SCSKクラウドソリューション の技術ブログ

AWS Lambdaプロキシ統合の利用有無による入出力の違いについて (Amazon API Gateway + AWS Lambda)

本記事は TechHarmony Advent Calendar 2024 12/17付の記事です 。 どうもSCSK齋藤です。 今回は Amazon API Gateway と AWS Lambda を結びつけた際の、Lambdaプロキシ統合の利用有無によって変わる入出力の違いを書いていきたいと思います。 なお、本ブログで解説するAPI Gatewayは、「input」というパスパラメータでAPIに情報を連携し、Lambda側でステータスコードと一緒にパスパラメータの値をそ

「Zabbix Conference Japan 2024 パートナーミーティング」で、 Partner of the Year 2024 を受賞

こんにちは、SCSK株式会社の谷川です。 このたび、SCSKはZabbix のパートナーミーティングでPartner of the Year 2024を受賞致しました!! 「Zabbix Conference Japan 2024パートナーミーティング」で、Partner of the Year 2024を受賞     Partner of the Yearとは オープンソースの監視ソフトウェアベンダーであるZabbix Japan LLC (以下 Zabbix社)が開催したパートナーイベント「Zabbix Conference Japan 2024 パ

Catoクラウド 2025年の価格改定(Pricing Update)について

Catoクラウドの2025年2月より適用される価格改定について解説しています。記事内で実際のCatoクラウド価格についての記載はございません。   はじめに 今回の価格改定については、昨年同様 Cato Networks社から2024年11月に Pricing Update としてパートナーへアナウンスが行われたものとなります。 昨年も同時期に価格改定があったので、今後は毎年実施される可能性がありま

Zabbix7.0の性能限界を調査してみた

本記事は  TechHarmony Advent Calendar 2024 12/16付の記事です 。 こんにちは。SCSKの上田です。 今回は、2024年6月にリリースされた Zabbix7.0 の 性能限界 を調査してみました。本内容は、2024年11月に開催された Zabbix Conference Japan 2024 において、弊社が発表した内容になります。 当日の発表を見ていただいた方も、見逃してしまった方も、是非ご覧ください。 Zabbix Conferenceとは? Za

Amazon CodeCatalyst で Terraform を使用する

こんにちは、稲葉です。 Amazon CodeCatalystでTerraformを使用する方法を学習したのでご紹介いたします。 構築する環境 Amazon CodeCatalystで以下のようなパイプラインを作成します。 featureブランチからにpushされたとき、検証環境にリソースを作成するようにします。 mainブランチからにpushされたとき、本番環境にリソースを作成するようにします。 本記事では以下のようなVPCを

【Catoクラウド】ADからユーザをプロビジョニングしてみた

本記事は TechHarmony Advent Calendar 2024 12/14付の記事です 。 こんにちは。SCSKの中山です。 今回はアドベントカレンダー企画ということで、ネタに困ってしまったので、ずっと放置してきたLDAP(AD)連携周りの検証をゆるーく検証し、まとめてみようかと思います。 実はCatoをご利用のお客様もほとんどがEntra IDを利用されていて、オンプレADを利用されているお客様は意外と少な

Amazon SESでDMARC対応した会社メールアドレスを使うには

SCSK 永見です。 私が管理しているAWS環境では、aws health aware ( https://github.com/aws-samples/aws-health-aware )で、health eventをメール送信しています。 その中で使われているAmazon Simple Email Service ( 以下「SES」) に、fromアドレスとして会社ドメイン(@scsk.jp)の自分自身のメールアドレスを指定しています。 そんな中、社内の迷惑メール対策として、DMARC対応をする動きがありました。 この

【Amazon Athena】Athena初心者のための基礎知識と基本操作

こんにちは。SCSK池宮です。 今さらながら、先日Athenaデビューしました。 初心者にも非常に扱いやすいサービスですが、私と同じように「いざコンソールに入るとどこから始めていいか…」と悩んでしまう方向けに基本操作をまとめてみました。 お役に立ちましたら幸いです。 Amazon Athenaとは Amazon Athenaとは、S3上のデータに対し、サーバレスでクエリを行うことができる

