TECH PLAY

IT業界人事労務の教科書 改訂版

2,640円 (税込)

楽天

IT業界人事労務の教科書 改訂版

書籍情報

発売日:

著者/編集:成澤 紀美/藤井 総

出版社:第一法規

発行形態:単行本

書籍説明

内容紹介

「メンタルヘルス問題」「問題社員」「ルーズな労務環境」-IT業界専門社労士&IT業界専門弁護士が業界特有の対策を解説。実例満載!働き方改革対応!!

目次

はじめに 第1章 人事労務問題を取り巻くIT業界の特徴と課題 第1節 IT業界の構造  ◎IT業界とはどんな業界なのか    ①ハードウェア業界、②SI業界(情報処理サービス)、③パッケージ・ASP業界、④ネット関連サービス業界、⑤通信・インフラ業界  ◎コンピュータ利用の歴史 第2節 SI業界の構造  ◎SI業界は複雑な多重下請構造になっている    ①コンピュータメーカー、②SIer、③コンサルティングファーム、④ソフトウェアハウス 第3節 IT業界の職種   ◎IT業界には、スキルを測るためのガイドラインがある   ◎IT業界に求められる11種類の職種   ◎IT分野に求められるスキルレベル  第4節 ソフトウェア業界のビジネスモデルと労務問題   ◎より多くの技術者派遣と人件費抑制というダブルバインド   ◎情報漏えい・セキュリティ   ◎競業避止と職業選択の自由  第5節 潜在する労務リスク   ◎代表的な4つの労務リスク    ①費用発生リスク、②訴訟リスク <参考>労働審判制度について、③行政処分リスク、④風評被害リスク <参考>労働基準監督署の是正指導とはどんなもの?  第6節 増加する外国人SE   ◎国が違えば考え方も違う   ◎雇用する時に確認すること   ◎在留資格の種類   ◎資格外活動許可について   ◎就業規則は外国人用も用意    <事例>外国人労働者とのトラブル 第2章 IT業界におけるメンタルヘルス問題の乗り越え方 第1節 メンタルヘルス対策の現状  ◎メンタルヘルス不調者の割合  ◎メンタルヘルス不調者が現れる3つの原因  ◎メンタルヘルス不調を抱えた労働者のその後の状況  第2節 IT業界に多いメンタルヘルスリスク   ◎過重労働から発症するメンタル不全   ◎長期間の過重労働による肉体的ダメージと精神的ダメージ   ◎SE、プログラマーならではの「うつの特性」と3つの対策   ◎多忙、睡眠不足、不眠の悪循環  第3節 入社採用時のメンタル不全を見極める   ◎入社時の適性試験・面談でメンタル不全を見抜く4つの方法  第4節 試用期間中の取扱い   ◎試用期間満了時の解雇は簡単ではない   ◎試用期間は最長6か月に留める   ◎試用期間はコミュニケーションギャップが生じやすい  第5節 休職と復職   ◎IT関連企業での休職・復職問題   ◎プロジェクト終了時のバーンアウト型うつ    <事例>プロジェクトマネージャーを襲ったバーンアウト型うつ   ◎出社しないまま退社するフェードアウト型うつ    <事例>Webデザイナーを襲ったフェードアウト型うつ   ◎休職・復職の運用上のポイント   ◎メンタル不全は私傷病か業務上災害か   ◎休職期間こそ自社に即した運用を   ◎休職・復職のルールは医師の診断書、産業医の意見を取り入れる   ◎復職の際に注意すること   ◎休職制度運用上の3つのポイント   ◎解雇時の注意点   ◎「退職」と「解雇」それぞれの解釈   ◎解雇に際しての手続き   ◎メンタルヘルス対策への行政の取組み   ◎厚生労働省が提供しているツールを活用する   COLUMN   【メンタルヘルス 失敗事例】突然キレ出す同僚プログラマーからメンタル不全を誘発したケース   【メンタルヘルス 成句事例】外部カウンセラーの活用でメンタル不全を回避できたケース   【メンタルヘルス 失敗事例】プロジェクトの失敗からプロジェクトリーダーがメンタル不全に陥り、最悪の事態に至ったケース   弁護士による章末解説 IT業界 