株式会社ジーニー の技術ブログ

Everything as Codeの践行

はじめに こんにちは。GENIEE SFA/CRM インフラチームリーダーのZOU(シュウ)です。 私は普段、AWSをインフラ基盤とする GENIEE SFA/CRM プロダクトのインフラ系の保守運用、コスト削減、リアーキテクチャーなどを担当しています。 今回は「Everything as Codeの践行」という事例をご紹介します。 Everything as Codeとの出会い Everything as Codeとの出会いは AWS Summit 2025 の「AI Agent 時代のソ

2025 ジーニー新卒社員向け Bootcamp の学びと振り返り

こんにちは。株式会社ジーニー 2025年入社の高濱です。 ジーニーでは毎年、新入社員を対象に「Bootcamp」という2か月間の技術研修が行われます。先輩社員(主に昨年度の新入社員)がメンターとなって運営するこの研修は、技術習得だけでなく先輩や同期との交流の場にもなり、入社直後の貴重な経験となります。本記事では、研修の雰囲気や学びをできるだけ具体的に

検索基盤の改善に取り組んだら、エンジニアリングの楽しさに向き合うことができた。

はじめに GENIEE で SFA/CRM[1] の 開発をしている浜村と申します。SRE(Site Reliability Engineering) チームのリーダーを務めています。 私の担当するプロダクトの根幹は「データ」です。有難いことに多くのお客様に利用していただき、データ量が日々増加していく中で、検索という当たり前の処理を支えるために、検索基盤の改善に取り組みました。実際のアプローチも織り込みつ

PyCon JP 2025 参加レポート 新卒1年目が広島で得た学び

こんにちは。株式会社ジーニーで営業管理ツール「GENIEE SFA/CRM」の開発をしています吉越です。 はじめに 9月27日〜28日に開催された Python カンファレンス「PyCon JP 2025」に、ジーニーは Gold スポンサーとして参加しました。ジーニーからはエンジニア2名と人事1名、計3名で参加しました。本記事ではイベントの様子、聴講したセッション、得られた学びをまとめます。 PyCon

2025年度 新卒研修 WebAPIサーバ作成

GENIEE RECOMMENDの開発を担当している2年目の中村です。 本記事では、株式会社ジーニーで行っているエンジニア新卒研修であるbootcampで私が担当した講義「バックエンド研修/WebAPIサーバ作成」について紹介します。 ジーニーにおけるbootcampとは 入社2年目のエンジニアが主体となって運営と講義を行い、新卒エンジニアが受講者として参加する研修です。bootcamp全体としての

2025年度 新卒研修 仮想化技術とDocker基礎

はじめに こんにちは!2024年新卒入社の平岩です。普段はデマンド開発部でバックエンドエンジニアとして働いています。 さて、今日のアプリケーション開発において、Dockerは避けては通れない重要な技術となっています。 普段の開発において「プログラムが手元のPCで動かない」ことや、チーム開発において「メンバー間で環境差異があってハマった」といった経験は

2025年度 新卒研修 DB研修/NoSQL

研修概要 本研修は、4日間にわたるデータベース研修の最終日の研修にあたります。 1日目はMySQL, 2日目はテーブル設計, 3日目はトランザクションとパフォーマンスと学んでいき、この研修では、NoSQLデータベースの基本概念、種類、特徴、RDBとの違いを学び、実際にRedisやMongoDBを操作しながら理解を深めます。 弊社ではNoSQLを採用している部署は少ないのですが、NoSQLのス

2025年度 新卒研修 「コンピュータシステム」

はじめに AI/DX統括本部 MA/CDP事業部 GENIEE MA開発グループの成田です。 今回は、当社で実施している新卒向けネットワーク研修の資料を公開します。本記事では、研修の全体像や目的、実践内容についてご紹介します。ネットワークの基礎から実践的な構築・トラブルシュートまで、現場で役立つ知識を体系的に学べる内容となっています。これからネットワークを学ぶ方

