SCSKクラウドソリューション の技術ブログ

初心者による初心者のためのGitHub 開発編

こんにちは、2年目の加藤です! 私は現在、データエンジニアとして、Google Cloudを活用したデータの取得や加工、整形などを担当しています。データ取得をCloud Run上でPythonを動かしたり、リソースをTerraformで管理する上で、GitHubを利用しています。前回の記事では、GitHubを利用する上でのGitの概念やGitコマンドを書きましたが、本記事では、共同で開発を行う上でのGitHubの

SonarQubeを使用したコードの品質保証

こんにちは、2年目の加藤です! 私は現在、データエンジニアとして、Google Cloudを活用したデータの取得や加工、整形などを担当しています。データ取得をCloud Run上でPythonを動かしたりすることがあるのですが、Pythonコードの品質担保のためにコードレビューを行っています。しかし、コードレビューだけではバグを見落としたり、コードレビュー者の経験や実力に依存し

Amazon Qで作るAIダンジョン探索型RPG ― 3日間ゲームを作ってみた

皆さんこんにちは! ゲームを作るのもPythonもほとんど初心者ですが、AIの力を借りて挑戦してみました。 どうも、安藤です。 今年の6月、Amazon Web Services, Incが主催する『Amazon Q CLI でゲームを作ろう Tシャツキャンペーン』というイベントをきっかけに、Amazon Q CLIとChatGPTを使って、試しにダンジョン探索型RPGを作ってみました。 ルールとして「Amazon Qが生成したコードをそ

【Catoクラウド】アプリケーション指定で通信をバイパスする

Catoクラウドのバイパス機能(Catoのネットワークを通さず外部接続させる機能)に、新たな設定方法が追加されました。本記事では、その紹介を行います。 はじめに:通信のバイパスを実現する機能 Site単位のバイパスを提供する「Bypass」機能 Catoクラウドは原則として全ての外部通信についてCato PoPを経由させ、ネットワークとセキュリティ双方の管理を行うよう設計さ

【ServiceNow】複数行の変数セット(Multi-Row Variable Set)

こんにちは SCSKの庄司です。 今回は、ServiceNowの複数行の変数セット(Multi-Row Variable Set)を紹介していきます。 本記事は執筆時点(2025年10月)の情報になります。最新の内容は製品ドキュメントを参考にしてください。 変数セットとは Servicenowではカタログアイテム画面(申請画面)上に、「変数」と呼ばれる入力項目を配置できます。 それらの「変数」を再利用可能な

油断は禁物!AWS WAFのすり抜けにご用心!

こんにちは、ひるたんぬです。 最近は急に冷え込んできましたね。秋、というより冬が来た、という感じです。 全く関係ない話ですが、なぜ「醤油(しょうゆ)」は油ではないのに、醤 油 と書くのでしょうか。 ごま油、サラダ油、なたね油…分かります。でもなぜ…? 醤油の言葉の意味としては“醬(ヒシオ)を絞ってできた油(液)”です。 『漢字源 改訂第6版』(学研 20

DNS検証と名前解決を理解する【AWS Certificate Manager, Amazon Route 53】

AWS Certificate Manager(ACM)と Amazon Route 53 を使用する際に発生した問題から、DNSに関して学べたので記事にします。 やりたいこと ACMのDNS検証で証明書の発行がしたいです。 しかし 「保留中の検証」 から 「発行済み」 にならず、苦労しました。 その原因はNSレコードで、DNSの権限委任について知識が不足していたことにありました。 ドメインの現状 親ドメイン:pri-tomioka.c

Amazon Q Developer を使用したシステム開発の所感

こんにちは、SCSKでAWSの内製化支援『 テクニカルエスコートサービス 』を担当している貝塚です。 (生成)AIを使用したソフトウェア開発が盛り上がっていますね。AWSまわりを主戦場にしている我々の部署でも Amazon Q Developer や Kiro を使用した開発はホットな話題です。 私も顧客に提供するウェブサイトをインフラからアプリまで一式、Amazon Q Developerを使用して開発したので

Raspberry Piで取得した気温・湿度情報をAWSでグラフ化してみた

今回はRaspberry Piのセンサーで取得したデータをAWS上で加工し、グラフ化してみたいと思います。 Raspberry Piで取得した気温・湿度のデータがAWS IoT Core等を通じて既にS3に入っている前提で、そのデータを加工していきます。 構成イメージ 今回構築するリソースと、データの流れは以下のイメージとなります。   構築してみる S3にjsonファイルを書き出す 以下のように気

AWS CDK で Amazon GuardDuty を実装してみた

今回は、Amazon GuardDuty による脅威検出と脅威通知を AWS CDK で実装する方法をまとめました。 はじめに 今回は、AWS GuardDutyを使用して、VPCフローログ、CloudTrail、DNSログを機械学習で分析し、悪意のある活動や異常な行動パターンをリアルタイムで検出して通知するリソースをAWS CDKで実装していきます。Guard Dutyによる脅威検出とS3への長期保存、EventBridge経由での即座な通知

AWS CDK Asset 活用によるユーザーデータ拡張 (Windows Server 編)

Amazon EC2のユーザーデータには16KBという制限があり、インフラ構築案件等での複雑なOS設定には不十分です。 本記事では、AWS CDK Assetを活用して、この制限を回避するアーキテクチャの実装方法を解説します。 ユーザーデータ入力を使用して EC2 インスタンスを起動すると&#12365

【Zabbix】ホストウィザード機能を使ったホストの登録手順を解説

この記事では、Zabbix 7.4で登場した新機能である  ホストウィザード による、ホスト登録の手順をご紹介します。 ホストウィザードは、画面の案内にステップバイステップで従うだけで、迷うことなくホストを作成できる、初心者の方にオススメな機能です。   ホスト登録手順 データ収集 -> ホスト -> ホストウィザード からホストウィザード画面を開きます

企業システムの信頼性を高める新機能とは?Windows版 LifeKeeper v8.11.0の進化

こんにちは、SCSKの前田です。 いつも TechHarmony をご覧いただきありがとうございます。 今回は、Windows 版 LifeKeeper / DataKeeper の最新バージョン v8.11.0 に追加された新機能を中心に、製品の進化ポイントをご紹介します。 はじめに Windows 版 LifeKeeper 製品の最新バージョンでは、 新機能の追加 に加え、 バグ修正・機能強化 、そして アップグレード時の注意点 がリリースノー

【2025 Japan AWS Ambassadors / Top Engineers / Jr. Champions 】SCSKより計10名選出されました!

AWS JAPAN APNブログにて、  2025 Japan AWS Ambassadors / 2025 Japan AWS Top Engineers / 2025 Japan AWS Jr. Champions の受賞者が発表されました。 本ブログではSCSKから選出された計10名の社員をご紹介します! 2025 Japan AWS Ambassadors 「 2025 Japan AWS Ambassadors 」は、2024 Japan AWS Top Engineers のうち、卓越した技術力を持ち、社内外への情報発信やその深い専門知識を基に、アマゾン ウェブ サービス(AWS

AWS CDK で AWS Security Hub を実装してみた

今回は、AWS Config と AWS Security Hub を活用した統合的なセキュリティ監視を AWS CDK で実装する方法をまとめました。 はじめに 今回はをAWS CDKでAWS ConfigとSecurityHubを実装していきます。 また、EventBridgeでコンプライアンス違反を検知して入力トランスフォーマーでメール文を成型して通知します。 今回作成するリソース SNSトピック : セキュリティアラートの通知 S3バケット : A