サーバーワークス の技術ブログ

BacklogのMCPサーバーでタスクのサマリを見てみる

こんにちは。 アプリケーションサービス部 DevOps担当の兼安です。 本記事を書いているのは11月下旬です。 私が住んでいる広島市内ではイルミネーションが始まりました。 さて、みなさん、Backlogは使われていますか? 私の担当するプロジェクトでは、タスクをBacklogで管理することが多いです。 今回は、BacklogのMCPサーバーを利用して、タスクのサマリを取得する方法を

AWS Step FunctionsでS3 To S3のマルチパートアップロードを実装する

Step Functions愛好家になりつつあるさとうです。 皆さんはS3のマルチパートアップロードを自分で実装したことはありますか? Step Functionsで簡単に実装できると思っていましたが、意外とハマりどころが多かったので実装サンプルと一緒にシェアしたいと思います! *注意点 ここでいうマルチパートアップロードは S3→S3のオブジェクトコピー を指します 紹介する実装はあ
AWS

AWS Security Hub CSPM 中央管理切替で遭遇した Config.1 FAILED の原因と対応について

こんにちは、近藤(りょう)です! AWS Security Hub CSPM をローカル設定から中央設定へ切り替えた際、中央管理下にあるメンバーアカウントで利用している各リージョンにおいて、Config.1 のステータスが FAILED になるという事象が発生しました。 調査の結果、中央設定の 「ホームリージョン/リンクされたリージョン」の構成 、Config.1 の「includeConfigServiceLinkedRoleCheck」パラ
AWS

GitHub Spec Kitで始める「仕様駆動開発(Spec-Driven Development)」

GitHub Spec Kitで始める「仕様駆動開発(Spec-Driven Development)」

AWS CLI の新機能 aws login を DevContainer で試してみた

はじめに aws login とは? aws login を使ったログイン ガバナンス周り CloudTrail IAM ポリシーの制御 新たにログインをしようとした場合 すでにログインしている場合 Dev Container で利用してみる devcontainer.json の設定 起動してみる まとめ はじめに アプリケーションサービス本部ディベロップメントサービス1課の森山です。 今回は以下の新機能のご紹介をしてみます。 aws.amazon.

ALB の JWT 検証機能でマルチテナント SaaS のテナントルーティングを実装してみた

はじめに 構築内容 作ってみる。 Cognito ユーザプールの作成 動作確認用ユーザの作成 バックエンドの作成 VPC の作成 ALB の作成 JSON ウェブキーセット (JWKS) エンドポイント 発行者 カスタムクレーム テナント A 用のルール テナント B 用のルール 動作確認 Authentication ヘッダなし Authentication ヘッダあり(テナント A のユーザがテナント A のエンドポイントにアクセス) Authenti

新卒3年目、AIに振り回されるのをやめた話 〜AIを「最強のアシスタント」にする方法〜

AI開発で「これじゃない」コードが出てくる悩み 原因:AIは「超優秀だけど指示待ちの新人」 解決策は「仕様書」を書くこと 仕様書を作って開発してみよう(実践編) STEP1:現状の調査と方針決め STEP2:AIに仕様書を作成させる STEP3:仕様書に沿った実装を行う STEP4:AIによる客観的なレビュー STEP5:人間による最終レビュー まとめ AI開発で「これじゃない」コードが出

AWSマルチアカウント環境の監視・ログ管理:OAM と「データ一元化機能」はどう使い分けるのが正解?

2025年9月17日 のアップデート 1. はじめに 2. 大きな違いは「見るだけ」か「集めるか」 3. 詳細比較:コスト・機能・管理のポイント 4. 「必要なデータだけを見る」ためのフィルタリングの違い OAM の場合:入り口で選別し、見る時に切り替える データ一元化機能の場合:ロググループを選別して集め、集約後に加工する 5. どちらを選ぶのが良さそう? パターンA:現場の
AWS

Reserved Instances と Savings Plans の共有設定で Sharing Group が設定可能になりました

セキュリティサービス部 佐竹です。本ブログでは、Reserved Instances と Savings Plans の共有設定で、新しく追加された設定である共有グループ (sharing group) について記載しました。なお本実装には「Cost Categories(コストカテゴリー)」の設計と適用が必須となっています。

AWS NAT Gatewayのリージョナル版を試してみました

はじめに AWS NAT Gatewayに新しく、リージョナルNAT Gatewayが追加されました。この機能により、単一のNAT Gatewayを作成するだけで、ワークロードの存在に基づいてVPC内の複数のアベイラビリティーゾーンに自動的に拡張・縮小し、高可用性を維持しながら設定と管理を簡素化できます。 AWS NAT Gateway now supports regional availability - AWS 早速、作成して動作を確認してみました。 リー
AWS

Kiro CLI登場 - Amazon Q Developer CLIからの移行方法と変更点まとめ

Kiro CLI登場 - Amazon Q Developer CLIからの移行方法と変更点まとめ

Slackを通じてAmazon Q Businessに問い合わせる方法

こんにちは!イーゴリです。今回は Slackを通じてAmazon Q Businessに問い合わせる方法を紹介します。 イメージ図 手順 動作確認 SlackチャンネルにAmazon Q Businessを追加する 2025年11月時点での注意点と感じたデメリット Slack の「App」一覧で「Amazon Q Business」の名前を変更する方法 イメージ図 手順 Amazon Q Business の管理画面で、 Applications を開きます。 対象のアプリケーションをク

Amazon CloudFrontでの認証ヘッダー使用例について

はじめに 認証ヘッダーと CloudFront のデフォルト動作 認証ヘッダーに関する設定方法 2 パターン (抜粋) オリジンリクエストポリシーを使用する方法 カスタムヘッダーを使用するパターン パターン比較表 おわりに はじめに こんにちは、山本です。 近年開発されている Web アプリケーションでは、ユーザー認証が実施されることが基本的なアーキテクチャになってきている

【資料公開】身近なCSVを活用する!AWSのデータ分析基盤アーキテクチャ

データ分析基盤構築に興味がある方必見!AWSサービスを活用した実践的なウェビナー資料とデモ環境を公開。

【Kiro CLI】はじめる前に知っておくべきこと ~データプライバシー&セキュリティ編~

2025 年 11 月 18 日にリリースされた Kiro CLI のセキュリティとデータプライバシーについて、既存の Kiro IDE と比較しながら解説します。AWS 責任共有モデルに基づく共通のセキュリティ基盤、データ保存場所、クロスリージョン推論、暗号化方式などの基本事項に加え、CLI 特有のターミナル環境でのセキュリティリスク(環境変数へのアクセス、コマンド履歴管理、実行権限