SCSKクラウドソリューション の技術ブログ

AWS AppSync リゾルバ (VTL) の書き方サンプル No.2 – Amazon DynamoDB BatchGetItem

こんにちは、広野です。 AWS AppSync を使用したアプリケーションを開発する機会があり、リゾルバ、主に VTL の書き方に関してまとまった知識が得られたので紹介します。前回の続きもので、BatchGetItem の書き方を紹介します。 本記事では、VTL の書き方にフォーカスしています。ご了承ください。 AWS AppSync、リゾルバ、VTL の説明については以下の記事をご覧下さい。 AWS AppSy
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ネットワーク系サービスのロギング・監視・通知・分析(1)

こんにちは。自称ネットワーク技術者の貝塚です。SCSKでAWSの内製化支援『 テクニカルエスコートサービス 』を担当しています。 多くのAWSサービスを使う上で、ログ管理や監視・通知は欠かせませんが、通常これらの機能を目的のサービス自身が持っていることはなく、どうしても他サービス(例えばCloudWatch)との連携が出てきてしまいます。しかも連携パターンも1パター

AWS Lambda 関数から AWS AppSync に Mutation する [Python版]

こんにちは、広野です。 以前、以下の記事で AWS AppSync に Mutation をかける AWS Lambda 関数コードを以下の記事内で紹介していたのですが、Node.js で書いたものでした。先日 Node.js 16 が EoL になったことを受けて、AWS Lambda 関数を Python 3.12 で書き換えたので書き残しておきます。 AWS AppSync を使って React アプリからキックした非同期ジョブの結果をプッシュ通知で受け取る 非同

BigQuery MLのML.GENERATE_TEXT関数を使ってテキストデータを要約してみた

こんにちは。SCSKの江木です。 Google Cloud Generative AI Summit Osakaでも紹介されていた、BigQuery MLのML.GENERATE_TEXT関数を使って、テキストのデータセットを要約してみたので、実装方法を紹介します。 Google Cloud Generative AI Summit Osakaでの詳しい内容は過去の記事をご確認いただけますと幸いです。 Google Cloud Generative AI Summit Osakaに参加してみた! Google Cloud Generative AI Summit Osakaに参加し

ランサムウェアに気をつけろ!基礎知識と安全対策のポイント

こんにちは。SCSKの田中です。 本記事ではUSiZEシェアードモデルのランサムウェア対策に向けたサービスを新しく検討するにあたり、ランサムウェアについて調べたことを記載します。 USiZEシェアードモデルに興味を持っていただけた方は以下のページをご参照ください。 運用付きの国産クラウドサービス│SCSK&#26

【特別号】LifeKeeperのサイトを更新しました!!

こんにちは、SCSK 池田です。 2024年が始まり、あっという間に半月が経ってしまい、時の速さに恐怖を覚えつつも、今年も新しいことを仕掛けていこうと考えている今日この頃です。 さて1月17日に、 LifeKeeperのサイトを新しくしました! ※クリックすると新サイトに移動します。 1.これまでのサイトの課題と改善 昨年8月頃からサイト刷新プロジェクトがスタートし、

パラメータシートから AWS CloudFormation テンプレートを自動で作成する

こんにちは。SCSKのひるたんぬです。 2024年になり、早二週間が経過しました。時間の経過が早く感じるようになった今日このごろです。 早速余談なのですが、「人生の体感時間は年齢を重ねるごとに短くなる」と言われており、これを数式を用いて表現したものを「ジャネーの法則」と言うそうです。この法則に従い計算をすると、私はすでに人生の約75%を終えた¹こと

React アプリに Amazon Bedrock への問い合わせ画面を組み込む [レスポンスストリーミング対応]

こんにちは、広野です。 React アプリに Amazon Bedrock に問い合わせる画面をつくってみたのでコードを紹介します。よくある生成系 AI チャットボットのように、回答文が作成されながら表示されるやつです。↓ アーキテクチャ 生成系 AI の基盤モデルには、Amazon Bedrock の Anthropic Claude 2.1 を使用しています。 Amazon Bedrock に問い合わせるのは AWS Lambda 関数 (Node.js 20) です。 AWS La

AWS インターフェース型 VPC エンドポイントにどのようにアクセスしているのか?

こんにちは。自称ネットワーク技術者の貝塚です。SCSKでAWSの内製化支援『 テクニカルエスコートサービス 』を担当しています。 業務でヤバいくらいお世話になっているひつじちゃんがVPCエンドポイントについての記事を書いていました。 Amazon VPC エンドポイントについて整理してみる VPC エンドポイントの役割について説明したいと思います。 blog.usize-tech.com 2023.12.10 ひ

やってみたら面倒くさい、React アプリからの Amazon Cognito 認証付き AWS Lambda 関数 URL 呼出

こんにちは、広野です。 AWS Lambda 関数 URL がサポートしているレスポンスストリーミングを使用したくて、React アプリから Amazon Cognito ID プール (フェデレーテッドアイデンティティ) の一時的なクレデンシャルを取得し IAM 認証付きの AWS Lambda 関数 URL を呼び出せるようにしようとしたところ、激ハマリしました。 やりたいことは↓コレなんですが、一時的なクレデンシャ

Catoクラウドでのデバイス証明書認証について

Catoクラウドのモバイル接続では、接続できる端末を制限したい場合(例.会社支給の端末に限りたいなど)の機能として、 デバイス認証(Device Authentication)機能 があります。 指定した電子証明書(デバイス証明書、別名クライアント証明書)がインストールされている端末からのみ、Catoクラウドへの接続を許可する 機能で、Catoクライアントが対応するすべてのOS(※)にて利用可

ネットワークにつながらなくなった Amazon EC2 インスタンスを回復させる話

こんにちは。自称ネットワークエンジニアの貝塚です。SCSKでAWSの内製化支援『 テクニカルエスコートサービス 』を担当しています。 先日、EC2 Amazon Linuxを使って検証をしておりまして、付け焼刃でネットワーク周りの設定ファイルを変更してOSを再起動したところ、インスタンスに接続できなくなりました。その時回復するためにやったことを本稿にメモとして残したい

AWS Network FirewallでインバウンドトラフィックをTLSインスペクションする

こんにちは、SCSKでAWSの内製化支援『 テクニカルエスコートサービス 』を担当している貝塚です。 先日、AWS Network FirewallのアウトバウンドTLSインスペクション使ってみた記事を投稿しました。  AWS Network FirewallでアウトバウンドトラフィックをTLSインスペクションする AWS Network Firewallで、アウトバウンド(egress)のTLSインスペクション機能を検証しました。アウトバウンド

2024年最新版 CSPM(Cloud Security Posture Management)とは?

2024年最新版の CSPM について解説します。 クラウドセキュリティの代表的なツールのひとつがCSPMです。クラウドセキュリティとは、クラウドコンピューティング環境(クラウドサービス)におけるユーザー、データ、アプリ、インフラストラクチャーを保護するために設計された一連のセキュリティポリシー、手順、ツール、テクノロジーを指します。 本記事では、クラ

AWS AppSync リゾルバ (VTL) の書き方サンプル No.1 – Amazon DynamoDB GetItem

こんにちは、広野です。 AWS AppSync を使用したアプリケーションを開発する機会があり、リゾルバ、主に VTL の書き方に関してまとまった知識が得られたので紹介します。 本記事では、VTL の書き方にフォーカスしています。ご了承ください。 AWS AppSync とは AWS AppSync はサーバーレスアプリケーションのバックエンドを作成するときに使用するサービスです。GraphQL というク