SCSKクラウドソリューション の技術ブログ

Cortex Cloudでアラートのステータスを変更してみた

はじめに 前回 はCortex CloudをAWSに接続し、アラートを取得しました。 今回はそのアラートに相当するCaseとIssueのステータスの変更をしてみようと思います。 CaseとIssueについて Cortex CloudにおけるアラートはIssueと呼ばれ、1つの検知ルールを違反した1リソースに対して、生成されます。CaseはAIと機械学習によって集約・分析・優先順位付けしたIssueのまとまりのことです。CNA

【Catoクラウド】Socketのゼロタッチ対応が進化しました!

Catoクラウドへ接続するための専用デバイスであるCato Socketについて、 初期設定にまつわる新機能が実装されました。本記事では、その紹介を行います。 はじめに:Cato Socketと初期設定 Catoクラウドに限らず、SASEはサービスへ接続するための何らかの手段が必要となります。 Cato Socketは、各種オフィスなどの物理拠点向けにCatoが提供しているエッジデバイスです。 これを

LifeKeeper導入後の保守サポートってどういう仕組み?を解説します

(※本記事は、2025年11月時点の内容となります) LifeKeeperでは、製品購入後に充実した保守サポートをご提供していますが、 導入したOSやバージョンにより、サポートの種類や期間が異なるため、 複雑でどれを選べばよいか迷われる方も多いのではないでしょうか。   LifeKeeperとしては、2025年11月11日に最新バージョンであるv10のリリースがございましたが、 旧バージョン

Postgresqlのバキューム処理

こんにちわ、田原です。 お客様対応でpostgresqlの バキューム処理 について調査する機会があり、 まとめましたので、内容を紹介します。 なぜpostgresqlにバキューム処理が必要なのか postgresqlには以下の点を解決するため、バキューム処理が実装されています。 PostgreSQLのMVCC(Multi-Version Concurrency Control)の影響 PostgreSQLは同時実行制御にMVCC(Multi-Version Concurrency Control)を使

【PostgreSQL】INDEX ONLY SCAN について

こんにちは、石原です。 最近、PostgreSQL で実行計画を見る機会が多かったため、そこから気になった内容について記載していこうと思います。 今回は「INDEX ONLY SCAN」について触れていきます。 ※本内容で載せる検証結果は、AWS RDS (PostgreSQL 15.12) 上で実施した内容となります。 実行計画 一般的なところからになりますが、クエリの実行において正しい結果を返すことは当

Azure Monitor Agent (AMA) 導入時におけるプロビジョニング失敗の対処法(Windows イメージ展開環境)

大西です。 Azure virtual Desktop(AVD)を用いてシンクライアント環境を構築している際に、 各セッションホストへAzure Monitor Agent(AMA)の導入が正常に完了せず、 WindowsOSのパフォーマンスカウンターをAzureへ取得できないため監視ができないといった事態が発生しました。 原因を探ってみると、マスターイメージをベースに展開されたWindows仮想マシンに対して誤った操作をし

【New Relic】New Relicのログイン方法とユーザー設定

こんにちは。New Relic技術担当の井上です。 この記事ではNew Relicへのログイン方法と作成したユーザーの権限変更やプロフィール情報変更について解説していきます。同じメールアドレスでNew Relicのアカウントを複数保持している場合、ログイン手順が少し変わってきますので、この記事を読んで参考になれば幸いです。 はじめに 部署異動や役割変更に伴い、ユーザーの

Azure VM – Azure Storageサービスを使用しないAzure Bastion 経由でのファイル転送方法 –

リソース構築をする中でBastion経由でVMへ接続することがありますが、ポータル上からのBastion接続では通常、ファイル転送をすることができません。私自身VMへアプリケーションを導入する際に、ローカルPCからVMへ実行ファイルを転送しようとしましたが、できず、少々焦りました。そのため今回はCLIを利用したBastion経由でのファイル転送方法について紹介します。この方

【ServiceNow】画像データを環境間で移送する方法(XMLエクスポート/インポート)

こんにちは SCSKの庄司です。 今回は、ServiceNowの環境間における画像の移送方法を紹介していきます。 本記事は執筆時点(2025年11月)の情報になります。最新の内容は製品ドキュメントを参考にしてください。 添付ファイルは更新セットに含まれない ServiceNowでは通常、環境間での変更の移送は更新セットを利用して実施します。 しかし、更新セットにはすべてのレコー

話題のAIコードドキュメント「DeepWiki」とは?使い方と日本語化の手順を徹底解説

こんにちは。SCSKの松渕です。 半年ほど前から、エンジニア界隈のSNSや技術ブログで「 DeepWiki 」という名前を見かけることが増えていませんか? この記事では、「Deepwikiって結局何がすごいの?」「どうやって使うの?」という初学者向けのブログとなってます! 本記事は、筆者個人の見解に基づき、DeepWikiの使用経験を共有することを目的としています。Cognition社の公

AWS CloudFormationスタックの出力をAnsibleで取得し、アプリに渡す方法

初めまして。2025年にSCSKに入社した新人の大原悠利と申します。現在、所属部署の伝統であるクラウド研修に参加しています。 今回はその研修の中で、自分が特に苦戦した「 AWS CloudFormationの出力をAnsibleで利用する方法 」についてご紹介します。この記事が、同じように悩む方の助けになれば嬉しいです。   実装する要件 概要 AWS CloudFormationと構成管理ツール(Ansible)

AWS CloudFormationスタックの出力をAnsibleで取得し、アプリに渡す方法

初めまして。2025年にSCSKに入社した新人の大原悠利と申します。現在、所属部署の伝統であるクラウド研修に参加しています。 今回はその研修の中で、自分が特に苦戦した「 AWS CloudFormationの出力をAnsibleで利用する方法 」についてご紹介します。この記事が、同じように悩む方の助けになれば嬉しいです。   実装する要件 概要 AWS CloudFormationと構成管理ツール(Ansible)

【New Relic】使い始めるためのサインアップガイド

こんにちは。New Relic技術担当の井上です。 この記事では実際にNew Relicを使う導入ステップとして、New Relicのサインアップ方法について解説していきます。初めてNew Relicを利用される方でもスムーズに始められるよう、必要な情報を順を追ってご紹介します。サインアップ後の初期設定やユーザ管理に関するポイントについても、今後の記事で順次ご紹介していきます。 は

ServiceNowのライセンスの考え方(ITOM編)

はじめまして。こんにちは。SCSKの髙橋です。 ServiceNowのライセンスの考え方が複雑でわからない、と質問いただくことが多いので 今回はITOM(IT Operations Management)について書いてみようと思います。   ※ITSMについて知りたい人は、こちらの前回投稿をどうぞ。   基本的な考え方 課金の単位 ITSM、CSMなどはユーザー単位の課金です。 ServiceNow社の資料などは月額で書

テキストをAmazon SNSで送りたいだけなのに。

こんにちは、ひるたんぬです。 前回のブログに続き醤油についての話題です。 ※ 最近ふと思いつく小ネタが、たまたま醤油になってしまっているだけです。 「濃口醤油」と「淡口醤油」の違い、皆さんはご存知ですか? 色が違うというのは字面からイメージできますし、それに伴い製法や材料も異なるんだろうなぁ…とは想像できます。 では、どちらがしょっぱいの