NTTコミュニケーションズ の技術ブログ

突然のデータ不整合!原因は Realtime Database の更新処理かも? 更新失敗を防ぐ TypeScript の解決策

TypeScript で Firebase の Realtime Database を利用すると、使い方次第でエラーが生じてしまう可能性があります。これは TypeScript の型チェックでは検知が難しいような undefined なプロパティを格納しようとしてしまうことがあるためです。この問題が起こるとデータ更新処理が失敗し、不整合な状態が発生してしまいます。 この記事では その問題を防ぐ方法を紹介します。 はじ

サーバレスをフル活用したビジネスdアプリのアーキテクチャ(後編)

はじめに この記事はコミュニケーション&アプリケーションサービス部でビジネスdアプリを開発している丸山、葛岡、露口、西谷、富田の共同執筆です。 今回は、NTTコミュニケーションズで提供するモバイルアプリ、「ビジネスdアプリ」の具体的なアーキテクチャやCI/CDの仕組みに焦点を当てて説明します。 前編では、開発背景やサーバレスサービスを活用したアー

事業優先度に縛られずに、プロダクトの魅力度向上を実現するための改善手法——NeWorkにおける少人数チーム設置による改善事例

本記事では、ソフトウェアプロダクト開発において、スクラムから独立した エンジニア × デザイナ × マーケタ の少人数チーム(以下、ミニチーム)を作って活動することにより、事業優先度が低く後回しになりがちなユーザビリティの課題を解決していった事例や学びを紹介しています。 目次 目次 はじめに NeWorkとは NeWorkのチーム編成 エンジニアが自由にプロダクト改

生成AI向けのドキュメント変換技術 rokadoc の使い方

こんにちは。イノベーションセンター Generative AI チームの安川です。今回はrokadocのパブリックベータ版( https://rokadoc.ntt.com/ )が公開されたため、その紹介と解説をします。 本記事では「ドキュメント変換技術」であるrokadocの概要を説明した上で、実際の使い方や結果を紹介します。 使い方の部分では、WebUIを用いて簡便にドキュメント解析を行う方法や、解析結果が実

LLMにJSONやソースコードを出力させるStructured Generationの技術

こんにちは、イノベーションセンターの加藤です。この記事では、大規模言語モデル(LLM)にJSONやソースコードを正しく出力させるための生成手法であるStructured Generationについて紹介します。 Structured Generationとは パーサーを用いた制約手法 正則言語とは 正則言語のStructured Generation 文脈自由言語とは 字句解析について 正則言語+文脈自由言語のStructured Generation まとめ Structu

Telegramを正しく知って正しく怖がろう 〜 ドコモグループイベントでワークショップを開催しました

この記事では、ドコモグループで実施したイベント “dcc Engineer Day 25” において、Telegramを使ったワークショップを開催した様子を紹介します。 はじめに 注意 dcc Engineer Dayについて ワークショップの様子 Telegramとは何か Telegramの活用・悪用事例 アカウント設定とプライバシー メッセージング(チャット) APIとBot 参加者の声 ワークショップを開催してみて おわりに はじ

CUDA 12.8 における Checkpoint API の概要

こんにちは、イノベーションセンターの鈴ヶ嶺です。普段は AI/ML システムに関する業務に従事しています。 本記事では、CUDA 12.8 から追加された Checkpoint API の概要について解説します。 まず、Checkpoint のユースケースやこれまでの NVIDIA CUDA における Checkpoint の試みなどの背景を説明し、新たに追加された CUDA Checkpointing について解説します。 さらに実際に実装し、torchvisi

営業組織出身の私が社内ダブルワークで、アナリスト業務(RATファミリー調査)に挑戦してみた話

こんにちは、ソリューションサービス部の田中です。 約半年間、イノベーションセンターのNetwork Analytics for Security(以下、NA4Sec)プロジェクトに、社内ダブルワーク制度を通して、参画していました。 今日は、タイトルにもある通り、営業系キャリアを歩んできた私がアナリスト/エンジニア業務をして学べたことや感じたことについて紹介します。 営業系出身の方で、

音声認識モデルWhisperを投機的デコーディングで高速化する

こんにちは、イノベーションセンターの加藤です。この記事では、Transformerベースの言語モデルで利用可能な高速化技術である投機的デコーディング(speculative decoding)を用いて、音声認識モデルのWhisperの高速化を検証したのでその結果を紹介します。 投機的デコーディングとは Whisperとは 実験 英語音声 (LibriSpeech) の結果 日本語音声 (Common Voice 17.0 日本語サブセット) の結果

埼玉大学で時系列データ分析コンテンツ「ごちきか」を元にした講義をしました

この記事では、NTTコミュニケーションズの先端AI数理PJが埼玉大学で行った時系列分析に関する研究会の様子とその講義資料およびハンズオン資料について紹介します。本記事で紹介した資料の完全版は こちら をご覧ください! 目次 目次 はじめに 講義の準備 講義内容の紹介と研究会の様子 AI・データ分析関連事業紹介と時系列分析の背景 可視化と探索的データ解析/前

セキュリティカンファレンス「JSAC2025」に登壇してきた話

みなさんこんにちは、イノベーションセンターの益本 (@masaomi346) です。 Network Analytics for Security (以下、NA4Sec) プロジェクトのメンバーとして活動しています。 この記事では、2025年1月21日・22日に開催されたセキュリティカンファレンスJSAC2025で登壇したことについて紹介します。 私たちが観測したある2つのPhishing as a Service (PhaaS) の分析結果についての講演 ぜひ最後まで読

機械学習×数理最適化で業務プロセス革命!

本記事では、現在進行中の研究「機械学習×数理最適化」に関する取り組みの一環として検討している、需要予測を活用した業務プロセスの改善について紹介します。 はじめに 背景 数理最適化とは 機械学習×数理最適化で解決が期待できる課題 実現方法の検討 問題設定 Node-AIでの需要予測 数理最適化によるシフト計画 条件データ 定式化 プログラム 結果 まとめ おわり

LeSSを辞めて1チームスクラムに戻した話

ノーコードAI開発ツール「Node-AI」のプロダクト開発チーム(以下Node-AIチーム)は、 2024年1月から1年間採用していたLeSSでの開発体制を見直し、1チームによるスクラム体制で再出発しました。 本記事では、その背景についてご紹介します。 はじめに LeSSの課題 原因1 原因2 課題のまとめ チーム体制変更の検討 調査と決定 狙い 調整 今後に向けて おわりに はじめに こんに

利用終了したドメイン名の終活に向けて 〜利用終了ドメイン名のログを分析した話〜

この記事は、  NTT Communications Advent Calendar 2024  の記事です。 みなさんこんにちは、イノベーションセンターの冨樫です。Network Analytics for Security 1 (以下、NA4Sec)プロジェクトのメンバーとして活動しています。この記事では「 利用終了したドメイン名の終活に向けて 〜観測環境を作った話〜 」で紹介した観測環境から収集したログの分析結果について説明します。また、

フィッシングキットの詳細分析に挑戦!(インターンシップ体験記)

はじめに こんにちは!NTTコミュニケーションズの 2024年夏の現場受け入れ型インターンシップ に参加させていただきました、大学院1年生の 山本 です。 現在はフィッシングサイトの検出をテーマに研究活動を行っています。 本記事では、インターンシップを通して体験させていただいた業務内容のうち、特にフィッシングキットの分析について紹介させていただきます

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