Catoクラウドにおけるセキュリティ監視について

本記事は TechHarmony Advent Calendar 2024 12/13付の記事です 。 SCSK 技術ブログ「TechHarmony」で今年も12月1日から25日までのアドベントカレンダー企画が開催されており、Catoクラウドチームは、12/5から12/14の10記事を担当しています。ちなみに、昨年(2023年)は、7記事を担当しました。 さて、今回は比較的問い合わせが多い、SOC、つまりCatoクラウドにおけるセキュリティ監視、運

Storage Browser for Amazon S3 のアクセスログを取得・検索する [AWS CloudTrail 利用]

こんにちは、広野です。 以下の記事で、Storage Browser for Amazon S3 の実装方法を紹介しました。 【re:Invent 2024 発表】Storage Browser for Amazon S3 を React アプリに組み込みました 2024/12/1 に GA されました Storage Browser for Amazon S3 を既存 の S3 と React アプリに組み込みました。(AWS Amplify, Next.js 不使用) blog.usize-tech.com 2024.12.09 また、追加記事でダウンロードを禁止する設定にしました。 St

Storage Browser for Amazon S3 でダウンロードを無効にする

こんにちは、広野です。 以下の記事で、Storage Browser for Amazon S3 の実装方法を紹介しました。 【re:Invent 2024 発表】Storage Browser for Amazon S3 を React アプリに組み込みました 2024/12/1 に GA されました Storage Browser for Amazon S3 を既存 の S3 と React アプリに組み込みました。(AWS Amplify, Next.js 不使用) blog.usize-tech.com 2024.12.09 しかしながら、このままではセキュリティがザルなので、実用

CatoクラウドのCLIやTerraformプロバイダが公開されました!

本記事は TechHarmony Advent Calendar 2024 12/12付の記事です 。 2024年11月18日のCatoクラウドのアップデート情報 にて、Catoクラウドの管理操作や設定作業に利用できるツールのソースコードを GitHub 上で公開したと唐突にアナウンスされました。 今回のブログ記事では、実際にどのようなものが公開され、どのような時に活用できるものなのか紹介したいと思います。 GitHub 上で公

【AWS】ベストプラクティスに準拠してアクセスキーを利用したい

こんにちは。SCSK渡辺(大)です。 人生初のIDEとしてCloud9を使っていたのですが、とある理由からVisual Studio Codeを使いたくなりました。 Visual Studio CodeからAWSリソースにアクセスするには、アクセスキーが必要になります。 そこで今回は、 ベストプラクティスに準拠してアクセスキーを利用する方法を考えてみました。 当記事はアクセスキーの漏洩を防止するという内容では

【Catoクラウド】Linux OSでConnect on bootを使用せず自動接続を試してみた

本記事は TechHarmony Advent Calendar 2024 12/11付の記事です 。 以前、LinuxOSにて自動接続できる方法はないかといったお問い合わせがありました。 結論、CatoのサービスではLinux OS起動時、自動接続は可能です。 Always-ON policy > SettingsにてLinuxへConnect on bootにチェックを入れることでOS起動時Catoへ接続することが可能です。 ただ、Linux OS の場合、現在のサービスではユーザー毎に設

【re:Invent 2024 発表】AWS PrivateLink (Resource Endpoint) を経由したRDSへのアクセス

こんにちは、SCSKでAWSの内製化支援『 テクニカルエスコートサービス 』を担当している貝塚です。 ある案件で、PrivateLink経由でRDSエンドポイントに接続したいという要件がありました。 RDSエンドポイントのIPアドレスは、RDSのフェイルオーバーなどいくつかの条件で変化してしまう可能性があるため、IPアドレスではなくDNS名で接続することが推奨されます。(以下記事参