IT業界人事労務の教科書 改訂版
書籍情報
発売日 : 2019年12月02日
著者/編集 : 成澤 紀美/藤井 総
出版社 : 第一法規
発行形態 : 単行本
書籍説明
内容紹介
「メンタルヘルス問題」「問題社員」「ルーズな労務環境」-IT業界専門社労士&IT業界専門弁護士が業界特有の対策を解説。実例満載!働き方改革対応!!
目次
はじめに
第1章 人事労務問題を取り巻くIT業界の特徴と課題
第1節 IT業界の構造
◎IT業界とはどんな業界なのか
①ハードウェア業界、②SI業界(情報処理サービス)、③パッケージ・ASP業界、④ネット関連サービス業界、⑤通信・インフラ業界
◎コンピュータ利用の歴史
第2節 SI業界の構造
◎SI業界は複雑な多重下請構造になっている
①コンピュータメーカー、②SIer、③コンサルティングファーム、④ソフトウェアハウス
第3節 IT業界の職種
◎IT業界には、スキルを測るためのガイドラインがある
◎IT業界に求められる11種類の職種
◎IT分野に求められるスキルレベル
第4節 ソフトウェア業界のビジネスモデルと労務問題
◎より多くの技術者派遣と人件費抑制というダブルバインド
◎情報漏えい・セキュリティ
◎競業避止と職業選択の自由
第5節 潜在する労務リスク
◎代表的な4つの労務リスク
①費用発生リスク、②訴訟リスク <参考>労働審判制度について、③行政処分リスク、④風評被害リスク <参考>労働基準監督署の是正指導とはどんなもの?
第6節 増加する外国人SE
◎国が違えば考え方も違う
◎雇用する時に確認すること
◎在留資格の種類
◎資格外活動許可について
◎就業規則は外国人用も用意
<事例>外国人労働者とのトラブル
第2章 IT業界におけるメンタルヘルス問題の乗り越え方
第1節 メンタルヘルス対策の現状
◎メンタルヘルス不調者の割合
◎メンタルヘルス不調者が現れる3つの原因
◎メンタルヘルス不調を抱えた労働者のその後の状況
第2節 IT業界に多いメンタルヘルスリスク
◎過重労働から発症するメンタル不全
◎長期間の過重労働による肉体的ダメージと精神的ダメージ
◎SE、プログラマーならではの「うつの特性」と3つの対策
◎多忙、睡眠不足、不眠の悪循環
第3節 入社採用時のメンタル不全を見極める
◎入社時の適性試験・面談でメンタル不全を見抜く4つの方法
第4節 試用期間中の取扱い
◎試用期間満了時の解雇は簡単ではない
◎試用期間は最長6か月に留める
◎試用期間はコミュニケーションギャップが生じやすい
第5節 休職と復職
◎IT関連企業での休職・復職問題
◎プロジェクト終了時のバーンアウト型うつ
<事例>プロジェクトマネージャーを襲ったバーンアウト型うつ
◎出社しないまま退社するフェードアウト型うつ
<事例>Webデザイナーを襲ったフェードアウト型うつ
◎休職・復職の運用上のポイント
◎メンタル不全は私傷病か業務上災害か
◎休職期間こそ自社に即した運用を
◎休職・復職のルールは医師の診断書、産業医の意見を取り入れる
◎復職の際に注意すること
◎休職制度運用上の3つのポイント
◎解雇時の注意点
◎「退職」と「解雇」それぞれの解釈
◎解雇に際しての手続き
◎メンタルヘルス対策への行政の取組み
◎厚生労働省が提供しているツールを活用する
COLUMN
【メンタルヘルス 失敗事例】突然キレ出す同僚プログラマーからメンタル不全を誘発したケース
【メンタルヘルス 成句事例】外部カウンセラーの活用でメンタル不全を回避できたケース
