サーバーワークス の技術ブログ

Amazon Q DeveloperでNew Relic MCP(Public Preview版)を試してみた

New RelicのMCP(Public Preview版)をAmazon Q Developerで試した内容を紹介。AIアシスタントと連携し、統一的なデータアクセスが可能に。

CrowdStrike Preventionポリシー徹底解説!〜次世代の脅威からエンドポイントを守る設定の鍵〜

CrowdStrike Falconの核となる機能の一つ、"Prevention ポリシー (防止ポリシー)"をご存知ですか?これは、従来型のアンチウイルス製品では対応が難しかった、マルウェア以外の攻撃やファイルレス攻撃などの高度な脅威から、エンドポイントを強力に保護するための設定を定義するものです。このポリシーを適切に設定・運用することで、組織のセキュリティレベルを飛躍的に

【初心者向け】初めての StackSets

はじめに 1. AWS StackSetsとは 1.1 基本概念 1.2 なぜStackSetsが必要か 2. 権限モデル(Permission Model) 2.1 セルフマネージド(Self-Managed) 特徴 必要なロール 使用場面 2.2 サービスマネージド(Service-Managed) 特徴 前提条件 使用場面 3. 主要パラメータ詳細 3.1 基本設定パラメータ StackSet名とメタデータ 権限設定 3.2 自動展開設定(AutoDeployment) 基本設定 動作説明 3.3 展開制御パラメ

AWS コスト異常検出 (Cost Anomaly Detection) の通知方法を整理する

セキュリティサービス部 佐竹です。本ブログでは、AWS Cost Anomaly Detection の変遷と、2025年のアップデートで対応した Amazon EventBridge および AWS User Notifications を含めた現在の通知方法を整理します。今からマルチアカウント管理を行われる場合は、「AWS User Notifications」へと通知を集約されるとお手軽に設定ができて良いでしょう。
AWS, CS

オンプレミスの経験から学ぶAmazon Route 53の可用性の仕組み

はじめに こんにちは、山本です。 私が前職でオンプレミスでシステム運用をしていた頃、DNSサーバーは必ず プライマリ/セカンダリ構成 にしていました。 しかし AWS を勉強&業務活用し始めてから「Amazon Route 53はリージョンを選ばなくても冗長化されている」、「 SLA が100%」と聞き、「いったいどうやって可用性を担保しているのか?」と疑問に思いました。 今回は、

Step Functions における Map ステートのリトライ: 組み込み Retry (全体) vs カスタム (個別)

Map ステート全体をリトライする 全体の処理フロー(リトライ発生時) 各ステップの詳細解説 1. 1. GenerateSampleArray (Pass ステート) 2. 2. ProcessItemsInParallel (Map ステート) Iterator (Map ステートの反復処理) の詳細 グラフビュー 障害時のリドライブ Map ステートで失敗した 処理 (States) のみをリトライする 全体の処理フロー 各ステップの詳細解説 グラフビュー 障害時のリドライブ

Amazon Q Business は本当に実務で使えるのか?Amazon Q Business だけで1週間過ごしてみた検証レポート

ChatGPTやGemini、Claudeなどの生成AIサービスがビジネス現場で普及する中、 「自社でも生成AIを活用したいが、セキュリティや運用、コスト面で導入に踏み切れない」 「すでにAWSを利用しているのだから、Amazon Q Business が気になる。しかし、非エンジニアの社員が本当に使いこなせるのだろうか?」 そんな疑問や不安を抱えている、企業のIT担当者やDX推進者の方も多いので

AWS Systems Manager Patch Manager でパッチスキャンをしてみよう【基礎】

はじめに こんにちは、サメ映画をこよなく愛する梅木です。 今回は、AWS Systems Manager Patch Manager を利用したパッチスキャンについて、検証および検証手順をまとめます。 はじめに AWS Systems Manager Patch Manager とは 用語 検証 1. 準備 1-1. EC2の構築 1-2. マネージドノードの確認 2. パッチスキャン 2-1. パッチベースラインの作成 2-2. パッチポリシーの作成 2-3. パッチスキャンの実
AWS

RDS SALとOfficeライセンスをAWS License Managerで管理する上での注意点

こんにちは、スマホの着信音がナイトライダーのCS2課畑野です。 昨今のAIブームによりK.I.T.T.のようにクールな人工知能が登場するのを待ちわびています。 さて今回はAWS License ManagerでRDS SALとOfficeライセンスを管理する上での注意点をまとめてみました。 2025年10月よりAWSのパートナー企業などが独自のSPLAライセンスでMicrosoft製品をAWS上で利用できなくなったことに伴うラ

【AI agent with CICD】Automating AgentCore Runtime Deployment with GitHub Actions

Automated deployment of Amazon Bedrock AgentCore Runtime with AWS CDK L2 Construct. Simplifying IAM and build processes to enable rapid execution of AI agents.

AgentCore Runtime のデプロイを Github Actions で自動化してみた

Amazon Bedrock AgentCore RuntimeをAWS CDKのL2 Constructで自動デプロイ。IAMやビルドプロセスも簡素化し、AIエージェントの迅速な実行を可能にする方法を紹介。
AWS

Databricks CLI のインストール手順

データドリブンな人間を目指している香取です。 今回はタイトルの通り、Databricks のコマンドラインツールである Databricks CLI をインストールして Databricks ワークスペースに接続するまでの方法を紹介します。 Databricks CLI を使用すると、ターミナルから Databricks ワークスペースを操作でき、ノートブックの管理、ジョブの実行、DBFS の操作など、様々な作業を実行できます

EventBridgeスケジューラーとSystems Managerオートメーションを用いたEC2/RDSインスタンスの自動停止設定

こんにちは! エンタープライズクラウド部ソリューションアーキテクト課の足達です。 本ブログでは、EC2やRDSの自動停止設定をAWSサービスのみで実装する方法についてご紹介します。 はじめに 今回実施すること 自動停止設定に使用するAWSサービス 設定の全体像 設定方法 1. IAMポリシー・IAMロールの作成 EventBridge用IAMロール SSMオートメーション用IAMロール 2. SSMオートメ
AWS

ECS サービスコネクトで実現するブルー/グリーンデプロイ検証記

こんにちは、末廣です。 本ブログでは AWS ECS Service Connect でブルー/グリーンデプロイをやってみます。 最近、ECS のブルー/グリーンデプロイするのに CodeDeploy が不要になりました。 aws.amazon.com これに伴い ALB ではなく、サービスコネクトを使ってブル/ーグリーンデプロイの実現ができるようになったようです。 aws.amazon.com AWS 公式ブログ の内容について、実際に通信を送
AWS

AIエージェントのちょっと怖い話 〜エージェンティック無限ループ?〜

はじめに こんにちは、久保です。 AIエージェントは、与えられた目標に対して自律的に計画、実行を行う仕組みと考えられます。 2025年はAIエージェントの年と言われており、AWSにおいてもAIエージェントを本番環境で安全かつ効率的に運用可能とする Amazon Bedrock AgentCore が提供開始されるなど、注目が集まっています。 本記事では、AIエージェントの試行中に私が遭遇し