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株式会社ココナラ

株式会社ココナラ の技術ブログ

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ココナラのDevOpsグループCREチームのy.s.(@inu_no_hou)です。 いいですよね、コミュニケーション。わたしもだいすきです。本稿では、日々の実務のなかで取り交わされる言葉をどう扱えばよいのか、少しばかり立ち止まって考えてみたいと思います。 その前に、ごく短い前置きにお付き合いください。コミュニケーションとは何かという問いは、畢竟、人間存在とは何かという問いとほとんど変わりません。分割統治(divide and conquer)は科学的な作法ですが、この問いはまったくdivideできず、問題が大きすぎて手に負えないのです。このような対象を、problemではなくmyste
はじめに コンスタナイズー!(気さくな挨拶) ココナラのDevOpsグループCREチームのy.s.(@inu_no_hou)です。 皆さん、constantize というメソッドをご存知でしょうか。文字列からRubyの定数(クラス)を動的に解決するActiveSupportのメソッドです(ぎえー)。 私がココナラの会計システム(のちに自らマイクロサービス化することになる)のコードで初めてこれを見たとき、正直に言うと震えました。 def factory(acct_event, option = {}) klass = acct_event.event_code.gsub(/^eve
はじめに Slackでメッセージを送ったあと、「ちゃんと読まれているかな」と不安になったことはありませんか。丁寧に書いたはずなのに反応が薄かったり、スレッドがそのまま流れてしまったり。 「伝わるSlack」と「流れるSlack」の違いは、内容よりも「相手の使い方に合っているか」にあると感じています。 そういった経験から、私は「どう書くか」より「相手がどう使っているか」を先に考えるようになりました。 この記事では、相手のSlackの使い方を観察して、その人に合わせた送り方を変えるという、私が日々実践しているアプローチを紹介します。 前提:相手の使い方を観察する まず、その人がどんな
DevOpsグループCREチームのy.s.です。 2026年3月25日に開催された CRE Camp #5 現場でつくるユーザー信頼性 ー LTと対話のセッション ー に参加してきました。 CRE Campは、Customer Reliability Engineering(CRE)やCustomer Support/Successに関わるエンジニアが集まり、プロダクトの信頼性向上やユーザー体験の改善について事例共有・対話するMeetupです。今回の会場は弁護士ドットコム株式会社(六本木)。LTと対話セッション、そして後半にはアンカンファレンスという構成でした。 なお、2025年10月の
DevOpsグループCREチームのy.s.です。 2026年2月26日にFindy様主催の 技術選定を突き詰める Online Conference に参加してきました。 技術選定という行為そのものを深掘りするカンファレンスで、登壇者それぞれが「選ぶ」という行為の難しさと向き合い方を語っていたのが印象的でした。 本記事ではRoom Aの7セッションに絞ってレポートします。 技術選定の不確実性に向き合うためのアーキテクト思考 米久保 剛 (@tyonekubo) / スライド 技術選定が難しい理由 要件とはmoving targetであり、正しく捉えるのが難しい 技術の変化のス
はじめに こんにちは!! Web開発グループフロントエンド開発チーム所属のじんじん こと 東條仁哉です! 2026年1月28日(水)に開催された 第18回 ココナラ社内技術カンファレンス に運営メンバーとして参加してきました!! 私自身運営メンバーとしては初参加だったので、いつもと違った視点で参加することができました。そのレポートです! ココナラ社内技術カンファレンスとは 当社では半年に1度、社内のエンジニアが集まって技術カンファレンスを開催しています。 今回は 渋谷キャスト スペース|SHIBUYA CAST をお借りしました。 前回に引き続きの会場ですが、大きなモニターと広
