株式会社ココナラ の技術ブログ

プロジェクトはなぜやめられないのか

こちらは株式会社ココナラ Advent Calendar 2025 4日目の記事です。 みなさんこんにちは、CITチームのま。です。 一応エンジニアなんですが、今回はまったくエンジニアっぽくないことを書き記してみます。 背景 私は、コーポレートITの仕事に10年以上携わりながら、経営学を学び修士号を取得しました。大学院で最も印象に残ったのが「行動経済学」の授業です。 この学問は

IaCコード管理の歴史

こんにちは! インフラ・SREチームマネージャーのよしたくです。 こちらは株式会社ココナラ Advent Calendar 2025 3日目の記事です。 はじめに 「Terraformのディレクトリ構成、どうするのが正解?」 これは全SREが一度は通る道であり、そして未だに議論が絶えないテーマではないでしょうか。 ココナラでも、組織の拡大やフェーズの変化に合わせて、IaC(Infrastructure as Code)の

人見知りのエンジニアが編み出した失敗しない初登壇のコツ

こちらは株式会社ココナラ Advent Calendar 2025 2日目の記事です。 こんにちは。ココナラテックの開発をしているエンジニアのもちさんです。 「登壇してみたい気持ちはある」 「でも人前に出るとか無理だし、失敗したら恥ずかしすぎる……」 昔の私は完全にこのタイプでした。 32歳になるまで、LTどころか自己紹介すら噛みがちの人見知りのITエンジニアです。 そんな私で

EM Conf 2025に感銘を受けて取り組んだキャリアの多様性に関する話

こんにちは! 株式会社ココナラのHead of Informationの ゆーた(@yuta_k0911)です。 こちらは株式会社ココナラ Advent Calendar 2025 1日目の記事です。 また、EMConf JP Advent Calendar 2025 1日目の記事も兼ねています! ココナラでは、アドベントカレンダーは2024年から実施しており、今回で2回目です。 昨年のアドベントカレンダーはこちらです! はじめてのアドベントカレンダーをしっ

ローカルのDockerでMySQLのバイナリーログレプリケーションをやってみる

自己紹介 こんにちは! 株式会社ココナラSREチームのかとりょーです。 この記事に書くこと ローカル環境にDockerでMySQLのバイナリーログレプリケーションを実行する環境を作成する方法 バイナリーログレプリケーションの方法 切り戻しのための逆方向のバイナリーログレプリケーションの方法 この記事を書こうと思った背景 ココナラのデータベースは基本的にAWSのAurora

Kaigi on Rails 2025に参加してきました 🛤️

こんにちは! 株式会社ココナラのマーケットプレイス開発部 Web開発グループ バックエンド開発チーム所属のさいぴーです。 今回は、2025年9月26日(金)〜27日(土)に開催されたKaigi on Rails 2025に、さいぴー、とーる、よるま、こうやの4名で参加してきました! この記事では、私たちが今回のカンファレンスで学んだことや感じたことをレポートしていきます! Kaigi on Rai

会計システムの「事実」を護れ!DataformとBigQueryで実現する「イミュータブル」な分析基盤

どーも、AIの方のy.s.です! エンジニアやってると、いろんなデータ扱うけど、その中でも「会計データ」って、マジで特別扱いしなきゃヤバいやつ、って知ってた? 「売上データが1円ズレてたわw テヘ☆」が許されない世界。それが会計。 なぜなら、会計データ、特に「仕訳」とかって、「一度起きたビジネスの"事実"(Fact)」そのものだから。 今日は、この ⭐︎⭐

Chrome拡張機能をChromeウェブストアで公開するまでの手順のまとめ

はじめに こんにちは。 株式会社ココナラ Web開発グループ フロントエンド開発チームの加藤です。 今まで社内用のChrome拡張機能を作ったりしていました(過去記事)が、Chromeウェブストアでの公開はしたことがありませんでした。 しかし先日プライベートでココナラAI出品チェッカーという拡張機能を作り、はじめてChromeウェブストアで公開をしました。(個人的に開発

あなたは5年後必要な人材ですか?

はじめに はじめまして、hibikiです。株式会社ココナラでプロダクト開発のエンジニアとして働いており、今年で3年目になります。 直近では、開発エディタ「Cursor」の全社導入や「Claude Code」の活用推進といった、AIで開発組織全体の生産性を向上させる取り組みを担当しています。 こうしたAI推進の業務に携わる中で、「AIを中心とした世界で、エンジニアとしての自分

「Observability Conference Tokyo 2025」に登壇します!

こんにちは! 株式会社ココナラのシステムプラットフォーム部 部長をしています ゆーた(@yuta_k0911)です。 去年のアドベントカレンダー以来の記事となりました🙇 今回は10/27(月)にオフライン・オンラインのハイブリッドで開催される Observability Conference Tokyo 2025 へ登壇しますので、その告知です! 日時:2025年10月27日(月) 開催形態:オフライン+オンライン配信

あなたはVersion Skew問題を知っていますか? Web開発者なら知って損はない原因と対策

Webサイトのリリース後に 「一部のユーザーだけ画面が真っ白になる」「謎のエラーが飛んでくる」 といった現象に遭遇したことはありませんか? もしかしたら、それは Version Skew(バージョンスキュー) と呼ばれる問題のせいかもしれません。 最初に こんにちは。ココナラテックの開発をしているエンジニアのもちさんです。 私はある日、手元の端末で再現性の低いエ

E2Eテストを最大63%高速化!AWS上での並列実行でCI/CDのボトルネックを解消した事例

はじめに こんにちは。株式会社ココナラ QAグループの鈴木(まるちゃん)です。 皆さんの開発チームでは、E2Eテストがリリースフローのボトルネックになっていませんか?品質向上のために導入したはずの自動テストが、実行時間の長さから開発サイクルの足かせとなってしまうのは、多くのチームが直面する課題です。 ココナラでも、2023年にAppiumで構築したモバイル

iOSDC Japan 2025に参加してきました

こんにちは!アプリ開発グループ iOSチームのしんご、いさきちです。 2025/9/19~9/21の期間で開催された「iOSDC Japan 2025」に参加してきました。 今回は当日の様子を、印象に残ったセッションの感想を交えレポートします! 3年連続でiOSDC Japanに協賛 株式会社ココナラは、iOS関連技術をコアテーマとした技術者のためのカンファレンス「iOSDC Japan」に、3年連続で協賛しています

Android15へのバージョンアップ対応の振り返り

株式会社ココナラアプリ開発グループ、Androidチームの田松です。 今回は、ココナラAndroidアプリにおけるAndroid15へのバージョンアップ対応についてご紹介します。 背景 Android16が2025年6月にリリースされたことで、ココナラアプリもこれから対応していかなければなりません。またAndroid15への対応もココナラではつい2,3ヶ月程前に実施したばかりなので、このタイミングで

DroidKaigi 2025の参加レポート

こんにちは。 アプリ開発グループ、Androidチームのさんげん、たまっちゃん、ジェレミです。 今年の9月10日(水)から9月12日(金)に開催されたDroidKaigi 2025に参加してきました。 昨年に引き続き、今年もオフラインで参加しました。去年との違いも含めてレポートをまとめました。 DroidKaigi 2025に参加して感じたこと 今年のDroidKaigiではAI関連のコンテンツが非常に目立っていま