【量子コンピュータ101】Raspberry Piを使って量子コンピューティングを体感してみよう!
イベント内容
このセミナーは、弊社のハンズオンセミナー「【量子コンピュータ101】Pythonで量子コンピューティングを体感してみよう!」と量子コンピューティングについて学ぶ内容は同じですが、Jupyter Notebookは使用せず、Raspberry PiとLEDディスプレイのSenseHAT(またはシミュレーター)を使ってハンズオンを行います。
Raspberry Piを超電導回路方式のゲート型量子コンピュータ「IBM Q」に接続し、ゲート型量子コンピュータのプログラム言語であるOpenQASMで記述されたサンプルコードを使って量子ビットを操作し、結果をヒストグラムやSenseHAT(8x8 LED matrix)で可視化する、量子コンピュータ初学者のためのハンズオンセミナーです。
Raspberry Piから量子コンピュータを操作してみたい方、量子コンピューティングに関心を持つソフトウェアエンジニアの方に適したセミナーです。
量子コンピュータは量子力学や高度な数学にもとづく技術ですが、このセミナーではできるだけ量子論や数式には触れずに、あくまでもプログラマ目線で量子コンピューティングのしくみの基礎的な理解を目指します。
Raspberry Piから量子コンピュータを操作する動画は=>「こちら」でご覧いただけます。
※パソコンをお持ち込みいただくハンズオンセミナーです。 パソコンには事前にReal VNC Viewerのインストールをしてお持ち込みいただきます(詳細は「ご自宅でのご準備」をご覧ください)。Raspberry PiはIBM Q Experienceを介して「IBM Q」に接続します。事前にIBMidにアカウント登録していただきます。
<量子コンピュータとは?>
「量子コンピュータ」は量子力学を応用したコンピュータで、量子特有のふるまいである「量子重ね合わせ」や「量子もつれ」といった性質を応用することで、従来のコンピュータでは時間がかかりすぎる処理を効率よく実行することが期待されています。
こんな方にお勧めします
- Raspberry Piから量子コンピュータを操作してみたい方
- ゲート型量子コンピュータに関心を持つITエンジニアの方
- Raspberry Piを使って最新のコンピュータ・テクノロジーに触れてみたい方
- 量子コンピュータでのプログラミングに触れてみたいソフトウェアエンジニアの方
※Raspberry Piの使用経験は問いません。
この講座で習得するスキル
- ゲート型量子コンピュータの基礎的なしくみがわかります
- 量子ゲートや量子回路の基礎がわかります
- Raspberry Piを超電導回路方式のゲート型量子コンピュータ「IBM Q」に接続できるようになります
- OpenQASMで記述された サンプルコードを使って量子ビットを操作できるようになります
- 演算結果をヒストグラムやSenseHATで可視化できるようになります
受講内容
身近なコンピュータのCPUの基本
- 従来のコンピュータの演算のしくみ 論理ゲートと論理回路
量子コンピュータ概要
- 量子コンピュータとは
- ゲート型量子コンピュータ概要
- ハンズオンで使用する量子コンピュータの概要
実際に動かして量子コンピュータを体感しよう
- ハンズオンの構成と概要
- ゲート型量子コンピュータのプログラミング言語OpenQASM
NOTゲート
- NOTゲートで量子の状態を反転させよう
- NOTゲートと量子の波の性質について
- NOTゲートを動かそう
- QASMプログラムの中身を見てみよう
アダマールゲート
- アダマールゲートでキュビットを1と0の「重ね合わせ」状態にしよう
- アダマールゲートと波の干渉
- アダマールゲートでキュビットを重ね合わせ状態にしよう
- QASMプログラムの中身を見てみよう
- 重ね合わせキュビットとアダマールゲート
- アダマールゲートで重ね合わせ状態のキュビットの状態を変えよう
- QASMプログラムの中身を見てみよう
量子コインフリップゲーム
- 量子コインフリップゲームのトリック「重ね合わせ」の制御を実感
- 量子コインフリップゲームの概要
- 量子コインフリップゲームを量子コンピュータで動かしてみよう
- QASMプログラムの中身を見てみよう
- コインフリップトリックを紐解こう
複数のキュビットを量子もつれ状態にしよう
- キュビットの「量子もつれ」とは
- 2つのキュビットをもつれさせてみよう
- QASMプログラムの中身を見てみよう
- 3つのキュビットをもつれさせてみよう
- QASMプログラムの中身を見てみよう
量子コンピュータで量子テレポーテーションを実験してみよう
- 量子テレポーテーションとは
- 量子コンピュータで量子テレポーテーション
- QASMプログラムの中身を見てみよう
ご受講上のご注意
- このセミナーは、実際に手を動かすことでゲート型量子コンピュータのしくみを体感する、量子コンピューティングにフォーカしたハンズオンセミナーです。量子アニーリング、量子コンピュータの歴史や今後の展望、量子ネットワークや量子暗号といったトピックは扱いません。
