三越伊勢丹「AI採寸カスタムオーダースーツ事業」立ち上げ秘話に学ぶ、小売・百貨店のDXのヒント
参加枠 | 申込形式 | 参加費 | 参加者 |
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無料
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先着順 | 無料 | 11人 / 定員15人 |
イベント内容
三越伊勢丹 AI採寸カスタムオーダースーツ事業
「Hi TAILOR」立ち上げ秘話に学ぶ、小売・百貨店のDXのヒント
概要
現在、あらゆる産業において否応無くDXを推進することが求められています。しかしながら現場では事業部とIT部門のコミュニケーションが上手くいかないことによりDXが進まないケースが多いのが実情です。
その要因として、両者を橋渡しするDXマネージャーがいないことが挙げられます。DXマネージャーは事業部とIT部のコミュニケーションを促進し、経営陣からのDX推進要求をプロジェクトに落とし込む存在です。
近年、そのニーズは高まるばかりですが、これまでにない職種のためほとんどの企業で育成ができていません。
その原因としてDXを実際に推進した事例の数が少なく、何をどのように進めていけばいいのかわからない、ということが挙げられるでしょう。今回のセミナーでは、DXマネージャーの奮闘してきた事例として、株式会社三越伊勢丹の篠崎様にAI採寸カスタムオーダースーツ事業「Hi TAILOR」の立ち上げ秘話をお話しいただきます。
現在稼働している「Hi TAILOR」ですが、立ち上げまでにはビジネス面、技術面、組織面と様々な障壁がありました。それをどのように乗り越えDXを実践したのか。
血の通ったケースを通して、小売・百貨店の未来像を一緒に探ります。
Hi TAILORとは?
「Hi TAILOR(ハイ・テーラー)」とは、三越伊勢丹が展開するビジネスウェアのカスタムオーダーサービスです。
カスタムオーダーというと敷居が高い印象ですが「Hi TAILOR」はオンライン上で全ての注文を完結することができます。採寸は身長と体重のデータに加え、スマートフォンで身体を正面と側面から2枚写真を撮るだけでOK!というUXにとことんこだわったシンプルな設計になっています。
「Hi TAILOR」の自動採寸を支えるのは、AI採寸技術「1 measure(ワン・メジャー)」(中国・深圳のTOZI社開発)に加えて、これまで三越伊勢丹の過去15年間で蓄積された約20万件にも及ぶオーダーデータです。
このサービス開発を率いた篠崎様には、「Hi TAILOR」立ち上げの経緯をありのまま語っていただきます。
清水教授について
清水洋教授は、現在早稲田大学商学学術院でイノベーションを専門に研究する経営学者です。
2016年、『ジェネラル・パーパス・テクノロジーのイノベーション』が過去1年間に刊行された経済・経営に関する図書の中から優れた作品を表彰する日経・経済図書文化賞を受賞。
また2017年、『ジェネラル・パーパス・テクノロジーのイノベーション -半導体レーザーの技術進化の日米比較-』で組織学会「高宮賞」を受賞。組織学会は経営学領域で最大規模の学術団体であり、「高宮賞」は若手研究者の優れた研究に対して与えられ経営学の分野で高い権威をもつものです。
清水教授には「Hi TAILOR」から企業がイノベーションを生み出すエッセンスを抽出していただきます。
このセミナーで学べること
伝統的な百貨店においてどのようにDXを達成し、今後の展望を描いているかというケースを元に、経営学の観点から戦略・組織をどうデザインするかを学ぶことができます。
「DXといっても何から手をつけていいかわからない・・・」
「DXを推進する立場であるが現場と上層部の板挟みにあっており立ち往生している・・・」
「デジタルをどうアナログに融合するのが良いかわからない・・・」
このような悩みを打破するヒントが詰まったセミナーです。
タイムスケジュール
時間 | 内容 |
---|---|
16:50〜 | 開場 |
17:00〜17:05 | オープニング |
17:05〜17:50 |
AI採寸カスタムオーダースーツ事業「Hi TAILOR」立ち上げ秘話スピーカー 株式会社 三越伊勢丹 篠崎克志氏 |
17:50〜18:10 |
パネルディスカッション聞き手 早稲田大学商学学術院教授 清水洋氏
モデレーター トレードログ株式会社 中村雅弘 |
18:10〜18:30 | 会場からの質疑応答 |
※ 当日予告なく時間配分・内容が変更になる可能性がございます。
登壇者
篠崎 克志氏
株式会社 三越伊勢丹
MD統括部 デジタル事業グループ 計画推進担当 Hi TAILOR
1985年生まれ。幼少期を海外で過ごし、2008年に株式会社三越伊勢丹へ入社。
紳士服領域の経験を積んだ後2015年にバイヤー就任。プライベートブランドの立ち上げや、素材の調達など今までの百貨店の枠にとらわれない働き方を推進。
2018年より社内のDX化を推進する部署にて新規事業のビジネスモデルを構築、2019年に百貨店発のD2CサービスHi TAILORを事業化。クリエイティブディレクション、デザインのみならずUI/UX、フロントエンド、クリエイティブ制作を内製化できるチームを結成し牽引。
清水 洋氏
早稲田大学商学学術院
教授
日本の経営学者。専門はイノベーション。 現在、早稲田大学教授。イノベーションを企業の戦略や組織構造、産業組織などの観点から歴史的に分析している。 『ジェネラル・パーパス・テクノロジーのイノベーション:半導体レーザーの技術進化の日米比較』において第59回の日経・経済図書文化賞、組織学会の第33回高宮賞を受賞。
オススメする参加対象
- いきなり新設DX部門の責任者になったが、少ないメンバーと低予算で困っている
- ベンダーロックインによって安価かつ迅速な開発ができない
- AIやブロックチェーンなどの新技術に意欲的に取り組める他社と、足踏み状態が続く自社との違いを知りたい
- 様々なツール導入を行ってきたが、組織が変わったとは思えない
- 組織の壁に阻まれ、事業部同士が囚人のディレンマに陥っている
持ち物
なし
参加費
無料
注意事項
※ 参加を辞退する場合は、詳細ページより申込のキャンセルをお願い致します。
※ 無断キャンセル・欠席が続く場合、次回以降の参加をお断りさせていただく場合がございますのでご了承ください。
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