 2025 の8日目の記事です。 「型安全」、「堅牢性」、「開発体験」、どれもエンジニアでしたら、近年よく聞くキーワードだと思います。特にウェブ開発、フロントエンド開発界隈では、それらを改善するためにTypeScriptを導入・採用するチームが増える一方です。 でも、「それでは足りない

SVGファイルは本当に安全なのか?SVGの中にある危険な仕組みと対策

こんにちは!Webアプリケーションエンジニアの レミー です! この記事は Enigmo Advent Calendar 2025 の7日目の記事です。 最近「Operation Hanoi Thief」という事件を読みました。 これは、 ベトナム のITエンジニアや採用担当者を狙った サイバー攻撃 についての内容で、怪しいファイルを送りつけて情報を盗む手口が紹介されていました。 その中で、一見ただの画像に見えるファ

PHPerがRubyistになろうとしてつまづいたところ④ルートヘルパー

こんにちは! WEBアプリケーションエンジニア の小松です! 今まで主に ECサイト のWEBエンジニアをやっていて、本格的に Ruby On Rails の開発をするのは エニグモ に入社してからです。 この記事は[ Enigmo Advent Calendar 2025 ]の6日目の記事です。   はじめに:なぜ今、ルートヘルパーを振り返るのか ルートヘルパーとは?(なぜ必要なのか) ハードコード vs ヘルパー 基本的な

ありあわせで分析する技術:ブリコラージュ的データアナリティクスの勧め

こんにちは、データアナリストの井原です。 この記事は Enigmo Advent Calendar 2025 の5日目の記事です。 この記事では手元で手に入るデータ(情報)が限定的でも、出来る範囲で分析を行ってみることは大事なのではないか?というテーマで書いていきます。 私は普段データアナリストとして、データからビジネスの意思決定を行うための示唆出しを主要業務に エニグモ で働

AWSにおけるコスト削減の考え方

こんにちは、インフラエンジニア の 森田です。 この記事は Enigmo Advent Calendar 2025 の4日目の記事です。 BUYMA は8月に本番環境を移行しており、その後コストのチューニングを行っています。 この記事では実際に進めた内容を元に自分の AWS におけるコスト削減の考え方と役立つ機能について紹介します。 サマリ まず最終的なゴール設定ですが、 リザーブ ド インスタンス

不要なスナップショットによるコスト増を防ぐ定期監視の仕組みを構築しました。

はじめに こんにちは、SE本部の加藤です。現在はインフラグループに所属し、 BUYMA の AWS 基盤を運用しています。 この記事は Enigmo Advent Calendar 2025 の 1日目の記事です。 背景課題 BUYMA の AWS 運用を続ける中で、RDSのバージョンアップ作業等で取得した手動スナップショットが、複数の AWS アカウントに作業後も削除されずに残留しており不要なストレー ジコス トを生んで

エンジニアリングマネージャーが語るBUYMA開発の魅力~事業志向と技術志向が両立する環境~

国内最大級の海外ファッション ECサイト 「 BUYMA (バイマ)」を運営する エニグモ 。 今回は、エンジニア組織を支えるエンジニア リングマ ネージャーとして、プロジェクト推進からメンバー育成まで幅広く携わる穴澤さんにインタビューしました。これまでのキャリアや エニグモ に入社した経緯、現在の役割、そして「 BUYMA 」の開発に携わる魅力について伺いました

エニグモのAI活用を支える「AIテクノロジーグループ」について紹介します!

はじめに こんにちは、AIテク ノロ ジー グループの辻埜です。普段はデータサイエンティストとして 機械学習 を用いたシステムの開発運用や、社内のAI活用推進を担当しています。 近年、テク ノロ ジー の発展に伴いAIの重要性が叫ばれる中で、 エニグモ が運営するソーシャルショッピングサイト『 BUYMA 』でも積極的にAIの活用が進められています。この記事では、 エ