【DFFT実現への挑戦】組織を超えたデータ利活用を支えるプライバシーテック

2025/02/19(水)18:30 〜 20:00 開催
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イベント内容

【DFFT実現への挑戦】組織を超えたデータ利活用を支えるプライバシーテック

イベント概要

データが経済の原動力となる時代において、日本は「DFFT(Data Free Flow with Trust:信頼性のある自由なデータ流通)」 ※1 という概念を世界に発信し、その実現に向けた国際的な枠組みづくりを主導しています。デジタル化が遅れているとされる日本が、データ利活用・データガバナンスでどのように競争力を高め、成長していくのか――その鍵を握るのがDFFTです。

DFFTは、2019年に日本政府がG20で提唱し、2023年からはOECDの下で立ち上がったIAP(Institutional Arrangement for Partnership)をはじめとする国際的な枠組みを通じて具体化が進められています。この背景には、各国がデータ主権を強化することでデータの流通が分断されるリスクがあり、日本がルール形成の主導権を握ることで、新たな経済成長のチャンスを生み出す狙いがあります。

例えば、車は今やデータの塊と言われるように、自動車産業をはじめとした様々な分野で、膨大なデータが日々生成・活用されています。これらのデータを安全かつ自由に流通させることが、今後のイノベーションの加速と競争力向上につながります。しかし、その実現には、データの安全性とプライバシーを確保する技術が不可欠です。

そこで注目されるのが、「秘密計算」を含むプライバシーテック(PETs: Privacy Enhancing Technologies)です。プライバシーテックは、異なる組織や国をまたぐデータ連携を可能にし、DFFTの実現を支える技術的基盤となり得ます。実際にプライバシーテックはDFFT実現における重要な論点となっており、データの自由な流通を促進するための信頼性を確保するための技術と期待されています※2。これにより、自動車産業をはじめとする幅広い分野でのデータ活用が促進され、官民が一体となって日本の成長を支える環境が整っていくでしょう。

本イベントでは、DFFTの意義と日本発信の背景を振り返りつつ、今後の日本経済の成長戦略としてDFFTがどのように機能し得るのか、そしてそこにプライバシーテックがどのように貢献するのかを議論します。

※1:デジタル庁 DFFT
※2:OECD Data free flow with trust

※オフライン・現地参加希望の方は、Peatix募集ページよりご応募ください。
Peatix申し込みリンク:https://privacytech-assoc7.peatix.com

こんな方におすすめ

  • DFFTに関連する情報収集をされている方
  • 生成AI時代の「プライバシー」に関する課題に興味のある方
  • 自社で保有するデータを安全かつ効果的に活用したいと考えている新規事業担当者の方
  • データ連携を視野に入れ、新たなビジネスモデルを模索しているDX推進者
  • DFFT含む、行政の施策をリサーチしている政策渉外担当者

開催概要

日時:2025年2月19日(水)18:30 - 20:15
開催方法:オフライン、オンラインのハイブリッド開催
オフライン会場:東京都港区六本木一丁目9番9号 六本木ファーストビル内、JIPDEC内
オンライン会場:YouTubeライブ配信
参加料:無料(オフライン参加のみ有料)
主催:プライバシーテック協会
協力:一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
参加方法:イベントページからご登録いただいた方

※オフライン・現地参加希望の方は、Peatix募集ページよりご応募ください。
Peatix申し込みリンク:https://privacytech-assoc7.peatix.com

タイムライン

時間 内容 登壇者
18:30 -18:35 はじめに プライバシーテック協会事務局
18:35 -18:50 登壇① 目黒麻生子氏(デジタル庁 国際データ戦略・国際担当企画官)
18:50 -19:00 登壇② 坂下哲也氏(一般財団法人日本情報経済社会推進協会 JIPDEC 常務理事 )
19:00 -19:30 トークセッション 登壇者全員
19:30 -19:35 おわりに・アンケート プライバシーテック協会事務局
19:35 - 20:15 懇親会
※現地参加の方のみ

※ 当日予告なく時間配分・内容が変更になる可能性がございます。

登壇者

目黒麻生子 氏

デジタル庁 国際データ戦略・国際担当企画官
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東京大学で国際関係学の修士号を取得後、アムステルダム法科大学院にて法学修士(LLM)を修了。アムステルダム国際法センター(ACIL)博士号(2025年修了予定)。2010年に経済産業省に入省し、通商機構部(当時)に配属。その後、2016年よりアムステルダム大学国際法センターに常勤研究員として所属し、2018年以降は非常勤研究員として研究活動を継続。2018年から2021年まで欧州委員会DG CONNECTの法務官を務め、デジタル政策や国際法務に従事。2021年からは経済産業省商務情報政策局国際室において、総括補佐として国際連携業務を担当。2022年には同室の室長として、G7デジタル技術閣僚会合やDFFT(Data Free Flow with Trust)を含む多国間交渉を主導。2023年7月からデジタル庁に出向し、Data Free Flow with Trustの推進を担当する傍ら、G7、OECD、二国間戦略パートナーシップ国際交渉におけるデジタル庁の交渉官を務める。

DFFTにかける目黒氏の思い、考えはこちらの動画をご視聴ください▼
https://digital-agency-news.digital.go.jp/articles/2024-07-11


坂下哲也 氏

一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) 常務理事
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2012年一般財団法人日本情報経済社会推進協会・電子情報利活用研究部部長に就任し、2015年より現職。電子情報利活用研究部、認定個人情報保護団体事務局を統括。データ活用の推進と個人情報の保護のバランスを中心とした、データ利用に関する調査研究や、個人情報保護、デジタルトランスフォーメーションについての自治体・民間などの支援に従事。

竹之内隆夫 氏

プライバシーテック協会 事務局長 / 株式会社Acompany パブリック・アフェアーズスペシャリスト
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 2005年、日本電気株式会社(NEC)に入社。匿名化や秘密計算などの研究開発および事業開発に従事。その後、法律の専門家と連携を開始。情報処理学会の会誌『情報処理』にて、堀部政男先生に「プライバシーを守ったITサービスの提供技術」というタイトルで執筆を依頼(情報処理学会 情報処理, Vol.54, No.11, 2013)。
2019年、株式会社デジタルガレージに入社し、秘密計算の事業開発に従事。2020年、一般社団法人データ社会推進協議会(DSA)の「秘密計算活用WG」設立、2021年「秘密計算研究会」設立し、プライバシーテック(PETs)の啓蒙活動を強化。
2022年、LINE株式会社(現 LINEヤフー株式会社)に入社し、差分プライバシーと連合学習の事業開発などに従事。同年、プライバシーテック協会の設立支援とアドバイザーに就任。
2024年7月、株式会社Acompanyへ入社。
博士(工学)、経営学修士。

注意事項

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