【メンタルヘルス 失敗事例】プロジェクトの失敗からプロジェクトリーダーがメンタル不全に陥り、最悪の事態に至ったケース
弁護士による章末解説 IT業界 メンタルヘルス対策の法的対応
第3章 問題社員への対応方法
第1節 問題社員への対応
◎「決定打」はない
◎採用時に人物像を把握する4つの方法
◎会社のビジョン・理念を十分に説明し共感を持ってもらう(会社を好きになってもらう)
◎試用期間中に見極める
◎日々の勤務態度を注意し指導する
◎SNSへの書き込み
第2節 IT業界での退職・解雇トラブル
◎解雇の定義
<事例>ソフトウェア開発の案件が縮小されたケース/試用期間中にプログラムスキルが低いとされたケース/派遣されていたプロジェクト内でのメンバー間のトラブル
◎IT業界 問題社員A~Z
<事例>就業期間中にSNSに書き込みをしたり、デイトレードしたりしている社員のケース/仕事が終わらず自宅で作業…。その分の残業代を請求されたケース/会社に内緒で副業している社員のケース
第2節 社員を解雇しなければならない場合の注意点
◎就業規則の限界と労働契約書による対応
◎退職・解雇の定義(労働契約書第16条の理解)
◎既成事実とレポートの確保
◎感情的な態度での解雇措置は取らない
◎把握できる証拠を積み重ねる
COLUMN
【問題社員 失敗事例】協調性のないエンジニアを指導できなかったケース
【問題社員 成功事例】厳し過ぎる有能エンジニアをうまく説得できたケース
弁護士による章末解説 IT業界 問題社員対策の法的対応
第4章 ルーズな労務環境の整え方
第1節 IT業界に多い労務リスク
◎時間外労働・休日出勤の管理の甘さ
◎年俸制の給与形態での未払い残業
◎専門業務型裁量労働制のプログラマー職の問題
◎管理監督者の捉え方とプロジェクトマネージャーの処遇
第2節 会社に合った労働時間管理・休日の考え方
◎「振替休日」と「代休」の理解
◎法定休日と所定休日
第3節 固定残業制の考え方
◎固定残業制を正しく活用するための6つのポイント
◎最近の行政指導の傾向
第4節 専門業務型裁量労働制の考え方
◎専門業務型裁量労働制とは
◎専門業務型裁量労働制での2つの注意点
第5節 労働時間の管理と判断
◎労働基準法における労働時間の考え方
◎労働時間=人件費
<事例>職種別に時間管理を行っているケース/出勤時間を複数設定しているケース
◎残業代・休日出勤手当で是正指導を受けないための4つのポイント
第6節 時間外・休日出勤
◎時間外労働・休日労働とは
◎時間外勤務・休日出勤に関する6つのポイント
◎「この仕事、今日中に終えて」の解釈
第7節 未払い残業代請求への労働トラブルと対処
◎トラブルが起きる前に、就業ルールを見直す
◎自社にマッチした採用は、リスク回避の一番の策
◎「ダラダラ残業」を行う社員 2つのパターン
◎それでも労務トラブルが起きてしまったら? 3つのトラブル請求パターン
◎IT関連企業に多い監督指導内容
弁護士による章末解説 IT業界 労務環境未整備対策の法的対応
第5章 会社を変える就業規則の作り方
第1節 就業規則の現状
◎自分の実態に合っていない就業規則
第2節 就業規則の役割
◎企業経営で就業規則が持つ意味と3つの目的
◎就業規則の限界と労働契約書による対応
第3節 服務規律の重要性
◎IT関連企業での服務規律
◎企業の考え方を積極的に就業規則に盛り込む
◎服務規律の定め方
◎遅刻3回で欠勤1日控除は違法か?