Platform Engineering Jump Startに参加して学んだこと

はじめに CX新規事業開発本部 リニューアル開発部 共通基盤チームの鈴木です。 先日、Google Cloud が主催する「Platform Engineering Jump Start」に参加してきました。 この記事ではプログラムを通じて得た学びについてまとめます。 Platform Engineering Jump Start とは? Platform Engineering Jump Start は、Google Cloudがプラットフォームエンジニアリングの導入を検討している企業に対して提供

Cloud SQLでの安全なMySQLアップグレードを行うためのアーキテクチャー改造とそこから得た学び

こんにちは。デマンド開発部の岩井と申します。 以前、2024年7月に新卒研修(bootcamp)の感想記事を投稿しました。 https://zenn.dev/geniee/articles/6952e13cf5c5d7 2025年の1月末、私がいたDOOH開発チームでMySQLのバージョンアップを行いました。DOOHとはDegital Out Of Homeの略で、屋外ビルボードやサイネージを利用した広告です。開発チームでは、スクリーン情報管理や広告登録、配信管理

VOICEVOX/AivisSpeech で音声合成を自動化 - NotebookLM 音声概要 吹き替え計画 その2

概要 前回の記事で作成した話者分離済みの文字起こしCSVデータをもとに、ローカル環境で音声合成を行う方法を解説します。 https://zenn.dev/geniee/articles/audio-diarization-transcript-202505003 オープンソースの音声合成ソフトウェアVOICEVOXおよびAivisSpeechのエンジンAPIを活用します。 https://voicevox.hiroshiba.jp/ https://aivis-project.com/ 話者ごとのテキストから音声ファイルを自動生成するPython

Whisper/pyannoteを用いたローカル環境での話者分離&文字起こし - NotebookLM 音声概要 吹き替え計画 その1

概要 この記事は、Google NotebookLMの音声概要機能を他の音声合成ソフトで再現するプロジェクトの第一弾です。 音声ファイルの話者分離と文字起こしをローカル環境で実行するPythonプログラムを紹介します。 話者分離には、Hugging Faceで公開されている pyannote/speaker-diarization-3.1モデルを利用します。 https://huggingface.co/pyannote/speaker-diarization-3.1 文字起こしには、OpenAIの Whisperモ

CS対応の大幅削減を実現へ!月間対応時間を最大70%削減『CATS問い合わせ回答エージェント』をJAPAN AI HACKATHONで開発

CSチームの業務効率化を実現する『CATS問い合わせ回答エージェント』の開発 1. はじめに 第二回 JAPAN AI HACKATHONにて、私たちのチームはCS(カスタマーサポート/カスタマーサクセス)業務の問い合わせ対応を効率化するAIシステム『CATS問い合わせ回答エージェント』を開発しました。 用語解説 CS: Customer Support/Customer Success の略。顧客からの問い合わせ対応や顧客の成功を支

Findy Team+で可視化された数値から見た直近1年のAI活用と生産性向上の取り組み

はじめに ジーニーグループ、CATS株式会社の開発部部長をしております前田です。 ジーニーグループではJAPAN AI株式会社を筆頭に AI 活用を猛烈に推進しておりまして、それはグループ内においても例外なく、AI を用いた生産性改善、開発・運用、セールスやマーケティング活動などへ幅広く積極的に活かされています。 さて、CATS株式会社ではエンジニア組織の生産性向上

企業の採用面接を自動化する「AI面接官」

企業の採用面接を自動化する「AI面接官」開発の裏側:ハッカソン優勝プロジェクトの技術的挑戦 みなさん、こんにちは!JAPAN AI リサーチ研究チームの JIAQI ZOU です。先日開催された社内 AI エージェントハッカソンで、私たちのチームが開発した「AI 面接官」が、ありがたいことに優勝することができました!チームメンバーの頑張りと、皆さんの応援に心から感謝して
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