NTTコミュニケーションズ の技術ブログ

正解データがなくても分析コンペは作れる話

みなさんこんにちは デジタル改革推進部の浅野です。 NTT Comでは社内の分析課題をコンペにしてみんなで解くイベントがあるのですが、今回は正解データが十分用意できなくてもコンペを開催することに成功したので、その妙技をご紹介したいと思います。 (過去の開催は こちら にも投稿しております) 分析コンペとは 分析コンペとは予め用意された課題に対して参加者

ディープラーニングフレームワークのncnnを試してみた

はじめに こんにちは。イノベーションセンターテクノロジー部門の齋藤と申します。普段はコンピュータビジョンの技術開発やAI/MLシステムの検証に取り組んでいます。今回は、モバイル向けの推論フレームワークのncnnに触れてみたので、その結果について書いて行きます。 ncnnとは ncnn 1 とは、モバイル向けの推論フレームワークでAndroidとiOSにどちらも対応しています

Environmentsを用いたGitHub ActionsからCloud Functionsへのデプロイ

この記事は、 NTT Communications Advent Calendar 2022 16日目の記事です。 はじめに こんにちは、イノベーションセンター テクノロジー部門の池田です。 普段は SkyWay というプラットフォームを開発しています。 この記事では、GitHub ActionsからGoogle Cloud Platform(以下GCP)のCloud FunctionsにPipenvを利用したPythonアプリケーションをデプロイした際の話をGitHubのEnvironmentsなどに触れつつ紹介

エンジニアがエンジニアのために開発・検証用 PC を整備した話

この記事は、 NTT Communications Advent Calendar 2022 15日目の記事です。 2022/12/16 追記 想像以上に反響がありましたので、追記します。 「エンジニアのわがまま」発言について そのような発言が出たのは、エンジニア側とシステム担当が互いに本音をぶつけ合ったからこそでした。 限られた時間枠の中でエンジニア側から畳みかけるように数多くの問題意識や要望をシステム担当

turnutils_uclientによるTURNサーバーの負荷試験を通して得られた知見 #nttcom_ac2022

この記事は、 NTT Communications Advent Calendar 2022 14日目の記事です。 はじめに 皆様こんにちは。イノベーションセンター所属の @sublimer です。 普段はWebRTCプラットフォーム 「SkyWay」 の開発・運用の業務に取り組んでおり、現在は新しいSkyWayの正式リリースに向けて、インフラ・バックエンド・フロントエンドのコードをガリガリ書く楽しい日々を送っています。 一方のプラ

チーム定例を改善するために行った3つのこと

この記事は、 NTT Communications Advent Calendar 2022 13日目の記事です。 はじめに こんにちは。 SDPF クラウド/サーバー 仮想サーバーチームの宮岸( @daiking1756 )です。 普段はOpenStackを使ってIaaSを裏側からお世話する仕事をしています。 この記事では 先日開催された第6回 NTT Agile MeetupのLightning Talkで話した「チーム定例の議事録を工夫した話」を元に、 当日は時間の関係で話せなか

データマネジメント基盤「インフォマティカ」を触ってみた!

この記事は、 NTT Communications Advent Calendar 2022 12日目の記事です。 はじめに はじめまして、クラウド&ネットワークサービス部でデータマネジメントに関するサービス企画・販売企画を担当している古志将樹です。 今回はNTT Comで提供しているデータマネジメント基盤である「インフォマティカソリューション」について簡単に触ってみたので、その操作方法などを紹介し

SDPFクラウド/サーバー ESIチームにおけるCI改善の取り組み

この記事は、 NTT Communications Advent Calendar 2022 10日目の記事です。 こんにちは! SDPF クラウド/サーバー ESI チーム入社1年目の飯國 ( @guni1192 ) です。 普段は SDPF クラウド/サーバーにおけるネットワークコントローラ ESI (Elastic Service Infrastructure) を開発しています。 今回は ESI チームにおける CI 改善の取り組みについて紹介します。 CI/CD をセルフホストしている方向けに、CI

コンピュータビジョン分野のトップカンファレンスであるECCV2022からワークショップの模様を紹介(前編)

目次 目次 はじめに ECCV2022概要 Workshop Instance-Level Recognition Workshop Keynote talk: Image Search and Matching Kaggle Google Universal Image Embedding Challenge Keynote talk: Few-Shot Learning for Object Aware Visual Recognition Language Assisted Product Search Granularity aware Adaptation for Image Retrieval over Multiple Tasks Where in the World is this Image? Transformer-based Geo-localization in the Wild" What to Hide from Your Students: Attention-Guided Masked Image Modeling

IoTデバイス接続の難しさを解決するNTT Comのお手軽IoT

この記事は、 NTT Communications Advent Calendar 2022 9日目の記事です。 対象読者 / わかること 対象読者 IoT デバイス接続の難しさに頭を抱えている 「クラウドにデータを送信する」までの要所をざっくり理解したい とにかく IoT を道具として使ってみたい、始めてみたい わかること 「クラウドにデータを送信する」までの一連の流れ Things Cloud を活用した「お手軽IoT」の始め方

NTT Com で OSS を作って公開してみた - やったことリスト共有

この記事は、 NTT Communications Advent Calendar 2022 8日目の記事です。 サマリ OSS 公開中の Go による SDN コントローラー Pola PCE の開発ノウハウを紹介 開発・公開・運用に際してやったことと得られた Tips を紹介 (CI・ドキュメント・コンテナ・その他 Go 関連) はじめに イノベーションセンターの三島です。 普段の業務では Multi-AS Segment Routing(SRv6/SR-MPLS)や Telemetry などの技術

開発に使える脆弱性スキャンツール

この記事は、 NTT Communications Advent Calendar 2022 7日目の記事です。 はじめに こんにちは、イノベーションセンター所属の志村と申します。 「Metemcyber」プロジェクトで脅威インテリジェンスに関する内製開発や、「NA4Sec」プロジェクトで攻撃インフラの解明・撲滅に関する技術開発を担当しています。 今回は「開発に使える脆弱性スキャンツール」をテーマに、GitHub Dependabot,

uefi-rsを使わずにRustでMikanOSをやっていく話

この記事は、 NTT Communications Advent Calendar 2022 6日目の記事です。 はじめに こんにちは、SDPF クラウド・仮想サーバチームの松下です。 普段は OpenStack の開発・運用をしているエンジニアで、今年から新入社員としてJOINしました。 今回は、細々と取り組んでいるOSを自作する個人的な活動についてお話ししつつ、ちょっと普通とは違う開発にチャレンジする同志を増やしたい

シェル・ワンライナー 160 本ノックを完走した

この記事は、 NTT Communications Advent Calendar 2022 4 日目の記事です。 こんにちは。 SDPF クラウド・仮想サーバーチームの杉浦です。 普段は OpenStack の開発・運用をしています。 みなさんはシェル芸と聞いてどのようなコマンドを想像しますか? 私は以下のような怖いコマンド 1 を想像していました # 無限に process を fork するコマンドです # 実行するときは自己責任でお願いし

SBOMで始める脆弱性管理の実際

この記事は、 NTT Communications Advent Calendar 2022 1日目の記事です。 はじめに こんにちは。イノベーションセンターテクノロジー部門の西野と申します。 「Metemcyber」プロジェクトで、脅威インテリジェンスの運用や活用に関する研究開発をしています。 今回の記事では、SBOMを利用した脆弱性管理の取り組みについてご紹介します。 実は NTT Communications Advent Calendar に6年連続で