はじめに こんにちは!アプリ開発グループ iOSチームの服部です。 今回、アプリ開発グループでスナップショットテストを導入しました! UIの見た目が意図せず変わっていないかを自動で検証できる「スナップショットテスト」。便利な仕組みですが、実際にチーム開発で運用するとなると、画像ファイルの管理やCIでの差分検知など、考えることが山積みです。 この記事では、ココナラiOSアプリで swift-snapshot-testing を導入し、本番運用に乗せるまでに行った工夫を紹介します! ⚠️: 本記事では、新規画面(主にSwiftUIで構築する画面)を対象としたスナップショットテストの導入に
はじめに こんにちは。 株式会社ココナラ Web開発グループの三浦です。 皆さんはこんな日々の会話で意識していることはどれくらいあるでしょうか? 言葉遣いは適切か 相手は何を考え期待しているだろうか 何故この話を今自分にしているのだろうか 温度感はどれくらいだろうか など 色々あると思います。 組織が拡大するにつれて、メンバー同士の顔は見えても「今、何を考えているのか」「どんな熱量で働いているのか」といった深い部分の相互理解は、意識して場を作らないと難しくなってくるものです。 そこで先日、事業部のメンバー約80〜90名が一堂に会する「事業部会」を活用して、 「フィッシュボウル(F
はじめに こんにちは!アプリ開発グループ iOSチームのソンチャンです。 2023年にAppleがVision Proを発表したとき、visionOSには現実世界と自然に溶け込む半透明なグラスUIが搭載されていました。私は「綺麗だけど、VRヘッドセットの話だから今すぐは関係ないな」と思っていました。 ところがWWDC25で状況が変わりました。AppleがそのグラスUIを「Liquid Glass」という名前でiOS、iPadOS、macOS、watchOS全体に適用すると発表したのです。Vision Proから始まったデザイン言語が、すべてのAppleプラットフォームの標準になる瞬間
こんにちは。株式会社ココナラDevOpsチームのソクです。 入社3年目を迎え、システム全体を俯瞰する力が少しついてきた気がします。以前紹介したスロークエリ解決についての記事だけでなく、最近はパフォーマンス改善タスク全般に取り組んでいます。 一つひとつの課題に対応し、サービスが高速化していく様子を見るのは嬉しいものですが、そこで新たな課題に直面しました。それは「次は、何を改善すれば良いか?」という課題です。 今回は、改善すべき対象をどのように探していくかについてお話しします。 何を改善すれば良いですか? 現在、社内では様々なツールを用いてモニタリングを行っています。その中で、パフォーマ
1. 正直、最近コーディングが「作業」になってきた エンジニア4年目になった。 新人の頃は、自分の書いたコードが動くだけで嬉しかった。console.log が出力されるだけで「おお」と思ったし、APIからデータが返ってきた時は本気で感動した。先輩のコードを読んで「なんだこの魔法は」と思いながら、少しずつ自分でも書けるようになっていく。あの頃は毎日が発見だった。 でも最近、その感覚がほとんどない。 いや、できることは明らかに増えた。設計もするし、レビューもする。後輩に教えることもある。一人で機能を丸ごと任されることも増えた。「成長してる」と言われれば、たぶんそうなんだと思う。 ただ、
こんにちは! 株式会社ココナラのフロントエンドエンジニア、はるきです。 はじめに 私は現在エンジニア2年目として、日々開発業務に取り組んでいます。 振り返ってみると、新卒1年目の時に「これをやっておいてよかった」「もっと早くやっておけばよかった」と思うことがたくさんあります。 この記事では、2年目になった今だからこそ分かる、新卒エンジニアが入社後にやるべき重要なことをお伝えします。 特にソースコードのマッピングという、私自身が最初は軽視していたけれども、実は最も重要だった取り組みについて詳しく解説します。 ソースコードのマッピングとは なぜソースコードのマッピングが重要なのか
はじめに こんにちは。 株式会社ココナラのマーケットプレイス開発部 Web開発グループ フロントエンド開発チーム所属のかねごんです。 本記事では、弊社がNuxt 2からNuxt 3へのバージョンアップを行った経緯、そして実施過程での工夫や課題についてお話しします。単なるアップグレード手順ではなく、なぜそのタイミングで、どのようなアプローチで進めたのかという意思決定プロセスから、実装段階での試行錯誤までを、実体験に基づいて共有したいと思います。 Nuxt 2のサポート終了と、バージョンアップの必然性 サポート終了のタイムリミット まず背景として、Nuxt 2のサポート終了時期に
