最小二乗モンテカルロ法による転換権付配当優先株式の評価 午後の部

2025/02/21(金)14:00 〜 17:00 開催
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参加枠申込形式参加費 参加者
一般
先着順 35,500円
現金支払い
1人 / 定員10人

イベント内容

■このセミナーはオンライン会議システム「Zoomミーティング」で開催します。 



 ベンチャー企業や再生企業への投資には非常に高いリスクが伴います。この高いリスクを軽減させる方法として、種類株式の発行があります。これは普通株式とは異なる条件を付した株式で、構造が複雑な分、評価も難しくなります。種類株式がより活発に利用されるためには、その評価の基本概念と評価方法の確立が必須です。また、付した条件により、結果がどのように影響されるかを理解することも大事です。その点で、転換権付配当優先株式は、学習教材として最適です。 
 本セミナーでは転換部分の構造とその結果を理解します。評価をより正確にするために最小二乗モンテカルロ法を用います。条件を変えるとどのように結果が変わるのかを図表を用いてイメージで理解します。

1.アメリカンオプションの評価:最小二乗モンテカルロ法

2.転換権付配当優先株式の構造:基準日(行使価格調整)と取得価格(行使価格)

3.転換の仕組みとキャッシュフローの流れ:エクセルによる確認

4.転換権付優先株式の評価:最小二乗モンテカルロ法による評価

5.取得価格の調整の方法と結果への影響:取得価格の下限とその意味





■目標
初心者のために種類株式の意義とその仕組み、活用方法を説明します。また、簡単な方法で複雑で多様なオプションの評価ができることを理解します。そうすることで、資金調達の手段として、また新たな投資機会として、種類株式がより身近なものに感じられます。

■PC
PythonがPCにインストールされていた方が、理解を深めるのに有効です。
Pythonは評価の確認に使うだけですので、特に必要ではありません。
また、Pythonのコードを見て学習したい人には得難い体験となると思います。

■受講対象者
初心者の方を対象にしています。
種類株式、特に転換権付優先株式に興味のある方であればどなたでも参加可能です。



◇午前・午後の両講座の同時お申し込みで午後の講座が30,000円に割引になります◇
午前の部はこちらでご案内しています。
転換権付配当優先株式入門 午前の部



参考文献:
フィナンシャルエンジニアリングbyジョンハル(きんざい)
種類株式の評価事例(日本公認会計士協会、経営研究調査会研究報告第53号)



【講師紹介:森谷博之(もりやひろゆき)氏 】
オックスフォードファイナンシャルエデュケーション,MBA(Strath),MBA(HW),MSc(London).国際機関、金融機関で勤務後、大学での教育活動に従事。実務家向けセミナー多数。
主な訳書:「物理学者ウォール街を往く」(東洋経済新報社)。
主な著書:「Python3ではじめるシステムトレード改訂版」(パンローリング)
※録音・録画・ビデオ撮影はご遠慮ください。

主催 金融財務研究会

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