サーバーワークス の技術ブログ

【入門】Kiro CLI を使いこなすために押さえておくべきこと

はじめに 先月(2025 年 11 月) Amazon Q から Kiro CLI へと進化を遂げた AWS 製の生成 AI CLI ツールを効果的に活用するために、最低限押さえておくべき機能についてまとめてみました。 本記事では、それぞれの基本的な使い方を解説します。 Amazon Q からの相違点についてはこちらの記事をご覧ください。 1. Chat 従来のチャットツールとの違い Kiro CLI は AWS の開発環境に特化し

【小ネタ】aws login して作業が終わったら aws logout しよう

本記事はサーバーワークス Advent Calendar 2025 (シリーズ 2)の17日目の記事です。 1 行まとめ aws login して作業が終わったら aws logout しましょう。 おまけ サーバーワークスの宮本です。タイトルと 1 行まとめのセクションで言いたいことは全て言い切ったのですが、そう思った経緯を少しだけ書きたいと思います。 aws login コマンドの登場 先日、AWS CLI に aws login コマンドが実
AWS

Cloud AutomatorがCPPOへの対応を開始しました

Cloud Automatorは、2025年12月17日よりAWS MarketplaceのCPPO(Channel Partner Private Offers)での対応を開始しました。 概要 本日よりAWS MarketplaceのCPPO(Channel Partner Private Offers)での契約を提供いたします。 これにより、再販パートナー様は、これまで直接契約のみだったCloud Automatorの再販を、AWS Marketplaceを通して行うことが可能となります。お客様側はCloud Automatorの利用料をAWS利用料金
AWS

【AWS KMS】暗号化キーの種類と違いを整理してみた

はじめに こんにちは、山本です。 最近、AWSの認定資格であるSCS (AWS Certified Security – Specialty)の試験対策をしている中で、AWS KMS (AWS Key Management Service)キーの種類についてとても悩まされる場面が多くありました。 特に、「AWSマネージドキーとカスタマーマネージドキーの違い」、「カスタマーマネージドキーの中にもさらに種類が存在する」といった部分がややこしく、

New Relicで構築するネットワークオブザーバビリティ運用~アラートとダッシュボード活用~

New Relicを使ったネットワーク運用の実践方法を解説。効果的なアラート設定、カスタムダッシュボード作成、NRQLクエリ活用によるトラブルシューティング手法を紹介します。

Amazon Inspector で IN-DISCONTINUED-001 と表示される理由

セキュリティサービス部 佐竹です。本ブログは、Amazon Inspector で検出される「IN-DISCONTINUED-001」という独自の検出結果についての解説ブログです。2025年3月12日にリリースされた新機能により、Platform End Of Life の結果が新規に追加されることになりました。本検出結果はこの機能アップデートによるものです。

Amazon Bedrock で新登場したReinforcement Fine-tuning(RFT)とは

サーバーワークスの村上です。 このブログでは、AWS re:Invent 2025 で発表された Amazon Bedrock の Reinforcement Fine-tuning(RFT)について紹介します。 前提(時間がない方は読み飛ばしてください) LLMの一般的な学習プロセス 事前学習(Pre-training) 教師ありファインチューニング(SFT / Supervised Fine-Tuning) フィードバックにもとづく強化学習(RFT) RFTが注目される背景 PPO(Proximal P

AWS Lambda durable functions で非同期 API のポーリングを試す

本記事はサーバーワークス Advent Calendar 2025 (シリーズ 1)の16日目の記事です。 はじめに AWS Lambda durable functions とは durable functions 登場前 durable functions でポーリングフローを実装してみる 実装してみた結果 実行してみた結果 おわりに はじめに サーバーワークスの宮本です。本記事では re:Invent 2025 で発表された AWS Lambda durable functions のユースケースの 1 つである、非同期 API
AWS, API

AWS公式ナレッジを横断検索できる AWS Knowledge MCP Serverを試してみた

AWSに特化した情報取得手段としてAWS Knowledge MCP Serverを紹介。APIを通じてAWSの公式ドキュメントを横断的に検索し、活用する方法を解説します。
AWS

New Relicネットワーク監視の実践~メトリクス設定と読み解き方~

New RelicのKTranslateエージェント設定からメトリクス収集まで実践的に解説。インターフェース監視、デバイスパフォーマンス監視の具体的な設定方法と重要メトリクスの読み解き方を紹介します。

GitLab Self-Managed と AWS CodeBuild による Self-managed runners の連携

こんにちは。 アプリケーションサービス部、DevOps担当の兼安です。 今回は、GitLab Self-Managed と AWS CodeBuild を連携して、Self-managed runners を利用する方法について紹介します。 長めの記事になりますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。 本記事のターゲット 本記事の検証環境 本記事に出てくる用語 本記事におけるSelf-managed runnersまでの動作フロー ジョブ実行の
AWS

既存REST API を AI エージェントから操作可能に!API Gateway MCP プロキシとポリシー機能を検証してみた。

はじめに API Gateway が MCP プロキシ対応を追加 Amazon Bedrock AgentCore にポリシー機能が追加 検証内容 API Gateway の MCP 化を試してみる 準備 AgentCore Gateway の作成 OpenAPI 仕様で API Gateway を作り直す 動作確認 ポリシー機能を試してみる ポリシーの設定 動作確認(ポリシー) 返金も許可してみる まとめ はじめに こんにちは! アプリケーションサービス本部ディベロップメントサ
MCP

【Kiro CLI】Kiro CLI を使用したトラブルシューティングの一例

こんにちは。AWS サポート課の森本です。 Kiro CLI (旧 Amazon Q Developer CLI) が登場して久しいですが、実際のトラブルシューティングの現場で Kiro CLI をどのように使用しているか、また私が個人的に考える Tips などをご紹介したいと思います。 本記事はサーバーワークス Advent Calendar 2025(シリーズ 1)の11日目の記事です。 はじめに テクニカルサポートにおける課題 Step1: Kiro CLI

Amazon Connect の IVR フロー分析機能が強化されました

Amazon Connect の IVR フロー分析機能が強化されました こんにちは、アプリケーションサービス部 ディベロップメントサービス2課(DS2課)の松尾です。 re:Invent に行った皆さん、お疲れさまでした! 私は現地には行っていませんが、現地参加メンバーから物価の話を聞いて震え上がりました。 アップデート内容の驚きはもちろんなんですが、個人的には Amazon Connect Contact Lens

AWS Transform Customでランタイム更新を自動化する(Python編)

はじめに 前提条件 検証用レガシーコードの準備 ディレクトリ構造 各ファイルの中身 1. template.yaml 2. src/requirements.txt 3. src/app.py 手順 AWS Transform CLIをインストールする AWS Transform CLIを起動させる 変換コマンドを入力する 実行と結果:AIによる自律的なモダナイズ 変換後のコード template.yaml:ランタイムの更新 src/requirements.txt:セキュリティリスクの排除 src/app.py:現代的な P