こんにちは! 株式会社ココナラのマーケットプレイス開発部 Web開発グループ バックエンド開発チーム所属のさいぴーです。 2025年12月22日、Web開発グループ16名(バックエンド8名・フロントエンド8名)が一堂に会し、「生成AIの利活用」をテーマにしたAIハッカソンを開催しました。 この記事では、運営メンバーとして、また参加者としてもイベントに参加した私から、その様子や得られた学びについてレポートします。 🎯 開催の背景 AX推進の本格化 ココナラでは現在、全社的にAX(AI Transformation)推進が本格化しています。 Web開発グループでも、AIを活用してエン
生成AIが生み出す新しい負債「理解負債」について こんにちは! 株式会社ココナラのVP of Product Engineeringの村上です。 こちらは株式会社ココナラ Advent Calendar 2025 25日目の記事です。 本内容は以下の登壇内容について深堀りしたものとなります。 https://sakuragaoka-tech.connpass.com/event/374785/ 登壇資料も合わせてご確認ください。 はじめに 「このコード、どういう意図で書いたんですか?」 PRレビューでの何気ない質問。でもメンバーは答えられません。 「AIが生成したコードなので
こちらは株式会社ココナラ Advent Calendar 2025 24日目の記事です。 みなさんは覚えていますか? 初めてHello, World!が画面に現れた瞬間を。 あの日、確かに世界が違って見えました。 でも、今はどうでしょうか。 print "Hello, World!\n"; はじめに こんにちは、株式会社ココナラ在籍のKです。 本記事では、「Hello, World!の感動」について、あらためて考えてみたいと思います。 TL;DR AI時代、Hello, World!から感動が失われていったように感じる 感動の源泉は「苦労」ではなく「可能性」だった エンジニア
はじめに こんにちは。 株式会社ココナラ フロントエンド開発グループの加藤です。 こちらは 株式会社ココナラ 2/2 Advent Calendar 2025 23日目の記事です。 今回はGoogle Antigravityを使って、Chrome拡張機能を開発してみた体験記をお届けします。 Google Antigravity 2025年11月、Googleから大きな発表がありました。AIネイティブな統合開発環境(IDE)、Google Antigravity の登場です。 「エージェントファースト」を掲げるAntigravityは、コードを記述するだけのツールではなく、複雑な
Amazon CloudWatchやKibanaを使わずに無課金でログ分析 ! 自己紹介 株式会社ココナラの大塚 泰成 卍 前提 (制約) Amazon CloudWatchやKibanaを積極的に使わないケースにおいて、 ログの解析を容易かつシンプルに構築したいと思います。 やらないこと ※ 各ライブラリについて補足説明は省略します。(nginxとはこういうOSSですみたいな) 無課金で達成したいことの詳細 (ゴール) 上記の前提を踏まえた上で パスごとにアクセス数を集計できる エラー率を算出出来る どのパスに何時頃にアクセスが集中しているかを特定できる エラー時
こちらは株式会社ココナラ Advent Calendar 2025 22日目の記事です。 こんにちは。 株式会社ココナラでバックエンド開発に従事する、かわむーと申します。 私は趣味で技術同人誌を執筆しており、技術書典や技術書同人誌博覧会などの技術同人誌イベントへサークル参加しています。 本記事では、それらの技術同人誌イベントで頒布した「コードレビューループ本」を題材にして、コードレビューについて深掘りします。 生成AI時代の視点からコードレビューを見直し、レビューの質と個人の成長を両立させる方法を探ります。 レビューの課題と「ループ図」の再認識 はじめに:レビューで失われる時間と
こんにちは! 株式会社ココナラ Web開発グループでエンジニアリングマネージャーを務めている アダム です。 こちらは 株式会社ココナラ Advent Calendar 2025 21日目の記事です。 はじめに 私はこれまで様々な現場で開発リーダーやエンジニアリングマネージャーとしてチームに向き合ってきました。 その中で理論的に正しいと信じて伝えたことが、必ずしも相手に伝わるとは限らず 時に思いがけないすれ違いや温度差を生んでしまうこともありました。 この記事では、私自身の過去の失敗も踏まえて学んだ2つの大切な視点をお伝えします。 ロジックと感情のバランス - 正論は正義ではない