◎セクシュアルハラスメント、パワーハラスメント対策
◎SNSへの対応
第4節 雇用契約に関する課題
◎改正労働契約法の影響
◎改正労働者派遣法の影響
第5節 IT業界での契約形態(請負と派遣)
◎大きく実情が異なる「請負」と「派遣」
◎請負契約の現状
◎派遣契約の現状
◎偽装請負とされないために
◎労働者供給事業とは
◎偽装請負チェックリスト
弁護士による章末解説 IT業界 就業規則の法的解説
索引
おわりに
第1章 人事労務問題を取り巻くIT業界の特徴と課題
第1節 IT業界の構造
◎IT業界とはどんな業界なのか
①ハードウェア業界、②SI業界(情報処理サービス)、③パッケージ・ASP業界、④ネット関連サービス業界、⑤通信・インフラ業界
◎コンピュータ利用の歴史
第2節 SI業界の構造
◎SI業界は複雑な多重下請構造になっている
①コンピュータメーカー、②SIer、③コンサルティングファーム、④ソフトウェアハウス
第3節 IT業界の職種
◎IT業界には、スキルを測るためのガイドラインがある
◎IT業界に求められる11種類の職種
◎IT分野に求められるスキルレベル
第4節 ソフトウェア業界のビジネスモデルと労務問題
◎より多くの技術者派遣と人件費抑制というダブルバインド
◎情報漏えい・セキュリティ
◎競業避止と職業選択の自由
第5節 潜在する労務リスク
◎代表的な4つの労務リスク
①費用発生リスク、②訴訟リスク <参考>労働審判制度について、③行政処分リスク、④風評被害リスク <参考>労働基準監督署の是正指導とはどんなもの?
第6節 増加する外国人SE
◎国が違えば考え方も違う
◎雇用する時に確認すること
◎在留資格の種類
◎資格外活動許可について
◎就業規則は外国人用も用意
<事例>外国人労働者とのトラブル
第2章 IT業界におけるメンタルヘルス問題の乗り越え方
第1節 メンタルヘルス対策の現状
◎メンタルヘルス不調者の割合
◎メンタルヘルス不調者が現れる3つの原因
◎メンタルヘルス不調を抱えた労働者のその後の状況
第2節 IT業界に多いメンタルヘルスリスク
◎過重労働から発症するメンタル不全
◎長期間の過重労働による肉体的ダメージと精神的ダメージ
◎SE、プログラマーならではの「うつの特性」と3つの対策
◎多忙、睡眠不足、不眠の悪循環
第3節 入社採用時のメンタル不全を見極める
◎入社時の適性試験・面談でメンタル不全を見抜く4つの方法
第4節 試用期間中の取扱い
◎試用期間満了時の解雇は簡単ではない
◎試用期間は最長6か月に留める
◎試用期間はコミュニケーションギャップが生じやすい
第5節 休職と復職
◎IT関連企業での休職・復職問題
◎プロジェクト終了時のバーンアウト型うつ
<事例>プロジェクトマネージャーを襲ったバーンアウト型うつ
◎出社しないまま退社するフェードアウト型うつ
<事例>Webデザイナーを襲ったフェードアウト型うつ
◎休職・復職の運用上のポイント
◎メンタル不全は私傷病か業務上災害か
◎休職期間こそ自社に即した運用を
◎休職・復職のルールは医師の診断書、産業医の意見を取り入れる
◎復職の際に注意すること
◎休職制度運用上の3つのポイント
◎解雇時の注意点
◎「退職」と「解雇」それぞれの解釈
◎解雇に際しての手続き
◎メンタルヘルス対策への行政の取組み
◎厚生労働省が提供しているツールを活用する
COLUMN
【メンタルヘルス 失敗事例】突然キレ出す同僚プログラマーからメンタル不全を誘発したケース
【メンタルヘルス 成句事例】外部カウンセラーの活用でメンタル不全を回避できたケース
【メンタルヘルス 失敗事例】プロジェクトの失敗からプロジェクトリーダーがメンタル不全に陥り、最悪の事態に至ったケース
弁護士による章末解説 IT業界 メンタルヘルス対策の法的対応
