Web担当者向けセミナー:マルチデバイス時代のWebアクセシビリティ
イベント内容
募集締切日時が当日に設定されておりましたが、会場セキュリティの都合上、2/5(木)を持って締切とさせていただきました。申込に関するお問い合わせがございましたら、このページの「イベントへのお問い合わせ」というリンクよりご連絡ください。
ヤフー株式会社、株式会社ビジネス・アーキテクツ、株式会社ミツエーリンクスの3社はこのたび、企業のWeb担当者の方を対象に、共同でセミナーを企画いたします。是非この機会に、Webアクセシビリティの本質を再確認していただき、またこれからのWebサイトの構築・運用に必須となるであろう考え方を学んでいただければと思います。
ご多忙中とは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
対象
- 一般企業/公的機関のWebのご担当者
- サービス運営者の方
- プロデューサーの方
※ Web制作会社および個人での参加はご遠慮ください。
※ お申込みが定員を上回った場合は抽選となります。ご了承ください。
講演1 「10年後のWeb」のために、今すべきこと
スマートフォンやタブレット型デバイス、そして最近のウェアラブルデバイスに至るまで、Webコンテンツにアクセス可能なデバイスは、小型化と高性能化を成し遂げながら、急速に多様化してきました。たとえば10年後の世界を想像したとき、私たちはどのようなデバイスで、どのようにWebを利用しているでしょうか。またコンテンツは、どのようにデザインし実装することになるのでしょうか。「10年後のWeb」に向けて、今すべき備えとは何かを考えます。
講演者 木達 一仁
ミツエーリンクス 取締役 CTO
ウェブアクセシビリティ基盤委員会 副委員長、作業部会1 主査
宇宙開発関連組織でWebマスターとしての経験を積んだ後、IT業界へ。以後、Webコンテンツの実装工程に多数従事。2004年2月より、株式会社ミツエーリンクスに参加。一時はWeb Standards Project(WaSP)に参加し、Web標準の普及・啓発活動を展開。現在は同社取締役CTO。クライアントワークとしては、主にフロントエンドの設計や実装、関連ガイドラインの策定に従事。ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)副委員長も務める。
講演2 「マシンリーダビリティ」がユーザー体験を加速する
「マシンリーダビリティ」という言葉をご存知でしょうか。 マシンリーダビリティが高まると、コンテンツをさまざまな方法で利用できるようになり、ユーザーはさまざまなデバイス、さまざまなシーンでコンテンツにアクセスできるようになります。 事例の紹介を交えながら、マシンリーダビリティの今と将来について語ります。
講演者 太田 良典
BA システムソリューション部 アクセシビリティスペシャリスト
ウェブアクセシビリティ基盤委員会 作業部会2 副査
第八回富士見ファンタジア長編小説大賞で準入選を果たすなど、作家活動に励む傍ら、独学でHTMLやCSSなどのフロントエンド技術を学ぶ。HTML4.01のW3C仕様書を精緻に翻訳した「HTML4仕様書邦訳計画補完委員会」の委員を務めた後、2001年にBAへ参加。HTML、CSS、アクセシビリティ、ユーザビリティ、セキュリティといった分野にまで幅広い造詣と専門性をもつ。
セキュリティ分野においては、「第二回IPA賞(情報セキュリティ部門)」を受賞。アクセシビリティ分野では、ウェブアクセシビリティ基盤委員会の実装作業部会に参加するなど、自身の専門性を幅広く発揮している。
著書(共著)に「Dreamweaverプロフェッショナル・スタイル」「ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック5 Webプログラミング」など。
講演3 IT業界のリーディングカンパニーとして描く「少し先の未来」〜Yahoo! JAPANの事例を通して〜
スマートフォンやタブレットなどの普及により、お客さまの利用環境は日々変化しています。 そのような時代の変化の中において、一人ひとりのお客様にとっての「課題解決エンジン」でありつづけたいとの思いから、Yahoo! JAPANは昨年6月に「ウェブアクセシビリティ方針」を発表しました。 今回は、方針の発表にいたるまでの経緯をなぞりながらYahoo! JAPANが考えるITの未来像についてお話します。
講演者 佐仲 沙織
