グローバル転換社債市場の役割と仕組み -事例で学ぶ転換社債とワラントと株式の希薄化

2025/04/03(木)13:30 〜 16:30 開催
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参加枠申込形式参加費 参加者
一般
先着順 31,500円
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0人 / 定員10人

イベント内容

講演趣旨

転換社債のもつ役割と性質は、その発行の目的により大きく異なります。たとえば、非上場企業の債務再編と新興上場企業の資金調達コストの抑制では、その役割に大きな違いがあり、構造にも償還条件や転換条件などに相違が見られます。またワラントにより、転換後の株式の発行量を制御することで、株式の希薄化を抑える役割を果たすこともあります。

 複雑な構造をもつ資金調達手段の評価は、難しく、伝統的なインカムアプローチやコストアプローチではなく、オプション理論を用いた方法が使われることもあります。このような複雑な構造と役割を持つ資金調達手段について学ぶには、実際の事例を通じて具体的な状況や評価方法を理解することが重要です。
 そこで本セミナーでは、新興上場企業の事例を参考に、転換社債の持つ役割と性質を深く理解し、評価の実務における課題解決や意思決定に活かせる知識を得ることを目指します。

●本セミナーはどなたでも応募できますが、反社会組織の人は参加できません。●講演はZoomで行います。●「LIVE配信」に応募されますと、「動画配信」も利用できます。●応募後のキャンセルはご遠慮ください。開催当日の「LIVE配信」への参加が不都合となった場合は「動画配信」のみのご利用となります。その場合も料金は変わりありません。●最初から「動画配信」のみの応募もできます。●「動画配信」は、セミナー終了後、約3営業日後に配信を開始します。視聴期間は視聴開始から4週間です。

講師紹介

森谷 博之 (もりや ひろゆき) 氏

 1987年より東京の外資系金融機関において国際債券投資、デリバティブ業務に従事、1991年には米国 LOR(Leland O’Brien Rubinstin)社とともにカレンシーオーバーレイ業務を東京で開始。1995年、アフリカ開発銀行勤務、象牙海岸共和国、アビジャン。国際債券市場からの資金調達、ALM 業務に従事するとともに数々の政策立案に参画。
 1980年上智大学理工学部化学科卒、1986年ストラッスクライド大学 MBA 取得、1998年エジンバラビジネススクール MBA 取得、1999年ロンドン大学 SOAS 金融経済学修士取得、1999年9月オックスフォードファイナンシャルエデュケーション設立、代表取締役社長。2000年4月住商キャピタルマネジメント上級顧問。
 主な訳書「物理学者ウォール街を往く」(東洋経済新報社)。主な著書「Python3 ではじめるシステムトレード改訂版」(パンローリング)

講演項目

1. 転換社債入門

 ・基本的な性質と役割、転換社債市場の動向、評価の基本
2. 発行条件の設計と安全性
 ・転換価格、転換比率、構造の役割
3. デルタヘッジと発行戦略
 ・株式希薄化の制御、オプション理論の応用、発行時のリスク管理
4. 事例の探索と分析
 ・米国市場とEDGAR、構造と効果


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