第3章 問題社員への対応方法
第1節 問題社員への対応
◎「決定打」はない
◎採用時に人物像を把握する4つの方法
◎会社のビジョン・理念を十分に説明し共感を持ってもらう(会社を好きになってもらう)
◎試用期間中に見極める
◎日々の勤務態度を注意し指導する
◎SNSへの書き込み
第2節 IT業界での退職・解雇トラブル
◎解雇の定義
<事例>ソフトウェア開発の案件が縮小されたケース/試用期間中にプログラムスキルが低いとされたケース/派遣されていたプロジェクト内でのメンバー間のトラブル
◎IT業界 問題社員A~Z
<事例>就業期間中にSNSに書き込みをしたり、デイトレードしたりしている社員のケース/仕事が終わらず自宅で作業…。その分の残業代を請求されたケース/会社に内緒で副業している社員のケース
第2節 社員を解雇しなければならない場合の注意点
◎就業規則の限界と労働契約書による対応
◎退職・解雇の定義(労働契約書第16条の理解)
◎既成事実とレポートの確保
◎感情的な態度での解雇措置は取らない
◎把握できる証拠を積み重ねる
COLUMN
【問題社員 失敗事例】協調性のないエンジニアを指導できなかったケース
【問題社員 成功事例】厳し過ぎる有能エンジニアをうまく説得できたケース
弁護士による章末解説 IT業界 問題社員対策の法的対応
第4章 ルーズな労務環境の整え方
第1節 IT業界に多い労務リスク
◎時間外労働・休日出勤の管理の甘さ
◎年俸制の給与形態での未払い残業
◎専門業務型裁量労働制のプログラマー職の問題
◎管理監督者の捉え方とプロジェクトマネージャーの処遇
第2節 会社に合った労働時間管理・休日の考え方
◎「振替休日」と「代休」の理解
◎法定休日と所定休日
第3節 固定残業制の考え方
◎固定残業制を正しく活用するための6つのポイント
◎最近の行政指導の傾向
第4節 専門業務型裁量労働制の考え方
◎専門業務型裁量労働制とは
◎専門業務型裁量労働制での2つの注意点
第5節 労働時間の管理と判断
◎労働基準法における労働時間の考え方
◎労働時間=人件費
<事例>職種別に時間管理を行っているケース/出勤時間を複数設定しているケース
◎残業代・休日出勤手当で是正指導を受けないための4つのポイント
第6節 時間外・休日出勤
◎時間外労働・休日労働とは
◎時間外勤務・休日出勤に関する6つのポイント
◎「この仕事、今日中に終えて」の解釈
第7節 未払い残業代請求への労働トラブルと対処
◎トラブルが起きる前に、就業ルールを見直す
◎自社にマッチした採用は、リスク回避の一番の策
◎「ダラダラ残業」を行う社員 2つのパターン
◎それでも労務トラブルが起きてしまったら? 3つのトラブル請求パターン
◎IT関連企業に多い監督指導内容
弁護士による章末解説 IT業界 労務環境未整備対策の法的対応
第5章 会社を変える就業規則の作り方
第1節 就業規則の現状
◎自分の実態に合っていない就業規則
第2節 就業規則の役割
◎企業経営で就業規則が持つ意味と3つの目的
◎就業規則の限界と労働契約書による対応
第3節 服務規律の重要性
◎IT関連企業での服務規律
◎企業の考え方を積極的に就業規則に盛り込む
◎服務規律の定め方
◎遅刻3回で欠勤1日控除は違法か?
◎セクシュアルハラスメント、パワーハラスメント対策
◎SNSへの対応
第4節 雇用契約に関する課題
◎改正労働契約法の影響
◎改正労働者派遣法の影響
第5節 IT業界での契約形態(請負と派遣)
◎大きく実情が異なる「請負」と「派遣」
◎請負契約の現状
◎派遣契約の現状
◎偽装請負とされないために
◎労働者供給事業とは
◎偽装請負チェックリスト
弁護士による章末解説 IT業界 就業規則の法的解説
索引
おわりに
著者情報
成澤 紀美
成澤, 紀美
藤井 総
藤井, 総, 1983-