SCSKクラウドソリューション の技術ブログ

HAクラスター構成の敵「スプリットブレイン対策」はこれだ!

こんにちは、SCSK 池田です。 早いもので2023年も終わりを告げようとしています。皆さんにとってはどのような1年でしたか? 私は、このTech HarmonyでLifeKeeperに関するブログを投稿し始めた思い出深い1年となりました。 さて前回は、前田さんより、AWS環境におけるLifeKeeperで対応可能ないくつかの接続方法についてお伝えしました。 6回目の今回は、HAクラスター構成の

hostsファイルとZabbixServerを同期してみる

こんにちは、SCSK株式会社の大石です。 Zabbixにはディスカバリ機能があり、指定のネットワーク内から監視対象を見つけてホスト登録したり、テンプレートをリンクさせることもできますが、指定の時間で更新をかけることができなかったりホストを削除したい場合、すぐに消す場合はIPアドレスを除外→ホスト削除の操作が必要だったり、ちょっとだけ操作が必要になっ

Catoクラウドの価格改定(Pricing Update)について

Catoクラウドの2024年2月に実施される価格改定について解説します(ただし、記事内で実際の価格については記載していません) 当社とご契約のお客様については、すでに本記事の内容および新価格体系を含む価格表のご提示をしております。 月例報告書サービスをご契約いただいているお客様については、すでに報告会でのご説明も実施しております。 当社とご契約の

Amazon Bedrock(Titan Textモデル)でAWSブログを要約して通知する

本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/25付の記事です。 こんにちは、SCSKの木澤です。 今年初めて企画した TechHarmony Advent Calendar も、本日で完走となりました。 TechHarmony寄稿者から広く協力いただき、本企画を完遂できたことは感激ひとしおです。 各記事をご覧頂いた頂いた皆様も、ありがとうございました。 さて 今年の話題と言えば、最後としては何と言っても生成AIのブー

AWS Network Firewallについて学んでみた!

本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/24付の記事です。 こんにちは、SCSK齋藤でございます。 今回は、最近業務で調べる機会が多かったAWS Network Firewallについて、学んだことをアウトプットしたいと思います。 AWS Network Firewallとは? AWSから提供される、VPC全体に適用されるファイアウォール型マネージドサービスです。 数クリックでファイアウォール自体は作成でき、ステート

学習用に AWS Amplify で MUI 公式 React サンプルアプリを立ち上げる

本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/23付の記事です。 こんにちは、広野です。 以前、別の記事で MUI から React のサンプルアプリが公開されていると紹介したことがあります。MUI をどのように使用するのか具体的なイメージを掴んでもらうためのサンプルだと思うのですが、なにげに React の学習用としても利用価値があると考えています。 今回は、その MUI 提供の React サン

VPC Lambdaを実現しているAWS内の裏側と設計の心得三箇条

こんにちは。SCSKのふくちーぬです。 皆さんは、プライベート(閉域網)環境下でのLambdaを利用したことありますでしょうか。セキュリティに厳しい環境下でLambdaを利用する場合は、VPC設定を施したLambdaを利用する機会があると思います。 今回は、インターネットに接していないVPC Lambdaの設計ポイントをお話しします。また、VPC Lambdaを実現しているAWS内の裏側もご紹介し

Catoクラウドへの接続にIPoE(IPv6)を使えるか?

「CatoはIPoE(IPv6)に対応していないの?」 というお問い合わせをよくいただきます。 主にNTTフレッツ回線において、従来のPPPoE方式(IPv4)の場合、NTTのNGN網とISPの接続点が混雑していることが多いため、接続方式をIPoE(IPv6)に変更してこの混雑を回避したいという内容のご相談です。 結論として、 IPv6対応ルータを間に挟めば利用はできますが、いくつかの注意が必要です。 本

Amazon CloudFront KeyValueStoreを活用した記事のリリース制御

この記事は Japan AWS Ambassador Advent Calendar 2023 の12/22付記事となります。 こんにちは、SCSKの木澤です。 昨日の記事は早川さんによる「 JAWS DAYS 2024 “LEAP BEYOND”~ラーニング・コミュニティで得られるもの~ 」でした。 早川さんは2024/3/2に開催される JAWS DAYS 2024 の実行委員長を担当されます。10月に福岡で開催された JAWS Festa 2023 で発表があり大変驚きましたが技術力/

USiZEってなに?~新人目線でまとめてみた~

  本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/22付の記事です。 皆様、こんにちは!SCSKの佐藤海渡と申します。 今年度SCSKに新卒入社し、現在はUSiZE運営を担当しています。 TechHarmonyの過去記事を見ているとUSiZEに関する記事が少ない!ということにに気づき、本記事を投稿するに至りました。 まだまだ携わっている歴は短いため詳細をお伝えすることは難しいかもしれませんが、

Cato管理アプリケーションの管理者認証でMFAが必須に

今回は、2023年12月11日に発表された「Cato管理アプリケーションの管理者に対するMFA要件の強化」について解説します。 アップデートの概要 Catoクラウドのアカウント(テナント)の管理者(Administrator)のセキュリティ強化のため、ID/パスワードのクレデンシャル認証に加え、 MFA(Multi-Factor Authentication:MFA)が 必須 となりました。 これまで、MFAの利用は選択式で、以下設

TerraformでZabbix監視設定

こんにちは、SCSK株式会社の大石です。 Terraformには様々なプロバイダが存在していますが、その中にZabbixのプロバイダがあることをご存じでしょうか? 今回は、Terraformを使用して、Zabbixの監視設定をしてみたいと思います。 監視内容は以下を想定します。 ホスト: test ホストグループ: testHostgroup テンプレート: testTemplate アイテム: CPU5分間のロードアベレージ トリガー: 最

Amazon QuickSight Assets As Code (AAC) でダッシュボード作成やってみた!

本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/21付の記事です。 こんにちは、「TechHarmony Advent Calendar 2023」21日目担当、SCSK三上です。 もうすぐクリスマス★日が落ちるのが早いことが寂しい冬ですが、この時期は日が落ちると街がイルミネーションでライトアップされていくのでわくわくします♦◊♦◊ 今回は、2022年re:Inventにて発表されたAmazon QuickSightをコード管理する『Assets as Code』

Google Cloud Generative AI Summit Osakaに参加してみた!

本記事は TechHarmony Advent Calendar 12/20付の記事です。 こんにちは。SCSKの江木です。 Google Cloud Generative AI Summit Osakaに参加してきたので、イベントの内容と感想を投稿します。 Google Cloud Generative AI Summit Osakaとは? Google Cloud Generative AI Summit Osakaとは2023年12月14日にコングレコンベンションセンターで開催された、生成AIに特化したGoogle Cloudのイベントです。現地とオンラインの両

Amazon CloudFront と Amazon S3 の WEB サイトにカスタムエラーページを追加する [AWS CloudFormation]

こんにちは、広野です。 記事の概要はタイトル通りです。もはやこなれたソリューションだとは思うのですが、AWS CloudFormation とセットで扱っている記事は少ないようだったので上げておこうと思います。先日、本件が入用になって作成したテンプレートを簡略化しました。 やりたいこと Amazon S3 バケットをオリジンとした AWS CloudFront の WEB サイトに、404 などの HTTP エラ