SCSKクラウドソリューション の技術ブログ

ServiceNowビギナーが往く、World Forum25参加レポート ~Day2~

  こんにちは!SCSKの三浦です。 前回に引き続き、ServiceNow World Forum25 Day2の参加レポートをお届けします! Day1レポートはこちらからどうぞ   Day2 スタート! 2日目も開場するとすぐに多くの人でにぎわい始めました。 弊社ブース説明員も担当しましたが、1日目以上に多くの方にITSM領域についてご説明することができました。 この日は基調講演と初心者向けのセッシ

【脱・概念迷子】VPC Service Controlsはなぜ難しい?IAM・AWSとの違いから学ぶデータ漏洩防止の壁

こんにちは。SCSKの松渕です。 今回は、Google Cloudで VPC SC(VPC Service Controls)の設定 をしたいと思います。 概念だけは知っていましたが、実際に設定するのは初めてでした。 はじめに VPC Service Controlsとは VPC SC(VPC Service Controls) とは、Google Cloud リソースの周囲に 論理的な境界 を確立し、APIレベルでアクセスを制御する高度なセキュリティサービスです。IAMと組み合わせて 二重

VMware問題も安心!USiZE出展レポート@日経クロステックNEXT東京

こんにちは。SCSKの和田です。 2025年10月16日・17日、東京国際フォーラムで開催された 「日経クロステックNEXT東京2025」 に、 SCSKの国産プライベートクラウド「USiZE(ユーサイズ)」 としてブース出展してきました! 本記事では、イベント全体の雰囲気や注目ポイント、ブース出展で得た気付きやクラウド選びのヒントまで、まとめてお届けします。 ちなみに・・・「USiZE

【New Relic】New Relicアカウントの基本構造

こんにちは。New Relic技術担当の井上です。 この記事では実際にNew Relicを使う前の導入ステップとして、New Relicアカウントの基本構造について解説していきます。アカウントを管理していく上で、必要となる前提知識のため、ユーザ作成する前に知識を深める一助になれば幸いです。 はじめに New Relicでアカウントを作成する前に、運用目的・組織構成・セキュリティなど

Zabbix Summit 2025 レポート

2025年10月9日から10日の2日間、ラトビアの首都リガで開催されたZabbix Summit 2025に初参加してきました。今年はZabbix SIAが設立されて記念すべき20周年。そんな節目の年に、世界中から集まった監視のプロフェッショナルたちと交流し、Zabbixの最新動向を学ぶ貴重な機会を得ることができました。   SCSKとしては、シルバースポンサーとして協賛を行い、 本記事では、2日間

Zabbix Conference Japan 2025 に参加してきました!

こんにちは。SCSKの新沼です。 先日、2日間にわたって開催されたZabbixの一大イベント「Zabbix Conference Japan 2025」に参加してまいりました! SCSKはプラチナスポンサーとして本カンファレンスに参加し、僭越ながら私も登壇の機会をいただきました。 本記事では、会場の雰囲気やZabbixの未来を感じさせるセッションの様子、そして私自身の登壇について、レポートをお届けし

【ServiceNow】Xanadu→Zurichバージョンアップで行った修正の記録(MFA回避対応多め)

こんにちは。SCSKの星です。 最近XanaduバージョンからZurichバージョンへのバージョンアップを行いました。 その際に行った修正について記録しておきます。 はじめに 今回私が担当したバージョンアップは、バージョンアップによる修正点をすべて受け入れるのではなく、現在の運用が維持できるように修正したり、ユーザが混乱しそうな機能は非表示にしたりという対応

AzureでApp Service証明書を発行するまでの流れ

AWS Certificate Manager(ACM)で証明書管理をしていた経験から、 Azureにおける証明書発行やドメイン検証 の仕組みに興味を持ちました。特に DNSレコードの種類 や 検証方法 に違いがあり、クラウド間の設計の差が垣間見えて興味深いポイントです。 今回は、Azureの App Service 証明書 を使って証明書を発行し、ドメインに適用するまでをやってみました。 事前作業に作成してお

【ServiceNow】Conditional Script WriterでZurichバージョンアップに苦労した話

こんにちは。SCSK星です。 Zurichバージョンを行う際にConditional Script Writerに振り回されたため、 今回はその時の学びと記録を書いていこうと思います。 Conditional Script Writerとは Conditional Script WriterはZurichバージョンから追加されたグループになります。 このグループは少なくともロールを一つ以上持っている人が自動的に所属し、Zurichバージョン時にロールを所持していた

LifeKeeper v10リリース記念 これまでと何が変わったか!?

SCSK 池田です。 2025年11月12日(日本時間)に、ついにLifeKeeper v10がリリースされました。 Linux版はv9がリリースされた2015年9月から10年ぶり、Windows版はv8.0.1がリリースされた2014年3月から11年半ぶりのメジャーバージョンアップとなります。 今回は、v10になりどのような点が変わったのかについて、ご紹介したいと思います。 ライセンス体系 Linux版とWindows版が統合 こちらの

AWS CDK で AWS Budgets を実装してみた

こんにちは!2年目の秋葉です! 手動で予算を設定したり、コストを監視するのは意外と面倒ですよね…。 AWS Budgets を使えば、一定のコストや使用量を超えた際に自動で通知を送ることができますが、 これを手動でコンソールから設定するのはスケールしにくいですよね。 そこで今回は、AWS CDK(Cloud Development Kit) を使って AWS Budgets をコードで管理・デプロイ してみた

Route53 マスターに向けて(基礎編)

こんにちは、社会人2年目の秋葉です! 最近、本格的にAWS関連の案件にアサインされ、インフラ構築や運用に関わる機会が増えてきました。 これまでの学習や研修とは異なり、実務でAWSに触れる中で、「ドメイン名の管理って意外と奥が深いな…」と感じる場面が多くなってきました。 DNS解決といったら、みなさんご存じ「Route53」ですが、社内のナレッジ(TechHarmony)を

Microsoft Fabricを使用してデータ格納・加工をしてみた

こんにちは、2年目の加藤です! 私は最近、Microsoft Fabricを使用したデータ加工の技術検証を行っています。Microsoft Fabricは2023年から一般リリースされたということもあり、技術ドキュメントが少なく、戸惑う部分があったので「使ってみた」として記事に残そうと思います。 構成図 Microsoft Fabric レイクハウスでメダリオン アーキテクチャを作成する | mslearn-fabric.ja-jp 今回

【CSPM】Prisma Cloudのアラート解決状況をPythonで可視化してみた【データ分析】

こんにちは、高坂です。 前回の記事 では、PrismaCloudのアラートデータからアラートタイプ毎のアラート件数と重要度を取得してバブルチャートを作成しましたが、今回はそれにアラート解決状況の情報を追加して可視化を試みてみました。 Prisma Cloudではコンソールから取得できるデータがいくつかあり、アラートデータもそのひとつです。 このデータには、アラートの

MackerelのMCPサーバーに触れてみた

こんにちは、SCSKの嶋谷です。 監視ツール(ZabbixやDatadogなど)では、それぞれの管理コンソールから監視対象で発生しているアラートや監視データを閲覧することができます。 Mackerelでもコンソールからアラートや監視データの閲覧が可能で、発生日時やアラート内容などが記載されています。 監視対象で発生している障害を復旧するためには、アラート内容を分析して対