GAFA next stage ガーファ ネクストステージ

書籍情報

発売日 : 2021年12月03日

著者/編集 : スコット・ギャロウェイ/渡会 圭子

出版社 : 東洋経済新報社

発行形態 : 単行本

書籍説明

内容紹介

コロナで肥え太った巨大帝国。彼らは何を壊し、何を創るのか?世界的権威が示す、GAFA+X時代の希望。「青い聖騎士」の登場、「プロダクト時代」のはじまり、「フライホイール」「ランドル」をつくれ、彼らの「新たな獲物」を予言する、「最強のディスラプター」の8つの特徴…ほか。

目次

イントロダクション
 新型コロナは「時間の流れ」を変えた
 「GAFA+α」はパンデミックでより強大になった
 極小のウィルスが「特大の加速装置」になったわけ
 危機はチャンスをもたらすが、それが平等とはかぎらない
 痛みは「弱者にアウトソーシング」された

第1章 新型コロナとGAFA+X
 強者はもっと強くなり、弱者はもっと弱くなる。あるいは死ぬ
 危機を生き残れた企業がやったこと
 ポスト・コロナで勃興する新ビジネス
 「他人を搾取するビジネス」は危機にも最強
 パンデミックはすべてを「分散化」させる
 「ブランド時代」が終わり、「プロダクト時代」がやってくる
 プロダクト時代を支配する「赤」と「青」のビジネスモデル
 「赤」と「青」に分岐する世界

第2章 四騎士GAFA+X
 加速する「GAFA+X」の支配
 「GAFA+X」の3つの力の根源
 搾取:GAFA+Xだけが持つ最強の装置「フライホール」
 メディアはGAFA+Xの次なる主戦場
 テック企業が大きくなれば問題も大きくなる
 GAFA+Xに対抗する
 GAFAが自らにかけた「成長」という呪い
 最強の騎士アマゾン
 青の騎士アップル
 赤の2大巨頭、グーグルとフェイスブック

第3章 台頭するディスラプターズ
 ディスラプタビリティ・インデックス
 「加熱」の一途をたどるスタートアップ業界
 ユニコーンの誕生
 カリスマ創業者が語る「ヨガバブル」というたわごと
 カネ余りとGAFAがディスラプターに力を与える
 「最強のディスラプター」が持つ8つの特徴
 勃興するディスラプターズ

第4章 大学はディスラプターの餌食
 ディスラプションの機は熟している
 大学に大変革を起こす力
 パンデミックがディスラプションの引き金を引いた
 大学を襲うディスラプションの大波
 大学の改善に向けた提言

第5章 資本主義の暴走に対抗する
 あまりにも無力になった政府
 資本主義の功罪
 資本主義のブレーキを握る政府の役割
 資本主義(社会の階段を登る場合)+社会主義(社会の階段を降りる場合)=縁故主義
 縁故主義と不公平
 アメリカで生まれた「新たなカースト制」
 搾取経済
 政府のことを真剣に考えよ
 政府がパンデミックですべきだったこと
 ディスラプターズとの闘い
 いましなければならないこと

著者情報

Galloway, Scott, 1964-
スコット・ギャロウェイ
スコット・ギャロウェイ ニューヨーク大学スターン経営大学院教授 ニューヨーク大学スターン経営大学院教授。MBAコースでブランド戦略とデジタルマーケティングを教える。連続起業家(シリアル・アントレプレナー)としてL2、Red Envelope、Prophetなど10の会社を起業。ニューヨーク・タイムズ、ゲートウェイ・コンピュータなどの役員も歴任。2012年、クレイトン・クリステンセン(『イノベーションのジレンマ』著者)、リンダ・グラットン(『ライフ・シフト』著者)らとともに「世界最高のビジネススクール教授50人」に選出。 著書『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』(渡会圭子訳、東洋経済新報社)は15万部のベストセラーになったほか、「ビジネス書大賞2019 読者賞」「読者が選ぶビジネス書グランプリ2019 総合第1位」の2冠を達成、日本にGAFAという言葉を定着させた。
渡会 圭子
渡会 圭子(ワタライ ケイコ) 翻訳家 翻訳家。上智大学文学部卒業。主な訳書に、スコット・ギャロウェイ『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』(東洋経済新報社)、ロバート・キンセル/マーニー・ペイヴァン『YouTube革命 メディアを変える挑戦者たち』、マイケル・ルイス『かくて行動経済学は生まれり』(以上、文藝春秋)、エーリッヒ・フロム『悪について』(ちくま学芸文庫)などがある。
渡会, 圭子, 1963-