SCSKクラウドソリューション の技術ブログ

Catoクラウド 冗長構成について

はじめに Catoクラウドの拠点構成として、以下の表に記載の構成パターンがございますが、 本投稿では、Socket1台・インターネット回線2本構成とSocket2台・インターネット回線2本構成について解説していきたいと思います。   ▼表1.Catoクラウドの拠点構成一覧 Socket インターネット回線 本記事にて解説する構成 1台 1本   1台 2本 〇 1台 3本以上   2台 1本   2台 2

Cato クラウドのイベントログを Amazon S3 で長期保管する

ログ保管期間の課題 2023年8月現在、Cato クラウドのイベント (Events) ログは Cato 側で6か月間保存されており、その期間内であれば Cato Management Application (CMA) でログの内容を確認できます。また、 Guide to Cato Data Lake Storage (EA) の記事にて、将来的には3か月間だけ無償で保存されるようになるものの、別途契約すれば6か月または1年間保存できるようになるとアナウンスされてい

Cato Socketを拠点に設置せず、SDPユーザのみで利用する場合の留意点

Catoクラウドをご紹介した際に、最初にご質問をいただく中の一つに、小規模拠点にはSocketを設置せず、SDPユーザ(※)だけで利用して良いか?という質問をいただきます。 (※)SDP・・・Software Defined Perimeter(ソフトウェア定義境界)はZTNAの別名です。従来型のリモートアクセスソリューションとは異なり、ゼロトラストの原則に則ったセキュアなリモートアクセスソリュ

CatoクラウドのAlways-Onを試してみた

どうも、Catoクラウドを担当している佐々木です。 Catoクラウドで、Catoクライアントソフトの常時起動設定、いわゆる「Always-On」に関する問い合わせをよくいただきます。 この記事では、「Always-On」の設定方法と動作について簡単にご紹介します。 ※画⾯は2023年8⽉時点のものです。機能アップデート等で変わる場合がありますので、あらかじめご了承ください。 Always-On

Catoクラウド の Cross Connect について

Catoクラウドの Cross Connect について解説します。 世界初のSASEプラットフォーム Catoクラウドとは? Cato Networks社 の Catoクラウド(ケイトクラウド)についてご紹介します。 Catoクラウドは世界初のSASEのサービスであり、強固なセキュリティとシンプルな運用管理を実現します。 blog.usize-tech.com 2023.08.15 「世界初のSASEプラットフォーム Catoクラウドとは?」で拠点(Site)がCato

AWSコミュニティ、JAWS-UG東京 ランチタイムLT会に参加してみた!

お疲れ様です。SCSK三上です。 先日参加した Amazon QuickSight Roadshowイベント でご紹介いただいた、AWSを利用する方のコミュニティ、JAWS-UGのランチ会に初めて参加してみました!内容と感想共有します。 8/4開催!Amazon QuickSight Roadshowイベントレポート オンサイト開催のAmazon QuickSight Roadshowイベントに参加したのでレポートアップします! やはりオンサイトのイベントは他社の

AzureをZabbixで監視してみた

こんにちは、SCSK株式会社の中野です。 前回は「 AWSをZabbixで監視してみた 」の投稿でAWSの監視を試してみましたが、今回はAzureをZabbixで監視してみたいと思います。 皆様はAzure上に構築したシステムを監視するために、どの監視ツールを利用していますでしょうか。 Azureが提供している監視サービス「Azure Monitor」を利用している方も多いと思います。 本記事では「Azure Mon

CatoクラウドにおけるEgress IP(送信元IP、出口IP)について

Catoクラウドをご紹介する際に、まず最初にご質問をいただく中の一つに送信元IPアドレス・ソースIPアドレス・出口IPアドレス(以降、 Egress IP )があります。 Catoクラウドからインターネットへアクセスする際のグローバルIPアドレスはどうなるのか? Egress IP(送信元IPアドレス、ソースIPアドレス、出口IPアドレス)は固定できるのか? 自社専用の固定IPアドレスの割り当

Catoクラウド トラブルシュート~接続遅延時の対応~

Catoクラウドのサービスを利用していると、拠点(Site)のネットワークが遅い、アプリケーションのレスポンスが悪いなどのネットワーク接続の遅延問題が発生することがあります。 今回は、そのような時のCatoクラウドでのトラブルシュート手順について解説したいと思います。 ※本投稿に記載の手順はあくまで一例です。 概要 まず、ネットワーク接続遅延が発生した

Catoクラウド Eventsの確認方法

Catoクラウドのすべてのログが一元的に確認できる、便利な「Events」ですが、慣れるまでは使い方が少し難しいです。 この記事では、Eventsのログの絞り込み方を簡単にご紹介します。 ※画面は2023年8月時点のものです。機能アップデート等で変わる場合がありますので、あらかじめご了承ください。 Events画面の概要 Cato Management Application(以下CMA)にログインし、Monitoring > E

【GCP】【AIML】 Vertex AI PaLM APIが日本語対応されたので触ってみた。

こんにちは。SCSKの島村です。 Google Cloudの最新生成系AIについて前回のブログでいくつかご紹介させていただきました。 まだ読まれていない方は、下記リンクよりご一読いただけますと幸いです。 【GCP】【AIML】Google Cloudの最新生成AIについて整理してみました。 Google Cloudの生成系AIをご存知でしょうか。大規模言語モデル(LLM)としてGoogleの「Bard」については既にご存知

【GCP】【AIML】 Google Cloud Skills Boostで「生成AI」を学んでみた。

こんにちは。SCSKの島村です。 皆さんは、Google Cloudのトレーニングサービス「Google Cloud Skills Boost」をご存知でしょうか。 Google Cloud Skills Boost  Google Cloud Skills Boost は、 700 以上の学習アクティビティにオンデマンドでアクセスできるトレーニング サービス 。 データ、AI、インフラストラクチャ、セキュリティなどのトピックに関するハンズオンラボ、職種別のコース、

Catoクラウド はじめの一歩

Catoクラウドは30日間のPoCが可能です。 PoC申し込みが完了し、Catoクラウドのアカウントが開設されましたら、まずはモバイルユーザとテスト拠点を接続してみましょう。 ここでは、最もシンプルにPoC環境を構築する流れについてご説明します。 Administratorアカウントの登録 Catoの管理画面である、Cato Management Application (以下CMA) に Administratorアカウントが登録されると、Cato Ne

Catoクラウドの新機能 “Best Practices”

Catoクラウドの新機能 “Best Practices” がリリースされました。 “Best Practices”は、Catoクラウドの各機能の設定が、Catoの推奨設定と一致しているかを確認する機能です。 お客様のCato環境をよりセキュアに運用するため、ぜひご活用ください。 ここでは、”Best Practices” の内容と推奨設定についてご説明します。 本記事の内容は2023年8月15日時点のもので

Catoクラウドのサービス体系について

前回は「Catoクラウドとは?」を解説しましたが、今回は、Catoクラウドのサービス料金を含むサービス体系、オプションやマネージドサービスについて解説します。 世界初のSASEプラットフォーム Catoクラウドとは? Cato Networks社 の Catoクラウド(ケイトクラウド)についてご紹介します。 Catoクラウドは世界初のSASEのサービスであり、強固なセキュリティとシンプルな運用