ヤフー株式会社メディアサービスカンパニー事業開発本部MIT室制作リーダー
2009年にヤフー入社。GYAO!やSportsnavi等のメディア系サービスを中心にフロントエンドの実装をメインで担当。現在は新規アプリの開発を行なっている。サービス開発と並行し全社の実装ガイドラインの策定に従事。HTML、CSSを中心に社内でのWeb標準の推進活動として開発職以外へのワークショップ等を開催。2013年に発表したウェブアクセシビリティ方針の策定に従事し、以降社内でのアクセシビリティの推進活動を始めている。
開催の背景
Webの利用者が増加の一途をたどるなか、Webを利用するためのデバイスは、スマートデバイスの登場を契機として、近年著しく多様化しています。また、Webコンテンツを実装するための技術は、さまざまな利便を提供しながらも、一層高度化・複雑化しています。そうした変化に伴い、Webサイトでコンテンツのアクセシビリティを確保することの意義や重要性は、高まる一方です。
しかしながら、日本国内のWebサイトや、その構築・運用を受託するWeb業界に目を向けますと、Webアクセシビリティへの取り組みは、必ずしも十分とは言い難いのが現状ではないでしょうか。2004年に公示された、Webコンテンツに関するJIS規格(JIS X 8341-3)への対応が、公的機関を中心に進められているとはいえ、民間企業においてその種の取り組みは僅かです。
そうした現状にはいくつかの要因が考えられますが、その最たるものは、Webアクセシビリティという言葉が従来、障害者対応や高齢者対応と同義であるかのように誤って語られることが多かったためではないかと思います。アクセシビリティを確保することで、障害者や高齢者でもWebサイトを使えるようになることは事実ですが、得られるメリットは決してそればかりではありません。
障害の有無や年齢にかかわらず、誰でもどのようなデバイスでも、Webサイトを利用できるようにすること。それこそは、Webアクセシビリティがもたらす本質的な価値であるはずです。あらゆるWebサイトにおいて、マルチデバイス対応が求められるようになった今、Webサイトを、あるいはWebを介したコミュニケーションをデザインするという行為の根底に、「アクセシビリティの確保」という土台をしっかりと据え直すべき時を迎えています。
主催
ヤフー株式会社
日本最大級のインターネットの総合情報サイト「Yahoo! JAPAN」を運営するヤフー株式会社は、ITを使って人々や社会のさまざまな「課題」を解決していく「課題解決エンジン」として、いろいろな取り組みを進めています。
株式会社ビジネス・アーキテクツ
Webやデジタル領域を中心に、様々な社会活動における問題をデザインプロセスによって解決するデザイン会社。豊富な経験に裏付けされた、質の高いコミュニケーション構築サービスによって、便利で豊かな生活を送れる社会づくりに貢献します。
株式会社ミツエーリンクス
さまざまなサービスをユニークで独創的な方法論に基づいて有機的に統合し、統合したテクノロジーを感動と機能に変換することで、企業・社会活動に貢献する、スマート コミュニケーション デザイン カンパニーです。
日時
2015/2/9(月) 14:00〜17:30
受付開始は13:30からです。
場所
ヤフー株式会社 ミッドタウン・タワー 11Fセミナールーム(受付は2階)
入場方法
〒107-6211 東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー
- 都営大江戸線「六本木駅」8番出口より直結
- 東京メトロ日比谷線「六本木駅」4a出口側から地下通路を経由し、8番出口より直結
- 東京メトロ千代田線「乃木坂駅」3番出口より徒歩約5分
※ ミッドタウンタワー エスカレーターで2階受付へお上がりください。
注意事項
- 当日の様子は撮影の上、その内容を公開する可能性がありますので、予めご了承ください。
- 会場内は禁煙となります。ご了承ください。(同フロアに喫煙室あり)
- 参加者の皆様にご利用いただくネットワーク環境は現地でお伝えいたします。
注意事項
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※ 最新情報の確認や参加申込手続き、イベントに関するお問い合わせ等は情報提供元ページにてお願いします。
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