SCSKクラウドソリューション の技術ブログ

SSEとSASEどちらを選べばよいのか?

最近、 SSE と SASE どちらを選択すればよいのか?という質問をいただくことが多いので、改めてSSEとSASEについて説明をします。 まず、結論から先に言いますと、SSE、SASEどちらでも良いと思っています。 ただし、一点注意が必要なのは、 SSEを選択する場合には、SASEをカバーしているSSEを選択される方が賢明 です。 将来的にSASEが必要となった際に、採用したSSEがSASEをカ

REST API を自動デプロイするための AWS CloudFormation テンプレートの記述テクニック

はじめに こんにちは。SCSKのふくちーぬです。 今回は、Amazon API Gateway REST API を自動デプロイするためのちょっとした工夫についてお話しします。 REST APIの場合、2回目のAPIのデプロイ以降、APIの内容に変更があった際に手動で再デプロイする必要があります。 API を更新するたびに、API を既存のステージまたは新しいステージに再デプロイする必要があります。API の更新
AWS, API

AMI から AWS Cloud9 を復元する

はじめに こんにちは。SCSKのふくちーぬです。 今回は、Cloud9を削除してしまった際の適切な復元方法についてお話します。 この話をしようと思ったきっかけとして、利用しているCloud9の実体であるEC2が削除されてしまい、「一体どうすればいいんだ!」と思った経験が背景となります。 というのも、弊社検証環境ではEC2(=Cloud9)が一定期間起動していないものについてはAMI
AWS

【GCP】【AIML】Google Cloud Next Tokyo ’23に出展しました!!!!!

こんにちは。SCSKの島村です。 Google Cloud のカンファレンスイベント Google Cloud Next Tokyo’23 が国内4年ぶりに 東京ビックサイト にて開催されました。 11月15日(水)-16日(木) の二日間にわたり基調講演や、先進事例セッション、テーマ別のブレイクアウトセッションなど、 充実のプログラムがご用意されておりました。また、 この度当社は、Platinumスポンサーとして

サーバレスセキュリティについて考える ②

前回は、サーバレスコンピューティングとは何か、そしてセキュリティの課題と対策の重要性について簡単に解説しました。   サーバレスセキュリティについて考える ① サーバーレスアーキテクチャの理解とそのセキュリティ課題の詳細な洞察を提供します。サーバーレス環境でのセキュリティ対策の重要性とその理由も解説します。技術者、デベロッパー、ITマネ

「LifeKeeper」で可用性を高められるミドルウェアはこれだ!

こんにちは、SCSK株式会社の池田です。 前回は、HAクラスタウェアの「 LifeKeeper(ライフキーパー) 」という製品の概要をご説明しましたが、2回目の今回は少しだけ掘り下げて、LifeKeeperで可用性を高められるミドルウェアにどのようなものがあるかをご紹介します。 HAクラスタウェア「LifeKeeper」で可用性を高めよう! BCPが求められるシステムの決定版!AWSを代表とする

HAクラスタウェア「LifeKeeper」で可用性を高めよう!

こんにちは、SCSK株式会社の池田です。 みなさん、HAクラスタウェアの「 LifeKeeper(ライフキーパー) 」という製品をご存じですか? 「LifeKeeper」は、OS自体や、Red hat Enterprise Linux や Windows Server上の任意のアプリケーションの可用性を高める、今流行りの BCP対策 (※)ぴったりの製品なんです! (※)BCP:Business Continuity Planningの略で事業継続計画のこと 今日は、この「Lif

Catoクラウド PoP (Point of Presence)について

今回は、Catoクラウドの肝となるPoP(Point of Presence)についてご紹介します! PoP(Point of Presence)とは PoPとは、インターネットを介してCatoクラウドのサービスを利用するためのアクセスポイントです。 世界中に自前のPoPを配備することで、グローバルでサービスを展開しています。 2023年6月時点のPoP数は80拠点以上、2024年にはPoP数を120拠点にする計画となっており、 既に日本に

レガシーインフラエンジニアから見た「Catoってどうなの?」

この記事を書いている担当は、いわゆるレガシーなインフラエンジニアです。 ネットワーク機器や物理サーバ、また回線やデータセンタといった物理寄りの構築・運用を担当してきましたが、ここ数年はAWSやAzureそしてSASEと、クラウドインフラに仕事が移ってきています。 そんな担当から見てCatoクラウドはどうなのか、率直に思うところを書いてみたいと思います。 Cato

EC2における「管理用VPC」設置の是非について

こんにちは、SCSKの木澤です。 先日、VPCにおける大きなアップデートが発表されました。 Multi-VPC ENI Attachments aws.amazon.com EC2から複数のVPCに対してENIを接続できるようになったよ、という話です。 オンプレミスのネットワーク設計経験者であれば、この話を聞いて「管理用VPCが作れるようになったな」と感じることでしょう。 実際私自身もAWS初心者の頃は管理用のネットワ

DocSendの提供開始!高度な分析機能ツールとは?

こんにちは。SCSKの山田です。 Dropboxから新しいドキュメント管理・共有・追跡プラットフォームであるDocSendの提供が始まりました。 今回はこのDocSendについてご紹介いたします。 DocSendとは DocSendの特徴 DocSend は、 1 つのリンクで以下のすべて実現します。 安全なデータ提供 ドキュメントや動画など共有したいデータを安全に外部に共有します。 メールの添付ファイルも

Catoクラウドでアプリケーションを制御するには

はじめに Cato社が提供しているCASB機能は、クラウド環境におけるセキュリティ対策を行うための機能です。 CASBとはCloud Access Security Brokerの略で、クラウドサービスにアクセスする際のセキュリティを担保するために導入されます。 Cato社のCASB機能では、主に以下のような機能が提供されています。 クラウドアプリケーションの可視化 セキュリティイベントの評価と分析

Cato クラウドで QUIC プロトコルをブロックすべき理由

はじめに Cato クラウドでは、Internet Firewall のベストプラクティスとして QUIC プロトコル (QUIC Service と GQUIC Application) の通信をブロックすることが推奨されています。これはドキュメントの Internet and WAN Firewall Policies – Best Practices のページだけでなく、他の複数のページにも同様のことが書かれています。 また、CASB 機能の1つである Application Control を有効にすると、QUIC プ

SCSK マルチデータベース パフォーマンスチューニングサービス リリースのお知らせ

こんにちは。SCSKの丸山です。 本日は、データベースの性能問題にお悩みの方必見!の新サービスのご紹介です。 マルチデータベース パフォーマンスチューニングサービス|SCSK株式会社 データベースの性能にお困りの方に、複数のDBに精通するエンジ

AWS Well-Architected フレームワークが約2年ぶりにメジャーアップデート!

みなさん、こんにちは。SCSKで飼われているひつじです。 最近は涼しくなってきて過ごしやすいです。 AWS Well-Architectedフレームワークが2年ぶりにメジャーアップデートされました。 結構いろいろ変わったので見てみましょう。 なにが変わったの? 柱の構成要素である「ベストプラクティス」がトータルで増えました。 内容が更新されたものもあります。かなりの数で