SCSKクラウドソリューション の技術ブログ

Cato クラウドの XDR 活用に向けた初めの一歩

Cato クラウドの XDR Cato クラウドでは、ネットワークのトラフィックやエンドポイントの振る舞いなどの各種ログを Cato 独自の AI や機械学習アルゴリズムによって分析し、セキュリティ上の攻撃や脅威を自動的に検知する機能が提供されています。 この機能は XDR (Extended Detection and Response) と呼ばれており、問題を早期に発見・対処することを目的として、検知された問題を

【GCP】BigQuery でタイムトラベルしてみる

こんにちは。SCSKの山口です。 皆さん、誰しも一度は「過去に戻ってやり直したい」と思ったことがあるはずです。(唐突) 学校の花瓶を割ってしまったときや、大事なプレゼンで盛大に噛んでしまったとき、そして、 BigQuery テーブルの大事なデータを消してしまったとき。 大丈夫、 3つ目は救えます 。 今回はそんなブログです。   BigQueryのタイムトラベル機能 BigQ

【GCP】BigQuery でドライランをやってみる

こんにちは。SCSKの山口です。 今回は、BigQueryのドライランを実際にやってみたブログです。 業務で非常にお世話になり、便利すぎて感動したのでブログ化しちゃいました。皆さんも是非ご活用ください。   BigQueryドライラン概要 ドライランとは、クエリの検証、料金/データ見積もりを ”クエリを実際に実行することなく” 把握する事ができるモードです。 クエリを

AWSマネジメントコンソールが正しく表示されなかった件

こんにちは。ひるたんぬです。 今回は小ネタですが、プライベートでAWS環境に触っていてハマったこと、その解決方法についてご紹介いたします。 ハマったこと ずっと眠っていた 学生時代のノートPCから、AWS環境に触ってみよう~と思ったことが発端です。 最近勉強中のCodeCatalyst環境に入ろうとAWS Builder IDでサインインしようとしたところ… …あれ?サインインができ
AWS

Cato経由でのWebサイト接続のトラブル例とその対処法

実際にCatoクラウドを利用されているお客様から、Webサイトへのアクセスが失敗するといったお問い合わせをいただくことがあります。 今回は、実際に問題に直面された方の事象例やその対処法をご紹介したいと思います。 Webサイトへのアクセスが失敗するとはどういう状況か 実際にお問い合わせをいただいたWebサイトへアクセスができない事象について、下記のような

【GCP】BigQuery で複数テーブルを一括作成してみる

こんにちは。SCSKの山口です。 今回は、案件業務で活用した「BigQuery 上に大量テーブルを一括作成する便利な方法」をブログ化します。 私はこの方法で約900のテーブルをBigQuery 上に一括作成しました。   BigQuery テーブル作成方法 BigQuery 上にテーブルを作成する際は、コンソール上で作成する方法とデータ定義言語(DDL)ステートメントを使用する方法があります。 http

Catoクラウドの帯域選定の話

オフィス拠点にCato Socketを設置してCatoクラウドに接続する際に契約帯域を決める必要がありますが、いったい何Mbpsで接続すればよいか悩まれる場合もあるかと思います。今回は帯域選定についての話です。 はじめに Cato接続で帯域を意識するのは図1でいうとA・B・Cの3か所ですが、今回取り上げるのは 「図1- A」 の拠点接続の部分です。 「図1-B」 は社内サーバがあるデー

【新機能】BigQuery Data Canvasを試してみた!!

こんにちは。SCSKの江木です。 Google Cloud Next ’24 Las VegasのKeynoteにて様々なサービスが発表されました。 発表されたサービスの中で、BigQuery Data Canvas(preview)というものが気になったので触ってみました。 Keynoteにて発表されたサービスについて詳しく知りたい方は以下を参照ください。 【現地速報】Google Cloud Next ’24 Las Vegas Keynoteまとめ。 Google Cloud の旗艦イベントである

Amazon Cognito + Oktaの構成でSAML認証によりアクセストークンを取得してみた

Amazon Cognito User PoolにIdentity ProviderとしてOktaを追加することにより、ユーザー認証が可能なのか調べる機会がありました。今回はOktaで管理されているユーザーを用いてService Provider(Cognito)経由でサインインし、ユーザー認証後の処理としてCognitoからアクセストークンの取得を試みました。 やりたいこと Cognitoに新規ユーザーを作成する事なく、作成済みのOktaユーザーを利

【現地速報】Google Cloud Next ’24 Las Vegas Keynoteまとめ。

こんにちは。SCSKの島村です。 Google Cloud の旗艦イベントである 『Google Cloud Next ’24』 が Mandalay Bay, Las Vegas にて開幕しました。 現地時間4月9日(月)-11日(木) の3日間にわたり基調講演や、先進事例セッション、テーマ別のブレイクアウトセッションなどなど、 最新の技術革新、Genarative AIからセキュリティまで, Google Cloud のあらゆることに関するセッション がご用

続・Smartdbxとは?~Dropbox統合管理ツール~

    Smartdbxとは? 前回の振り返りです。Smartdbxとは何か?についての続編になります。 前回の記事は以下をご確認ください。 Smartdbxとは?~Dropbox統合管理ツール~ SCSKではDropbox管理業務負荷の軽減及びエンドユーザの利便性を向上させるためのDropbox統合管理ツールとして「Smartdbx」を開発いたしました。 blog.usize-tech.com 2024.03.22 Smartdbxは、Dropboxの管理者の業務負荷の軽

Session Managerでインスタンスに接続できないときに思い出す記事

こんにちは、SCSKでAWSの内製化支援『 テクニカルエスコートサービス 』を担当している貝塚です。 皆さん、Session Manager経由でインスタンスに接続できず、調べてみてやっと原因がわかったり調べてみてもさっぱり原因が分からなかったりした経験がありませんか? 対象インスタンスと同一VPCにssm, ssmmessages, ec2messagesのVPC Endpointを作成(インターネット接続のない環境の場合
AWS, DNS

Catoクラウドのグローバルプライベートバックボーンについて

本記事は、本記事の内容は、Cato Networks社の以下の記事を元に日本語へ意訳、再構成したものとなります。 Cato Global Private Backbone レガシーな専用線/閉域網をやめて、インターネット回線ベースとしたSASEへ移行する企業が増えています。 企業ネットワークは、長い間、信頼性が高く、かつ手頃な価格のグローバル接続手段を見つけるのに苦労してきました。 グローバルの専

Cato クラウドの FQDN ベースの制御の仕組みと課題

Cato クラウドでは、通信先の FQDN をベースとしたトラフィック制御やアクセス制御を行うことができます。一方で、FQDN の根幹を成す DNS はアプリケーションレイヤの技術であり、ネットワークやトランスポートのレイヤからは直接扱えない技術でもあります。 そうしたレイヤの違いから Cato クラウドが通信先の FQDN をどのように識別しているのか気になりましたので、深

Amazon Lex V2 で Selective Conversation Log Capture を実行する

こんにちは!最近元気な挨拶を心がけているMasedatiです。 2023年度のAWSのアップデートを見直していたらAmazon Lexに関する以下の記事を見つけました。 Amazon Lex が Amazon Lex V2 向けの Selective Conversation Log Capture を導入 aws.amazon.com Selective Conversation Log Capture は、セキュリティやプライバシー上の懸念から会話型ログをデフォルトで有効にできない場合に、お客様がトラブルシュー