- あくまで量子コンピューティングの基本をおさえるのが目的です。課題解決に実用できる知識を得られるものではないことをご理解いただいたうえでご受講ください。
お持ち帰りいただくもの
お申し込み枠 | キット内容 |
---|---|
一般(全教材お持ち帰り) | Raspberry Pi 3 Model B、 AC電源アダプタ、microSD、SenseHAT |
Raspberry Piお持ち込み(SenseHAT, SDカードお持ち帰り) | microSD、SenseHAT |
一般(SenseHAT以外の全教材お持ち帰り) | Raspberry Pi 3 Model B、 AC電源アダプタ、microSD |
Raspberry Piお持ち込み(SDカードお持ち帰り) | microSD |
※SenseHAT(LEDディスプレイ)なしのお申し込み枠で参加される方は、SenseHATの実機ではなくシミュレーターを使用していただきます。
※お持ち帰りいただくmicroSDは、ハンズオン環境構築済のRaspberry Pi用SDカードです。
当日、スライドのハードコピー、Raspberry Piの補足資料等を配布します。
(SenseHATを搭載したRaspberry Pi)
お持ち込みいただくもの
- パソコン(MacまたはWindows)
- Raspberry Pi 3 Model B(またはB+)、Raspberry Pi 4 Model Bのいずれか
- Raspberry Pi専用電源(各モデル用のもの)
【Raspberry Piをお持ち込みいただく方へ】
SenseHATをRaspberry Piに搭載すると、Raspberry Piケースに収納することができません。
Raspberry Piをケースに入れている方は予めご了承ください。
ご自宅でのご準備
受講に必要なパソコン要件は次の通りです。
- USB端子(Type-AまたはType-C)、あるいは有線LAN(イーサネット)端子
- Real VNC Viewer
次の手順でReal VNC Viewer のインストール、IBMid のアカウント登録をお願いいたします。
【RealVNC Viewer のインストール】
1.「https://www.realvnc.com/en/connect/download/viewer/ 」へアクセスします。
2.OS を選択し、「DOWNLOAD VNC VIEWER」をクリックしてダウンロードします。
3.インストーラーを起動してインストールします。
【IBMid のアカウント登録】
「こちら」で「サインイン」をクリックし、IBMへのログイン画面で「IBMidの作成」リンクからアカウント登録をしてください。
※パソコンをお持ち込みできない場合は、info@monoxit.com までご連絡ください。貸出用パソコンをご用意いたします。貸出用パソコンを使用される場合も、IBMidのアカウント登録は受講前にお済ませください。
受講料
お申し込み | 受講料 |
---|---|
一般 | 29,000円(教材費込、税込) |
Raspberry Piお持ち込み | 23,000円(教材費込、税込) |
※SenseHAT(LEDディスプレイ)の実機を使用せずシミュレーターで代用される方は、受講料から4,000円をお引きします。
開講日時
11月15日(日)10時00分~18時00分
終了時間は前後する場合がありますので、予めご了承ください。
近日開催ハンズオン
開催日 | セミナータイトル |
---|---|
11月21日(土) | (オンライン)Raspberry PiでAI×IoT!深層学習人工知能を使ったリアルタイム物体検出 |
11月23日(月・祝) | (オンライン)Raspberry Piで顔認識!「人工知能×顔認識×IoT」を実践するハンズオン |
11月29日(日) | 【量子コンピュータ101】Pythonで量子コンピュータを体感してみよう! |
12月5日(土) | (オンライン)【量子コンピュータ101】Pythonで量子コンピュータを体感してみよう! |
場所
江東区産業会館
定員
8名(各サイトの合計)
※最少催行人数 3名
公開中のオンライン講座
「こちら」で公開中のオンライン講座を紹介しています(物体検出のUdemyコースは会場開催のハンズオンセミナーとは学習内容が異なります)。
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=>@MONOxIT_Tokyo
講師略歴
(株)モノクロスIT 山川 正美
インターネット黎明期、TCP/IPプロトコルスタックの開発とオペレーティングシステムへの組み込み、ルーターやパケット交換機のプログラムのサステイニングに携わる。TCP/IPを使ったインターネットが広く使われるようになったことを機に、北米スタートアップ企業複数社にて20年以上にわたりネットワークエンジニアおよびセキュリティエンジニアとして参画。現在は㈱モノクロスITで、モノを使ったIoTハンズオンセミナーを企画・開催するとともに講師を務め、IT技術を業種や職種を問わずさまざまな人に伝えている。
お問い合わせ
info@monoxit.com
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