メンタルヘルス対策の法的対応 第3章 問題社員への対応方法 第1節 問題社員への対応  ◎「決定打」はない  ◎採用時に人物像を把握する4つの方法  ◎会社のビジョン・理念を十分に説明し共感を持ってもらう(会社を好きになってもらう)  ◎試用期間中に見極める  ◎日々の勤務態度を注意し指導する  ◎SNSへの書き込み 第2節 IT業界での退職・解雇トラブル  ◎解雇の定義   <事例>ソフトウェア開発の案件が縮小されたケース/試用期間中にプログラムスキルが低いとされたケース/派遣されていたプロジェクト内でのメンバー間のトラブル ◎IT業界 問題社員A~Z   <事例>就業期間中にSNSに書き込みをしたり、デイトレードしたりしている社員のケース/仕事が終わらず自宅で作業…。その分の残業代を請求されたケース/会社に内緒で副業している社員のケース 第2節 社員を解雇しなければならない場合の注意点  ◎就業規則の限界と労働契約書による対応  ◎退職・解雇の定義(労働契約書第16条の理解)  ◎既成事実とレポートの確保  ◎感情的な態度での解雇措置は取らない  ◎把握できる証拠を積み重ねる  COLUMN  【問題社員 失敗事例】協調性のないエンジニアを指導できなかったケース  【問題社員 成功事例】厳し過ぎる有能エンジニアをうまく説得できたケース  弁護士による章末解説 IT業界 問題社員対策の法的対応 第4章 ルーズな労務環境の整え方 第1節 IT業界に多い労務リスク  ◎時間外労働・休日出勤の管理の甘さ  ◎年俸制の給与形態での未払い残業  ◎専門業務型裁量労働制のプログラマー職の問題  ◎管理監督者の捉え方とプロジェクトマネージャーの処遇 第2節 会社に合った労働時間管理・休日の考え方  ◎「振替休日」と「代休」の理解  ◎法定休日と所定休日 第3節 固定残業制の考え方  ◎固定残業制を正しく活用するための6つのポイント  ◎最近の行政指導の傾向 第4節 専門業務型裁量労働制の考え方  ◎専門業務型裁量労働制とは  ◎専門業務型裁量労働制での2つの注意点 第5節 労働時間の管理と判断  ◎労働基準法における労働時間の考え方  ◎労働時間=人件費    <事例>職種別に時間管理を行っているケース/出勤時間を複数設定しているケース  ◎残業代・休日出勤手当で是正指導を受けないための4つのポイント 第6節 時間外・休日出勤  ◎時間外労働・休日労働とは  ◎時間外勤務・休日出勤に関する6つのポイント  ◎「この仕事、今日中に終えて」の解釈 第7節 未払い残業代請求への労働トラブルと対処  ◎トラブルが起きる前に、就業ルールを見直す  ◎自社にマッチした採用は、リスク回避の一番の策  ◎「ダラダラ残業」を行う社員 2つのパターン  ◎それでも労務トラブルが起きてしまったら? 3つのトラブル請求パターン  ◎IT関連企業に多い監督指導内容  弁護士による章末解説 IT業界 労務環境未整備対策の法的対応 第5章 会社を変える就業規則の作り方 第1節 就業規則の現状  ◎自分の実態に合っていない就業規則 第2節 就業規則の役割  ◎企業経営で就業規則が持つ意味と3つの目的  ◎就業規則の限界と労働契約書による対応 第3節 服務規律の重要性  ◎IT関連企業での服務規律  ◎企業の考え方を積極的に就業規則に盛り込む  ◎服務規律の定め方  ◎遅刻3回で欠勤1日控除は違法か?  ◎セクシュアルハラスメント、パワーハラスメント対策  ◎SNSへの対応 第4節 雇用契約に関する課題  ◎改正労働契約法の影響  ◎改正労働者派遣法の影響 第5節 IT業界での契約形態(請負と派遣)  ◎大きく実情が異なる「請負」と「派遣」  ◎請負契約の現状  ◎派遣契約の現状  ◎偽装請負とされないために  ◎労働者供給事業とは  ◎偽装請負チェックリスト  弁護士による章末解説 IT業界 就業規則の法的解説 索引 おわりに

著者情報

成澤 紀美

成澤, 紀美

藤井 総

藤井, 総, 1983-

類似書籍