「自然言語処理」に関連する技術ブログ

企業やコミュニティが発信する「自然言語処理」に関連する技術ブログの一覧です。

AWS 上での LLM ベースの基盤モデルとスケーラブルな MLOps による時系列予測

このブログは Time series forecasting with LLM-based foundation models and scalable AIOps on AWS  を翻訳したものです。 時系列予測は、様々な業界で重要な意思決定を行う際に欠かせません。交通量の予測から売上予測まで、正確な予測によって組織は情報に基づいた決断を下し、リスクを軽減し、効率的にリソースを配分することができます。しかし、従来の機械学習アプローチでは、

LLMにJSONやソースコードを出力させるStructured Generationの技術

こんにちは、イノベーションセンターの加藤です。この記事では、大規模言語モデル(LLM)にJSONやソースコードを正しく出力させるための生成手法であるStructured Generationについて紹介します。 Structured Generationとは パーサーを用いた制約手法 正則言語とは 正則言語のStructured Generation 文脈自由言語とは 字句解析について 正則言語+文脈自由言語のStructured Generation まとめ Structu

ワンピースカードゲームの遊び方を教えてくれるAIチャットボット開発

記事を開いていただきありがとうございます。 今回は「遊び方を教えてくれるAIチャットボット開発」をテーマに「用例」と「システム構成」を簡単にご紹介させていただきます。 開発したAIチャットボットの紹介 ワンピースカードゲームでは、お客様に向けてルールを公開していましたが、網羅的にルールを記載しているため、お客様が確認したいルールを探すのが難

言語処理学会第31回年次大会(NLP2025) 発表報告

1. はじめに こんにちは。AIチームの栗原です。 2025年3月10日(月)〜3月14日(金)に 出島メッセ長崎 にて行われた 言語処理学会第31回年次大会 で、弊社からポスター発表で3件、口頭発表で1件の発表を行いました。 昨今の発表件数の増加の流れはさらに続いており、投稿件数は777件(昨年は599件)と過去最高をさらに記録した模様です。自然言語処理への熱はとどまるところ

AWS の生成 AI を活用してリテールインサイトを変革する

この記事は 「 Harnessing Generative AI on AWS to Transform Retail Insights 」(記事公開日: 2025 年 1 月 31 日)の翻訳記事です。 Tapestry は、グローバルな高級ファッションブランドを扱う会社で、Coach、Kate Spade New York、Stuart Weitzman といった著名なブランドを傘下に持っています。世界中に 1,400 を超える小売店舗を展開し、18,000 人を超える従業員を抱える Tapestry は、顧客体験の改善や

週刊生成AI with AWS – 2025/3/3週

みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの野間です。 2025年も早くも数ヶ月が過ぎ、生成AI技術の進化は留まるところを知りません。先日は AnthropicのClaude 3.7 Sonnetが Amazon Bedrockで利用可能 になるという大きなニュースがありました。この「ハイブリッド推論モデル」は、深く考える「拡張思考モード」と素早い応答の「標準モード」を使い分けられる画期的な

AWS Chatbot は Amazon Q Developer に名称が変わりました

本記事は 2025 年 2 月 26 日に公開された “ AWS Chatbot is now named Amazon Q Developer ” を翻訳したものです。 本日、AWS Chatbot が Amazon Q Developer に名称変更されたことを発表します。(訳註: 管理コンソールでは「Amazon Q Developer in chat applications (旧称: AWS Chatbot)」と表示されます。)これにより、生成 AI を活用した機能を通じて、開発者の生産性が向上します。 今回の変更は単なる名

生成AIのAIエージェントを大手3社(AWS、Azure、Google Cloud)で徹底比較してみた

G-gen の奥田です。当記事では、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud(旧称 GCP)が提供するフルマネージドな AI エージェントサービスの比較 を行います。 はじめに 当記事について AI エージェントとは ツールとは マルチエージェントシステムとは RAG と併用する効果 3社比較 前提条件 機能比較 料金シュミレーション 想定シナリオ AWS Azure Google Cloud 総評 AWS Azure G

世界一わかりみの深いDify

第1章: Difyとは? 生成AIが注目され始めて早数年。ChatGPTの登場が世間を賑わしたのは記憶に新しいですね。その後も、DALL-EやGPT-4など、様々な生成AIが登場しました。これらの生成AIは、それぞれの特徴を持ち、様々な用途に活用されています。ChatGPTなどの生成AIの技術は、LLM(Large Language Model)と呼ばれ、膨大なテキストデータから学習し、高度な言語理解を実現する技術

音声認識AIのいま。その技術や事例を知る

音声認識AIのいま。その技術や事例を知る 2020.12.1公開 2025.2.25更新 株式会社Laboro.AI 執行役員 マーケティング部長 和田崇 リードマーケター 熊谷勇一 概 要 AI技術はさまざまな分野での活用が進められており、中でも私たちの生活の中にも広く浸透している技術が音声認識AIです。音声認識AIの大まかな仕組みや使用されている技術、実際の活用事例を紹介します。

生成AIによる企業におけるテキスト分析の進化と活用事例

1. 企業におけるテキストデータの活用 企業が日々蓄積するデータの多くは、数値データだけでなく、メール、営業日報、コールセンターの記録、社内文書などのテキストデータが含まれます。。これらのデータは非構造化データと呼ばれ、構造が無いために分析しづらい一方で業務改善や意思決定に役立つ隠れたインサイトが含まれている可能性が高いです。。従来では

音声条件付きの音素・韻律アノテーションモデルの改良(インターンレポート)

1. はじめに こんにちは、奈良先端科学技術大学院大学 修士1年の大中緋慧です。私は、LINEヤフーでの8週間のインターンシップとして、音声条件付きの音素・韻律アノテーションモデルの改良に取り組みまし...

エンタープライズにおける Amazon Bedrock による生成 AI のオペレーティングモデル

本記事は、2025 年 1 月 29 日に公開された Generative AI operating models in enterprise organizations with Amazon Bedrock を翻訳したものです。 生成 AI は、お客様や従業員のエクスペリエンスを向上させる革新的なアプリケーションの創出を可能にし、革命をもたらします。 インテリジェントなドキュメントの処理 、翻訳や要約、カスタマーサポートのエージェントを支援する柔軟で洞察に

ABCI 生成AIハッカソンで日本語VLMを作成しました

はじめに 本記事ではABCI ハッカソンで実施した日本語 VLM(Vision-Language Model)作成の取り組みについて紹介します。ABCI 3.0を活用したVLMの学習に関する内容であり、以下の読者を想定しています。 ABCI ハッカソンの概要を知りたい方 ABCI 3.0でVLMの学習がどの程度高速化できたか知りたい方 ABCI 生成AIハッカソン ABCI 生成AIハッカソンは2025年2月4日から2月13日にかけて開催され

ビギナー向け生成AIのキホン講座 #1

はじめに 株式会社TechWorker 古野 光太朗です。 弊社では生成AIの導入支援を行っており、今回の記事の内容は、さくらインターネット様の社内向け生成AI勉強会にて私が講演した内容を記事化し、一部新たに更新・追記し […]
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