ITエンジニア残業ゼロの働き方 〜現場で本当に使えた仕事効率化の法則95

書籍情報

発売日 : 2022年02月24日

著者/編集 : 田中 聡

出版社 : 技術評論社

発行形態 : 単行本

書籍説明

内容紹介

“本当は先に帰りたいのに周りの目が…”“そもそも自分の仕事も終わらない…”“残業続きの疲れでますます成果が出せない…”こんな悩みを抱えながら、つい残業していませんか?残業0を実現した著者による渾身の働き方改革!

目次

■はじめに

■序章 脱・残業で成果と自分の時間を取り戻せ
■■1 専門家ではなく作業員として見られるエンジニア
■■2 残業が定着してしまう2つの理由
■■3 残業をしてしまうと「社畜のスパイラル」にはまる
■■4 残業で犠牲にしている4つのもの
■■5 残業をやめるために越えなければならない2つの壁

■第1章 残業をやめるための6つの鉄則
■■01 すべてのタスクを終わらせる必要はない
■■02 時間は命だと常に意識する
■■03 エンジニアも「即断、即決、即実行」で仕事する
■■04 完璧主義を捨てる
■■05 一貫性と実績を意識して自信を持つ
■■06 「残業しない」と強く決断する

■第2章 きっちり定時でタスクを終えるための自分管理術
■■07 25分×10回の集中で1日の成果は出せる
■■08 大きな仕事から時間を確保する
■■09 小さな仕事は合間時間を利用して処理する
■■10 頭を使う仕事は午前中に持ってくる
■■11 昼休みを1日の中間点にする
■■12 15分単位で仕事をする
■■13 デスクにいない時間を有効に利用する
■■14 翌日の計画で1日を終える
■■15 週ごと、月ごとの計画をきちんと立てる
■■16 移動時間を有効に使う
■■17 パフォーマンス維持のために「休憩」も必要
■■18 自分の時間を奪うものを排除する
■■19 必要な書類やデータファイルを常に整理する
■■20 時間の浪費には付き合わない
■■21 デスク上には必要なものだけを出す
■■22 PCのデスクトップアイコンを最小限にする
■■23 判断を先延ばしにしない3つの方法
■■24 「やったほうが良い」ことではなく「やるべき」ことをやる
■■25 「ドキュメントを残す」という発想を捨てる
■■26 思いついたことはすぐメモを取る
■■27 「思いつき」でやる前に、アイデアをたくさん出す
■■28 メールは決まった時間だけ見る
■■29 自動化できる作業は自動化する
■■30 PDCAサイクルで改善点を見つける
■■31 デバッグの考え方で働き方を改善する

■第3章 システム開発の現場できっちり成果を出す
■■32 エンジニアに求められていることを理解する
■■33 「言われたとおりに動かなければならない」という固定観念を捨てる
■■34 「指示待ち状態」では自分の時間をコントロールできない
■■35 仕事を邪魔する自分のこだわりを捨てる
■■36 プロジェクト内の次の問題を常に把握し続ける
■■37 上流工程にたっぷりと時間をかける
■■38 リスク管理をきちんとおこなう
■■39 「うまく進めること」だけでなく、「うまく復旧すること」も考える
■■40 「できない」とは言わず代替案を出す
■■41 できるだけルールで問題を解決しない
■■42 開発技術だけでなく、調査技術も身につける
■■43 自分で調べるべきこと/人に聞くべきことを区別する
■■44 必要がない会議にはできるだけ出ない
■■45 会議は終わりの時間も守る
■■46 会議では「次のアクション」を明確にする
■■47 判断の基準となる優先順位を決めておく
■■48 自分の武器を把握する

■第4章 コーディングを効率アップする
■■49 ソースコードを純資産にする
■■50 ライブラリや過去のコードを積極的に使う
■■51 ツールやライブラリのライセンスは必ず確認する
■■52 ソースコードはきれいな状態を維持する
■■53 変数や関数の名前にこだわる
■■54 「30秒ルール」で関数を書く
■■55 モジュール化と抽象化を使いこなす
■■56 「誘導」を意識してコード設計をする
■■57 時には力技も必要
■■58 直感的に理解できるソースコードを書く
■■59 重要なことはコメントに書いておく
■■60 コメントアウトするくらいなら削除する
■■61 ごちゃごちゃしてきたら思い切って根本から変える

■第5章 信頼を得られるコミュニケーション能力を身につける
■■62 エンジニアにとって大切なのは「聞く」力
■■63 話を聞く時には手を止める
■■64 「言った」と「伝えた」は違う
■■65 対人でもあいまいさを排除して明確に伝える
■■66 専門用語に頼らない
■■67 相手の態度は自分の態度次第でコロコロ変わる
■■68 説得するだけでは、相手は納得しない
■■69 批判をするなら「人」ではなく「事」に
■■70 悪いことを指摘するときは、「良いこと」も同時に伝える
■■71 メールの往復回数を意識する
■■72 質問をするときにはYes / Noクエスチョンで
■■73 自分が信頼されるためには、まず相手のことを信頼する
■■74 「信頼の貯蓄」を始めよう
■■75 “予知能力”を発揮して、絶大な信頼を勝ち取る
■■76 知識を相手のために正しく使う
■■77 誰の責任かではなく、自分で責任を取れる部分を考える
■■78 こまめに状況を報告する
■■79 悪い報告もきちんとする
■■80 「いつまでに終えるか」をきちんと伝える

■第6章 定時で成果を出すためにエンジニアスキルを高める
■■81 良い会社員と良いエンジニアは同じではない
■■82 分野のスペシャリストになる
■■83 会社員のメリットを最大限に利用する
■■84 会社の常識は世間の非常識
■■85 自分がやってきた業務・調査を記録する
■■86 自分だけの業務知識を蓄積する
■■87 広い分野に興味を持つ
■■88 セミナーや勉強会などに参加してみる
■■89 学んだことを実践する
■■90 情報を発信する
■■91 自宅でプログラミングをやってみる
■■92 人に教えてみる
■■93 自分のもうひとつの専門を持ってみる
■■94 職場の外とのつながりを大切にする
■■95 キャリアの計画をきちんと立てる

著者情報

田中 聡
●田中聡(たなか さとし) フリーランス・エンジニア、研修講師(プログラミング、データ解析、統計学)。 1998年東京工業大学理学部情報科学科卒業。 2000年北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科卒業。 塾講師(高校数学・物理)を経た後、エンジニアに転職。14年間の会社員生活の間に、中小企業の下請プログラマーから大手企業のプロジェクトリーダーまでを経験する。主に大学や研究所の実験データの管理・解析・可視化のシステムを開発。 当初は100時間以上の残業をおこなっていたが、途中でそのような働き方・生活を危惧し残業をしない働き方を決意。月残業ゼロと、有給消化100%を実践する。 現在は会社員時代の人脈を武器に、フリーランス・エンジニアとして独立。栃木の自宅で受託開発をおこなう。また、プログラミングやデータ解析・統計学の研修講師の仕事も務めている。趣味はトライアスロン。
田中, 聡, エンジニア