

インクルーシブデザインスタジオ CULUMU
開催予定のイベント

社内ピッチを「発表会」で終わらせない。熱量と事業化につなげる場の設計・運営...
2026/08/20(木)開催

| 参加枠 | 申込形式 | 参加費 | 参加者 |
|---|---|---|---|
オンライン視聴 | 先着順 | 無料 | 0人 / 定員10人 |
アンケートを実施する。インタビューで要望を聞く。試作品への感想を集める。
ユーザーの意見を取り入れるための方法は数多くあります。しかし、言葉として表れた要望だけを製品に反映しても、日常生活の中にある本質的な困りごとを捉えられるとは限りません。
とりわけ、発達障害(神経発達症)の特性による身体の動かしにくさがある子どもたちは、自分がどこで困っているのか、なぜ使いにくいのかを、言葉だけでは十分に説明できないことがあります。
ランドセルを開ける。必要なものを取り出す。荷物を整理する。忘れ物がないように準備する。多くの人にとっては何気ない動作でも、子どもによっては、毎日繰り返される大きな負担になっています。
フットマーク株式会社のランドセルリュック「ぴったセル」は、こうした子どもたちの日常に向き合い、発達障害(神経発達症)のある子どもたちを、単なる調査対象ではなく、製品開発を導く「リードユーザー」として迎えることから生まれました。
子どもたち自身が、日記や動画、試作品の使用などを通じて、日常の困りごとや工夫を伝えます。開発チームは、その言葉だけでなく、行動や使い方、つまずき方を観察しながら、試作と検証を重ねました。
しかし、当事者の声を起点にした製品開発は、単に要望を聞き、そのまま機能に置き換えるだけでは進みません。
特定の子どもに合う工夫を、どのように多くの子どもが使いやすい製品へ広げるのか。
言葉になりにくい困りごとを、どのように製品の要件へ変換するのか。
開発期間やコスト、製造上の制約がある中で、どこまで試作と検証を重ねるのか。
当事者の意見が異なる場合に、何を基準として判断するのか。
インクルーシブデザインを製品開発として実践するためには、当事者への共感だけでなく、観察、解釈、試作、検証、意思決定を一貫して設計する必要があります。
本ウェビナーでは、「ぴったセル」の開発プロセスを題材に、子どもたちの切実な困りごとを、どのように具体的な製品へと落とし込んでいったのかを紐解きます。
次のような状態になっていませんか?
特に、以下の観点を中心に扱います。
自社の製品開発を見直すための観点
ユーザーの声を十分に聞けているかだけでなく、声の背景にある生活上の困りごとや行動を捉えられているかを見直すための視点を持ち帰れます。
当事者と共創するための役割整理
当事者を調査協力者として扱うのではなく、問いを立て、試作を評価し、開発を導くリードユーザーとして迎えるための考え方を整理します。
本質的なニーズを製品要件へ変換する方法
当事者の発言、行動、つまずき、工夫をどのように読み解き、製品の構造や仕様へ落とし込むのか、その基本的なプロセスを学べます。
インクルーシブデザインとは何か
インクルーシブデザインを、単に多くの人が使える製品をつくる手法としてではなく、これまで開発から取り残されてきた人の経験を起点に、製品やサービスの前提を問い直すアプローチとして解説します。
子どもたちをリードユーザーとして迎える意味
発達障害(神経発達症)のある子どもたちを、保護や支援の対象としてではなく、独自の経験と工夫を持つ開発パートナーとして捉える考え方を紹介します。
言葉になりにくい困りごとを捉えるリサーチ
子どもたちの日記、動画、行動観察、試作品の使用などを通じて、本人も言語化しにくい困りごとをどのように把握したのかを紐解きます。
少数の「使いにくい」を見過ごさない開発判断
多数のユーザーにとって問題がなくても、一部の子どもにとって深刻な使いにくさが残ることがあります。少数の声を例外として扱わず、製品開発の起点に変えるための判断について考えます。
「ぴったセル」に反映された製品上の工夫
ランドセルの開閉、荷物の出し入れ、整理、背負いやすさなど、子どもたちが日常で直面する負担を、どのように製品の構造やデザインへ反映したのかを紹介します。
プロトタイピングと検証の進め方
最初から完成形を目指すのではなく、試作品を実際に使ってもらい、子どもたちの反応や行動を確かめながら改善を重ねるプロセスを取り上げます。
16:00〜16:15|オープニング・インクルーシブデザインの基礎解説
CULUMUより、インクルーシブデザインの基本的な考え方と、当事者をリードユーザーとして迎える製品開発の進め方を解説します。
16:15〜16:50|エピソード紹介
「子どもたちがリードした『ぴったセル』開発秘話」
子どもたちとのリサーチ、試作と検証、製品仕様への反映、多職種による開発体制など、「ぴったセル」が生まれるまでの舞台裏をお話しします。
16:50〜17:00|質疑応答・クロージング
(※)当日の質疑応答パートでは、限られた時間を有効に活用するため、皆様から事前にいただいたご質問を中心にお答えいたします。
インクルーシブデザインの実践におけるお悩み、子どもや障害のある人との共創リサーチ、当事者の声を製品要件へ反映する方法、フットマーク・CULUMUへのご質問などがございましたら、チケットお申し込み時に表示されるフォーム(事前アンケート)の該当項目へ、ぜひご記入ください。
CULUMUは、企業課題と社会課題の解決を共に目指すインクルーシブデザインスタジオです。当事者との共創プロセスを通じて、すべての人が使えるサービスとプロダクトを設計し、企業の競争力向上と社会的価値の創出を同時に実現します。
CULUMUは、大企業・自治体・スタートアップなどに対し、インクルーシブデザイン、UXリサーチ、サービスデザイン、アクセシビリティ改善に関する支援を行っています。
インクルーシブデザインスタジオCULUMUの提供サービスをご紹介します。インクルーシブデザインに基づくイノベーションコンサルティングをはじめとして、さまざまなサービスを提供しています。
インクルーシブデザインスタジオCULUMUは、高齢者や障がい者、外国人など、多様な当事者と共創し、事業開発を支援する専門家集団です。最大の特徴は、6,000以上の非営利団体とのネットワークを活かした独自の調査パネルです。
これまでリーチが困難だった人々とのマッチングや定性調査を可能にし、その仕組みは「当事者と近い距離で開発を支援する」と高く評価され、2024年度グッドデザイン賞を受賞しました。大手企業からスタートアップまで100件以上の取引実績があり、NPOや研究機関などのパートナーと共に、社会課題解決やDE&Iを推進するプロジェクトを多数手掛けています。

佐藤 徹(さとう とおる)
株式会社STYZにて、SDGs・CSR・パーパスを軸とした企業向けコンサルティングや新規事業開発支援を手掛ける。医療・福祉、文化・芸術継承など多岐にわたる非営利団体の運営支援にも従事し、幅広い視点でクライアントの課題解決に取り組む。
「当事者発想ラボ」では、当事者発想と生成AIを掛け合わせ、複雑化する社会課題を構造的に捉え直し、多様なステークホルダーとともに問いを設定し、社会的インパクトの設計と検証、調査研究・新規事業開発、コンテンツマーケティングや啓発に従事している。
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