モンテカンポ(PractiTest普及委員会) の技術ブログ

マイクロサービスのテスト戦略とは?種類・責務・自動化の設計を体系化する

急成長を遂げるメガベンチャーにおいて、マイクロサービスアーキテクチャの採用は事業スピードを加速させる強力な武器となります。 しかし、品質保証の観点に立つと、その複雑性はモノリスなシステムとは比較になりません。 サービスが細分化されるほど、チーム間でのテスト方針のズレや、予期せぬ場所での副作用、そして重すぎる統合テストといった課題が顕在

APIテスト自動化とは?基礎から実践までを体系的に解説

事業が急速に拡大するメガベンチャーにおいて、複数プロダクトやマイクロサービスの品質を横断的に担保することは容易ではありません。 各チームが独立して開発を進める中で、テスト方針の不一致や手戻りの増加に課題を感じる場面も多いはずです。 これまでのUI主体のテストだけでは、リリースの高速化と複雑なシステム構造に対応し続けることは限界を迎えてい

抜けをなくすためのネガティブテストの考え方

リリース直前のテストや本番環境で、「まさかこんな操作をするなんて」「そこまで想定していなかった」という不具合に遭遇し、肝を冷やした経験はないでしょうか。 QAエンジニアとして真面目に仕様書と向き合っている人ほど、記載された「正しい挙動」を完璧に確認することに集中してしまい、異常な入力や予期せぬ操作に対する備え、すなわちネガティブテスト

ネガティブテストとポジティブテストの違いについて

システムのリリース直前、あるいは運用が始まってから「想定外の入力でエラーになった」「ネットワークが切れた瞬間にデータが消えた」といった不具合に直面し、焦った経験はないでしょうか。 仕様書に書かれた通りに動くことを確認するだけでは、現実の多様なユーザー操作や不安定な実行環境からシステムを守り切ることはできません。 品質の高いプロダクトを

QAの言葉選びによるテスト効率化について

大規模なプロダクト開発において、QA(品質保証)の役割は「不具合を見つけること」以上に「リリース可否の判断軸を示すこと」へとシフトしています。 特に週次や日次でのリリースが繰り返されるメガベンチャーの現場では、QAの一言が開発スピードを左右すると言っても過言ではありません。 しかし現場では「念のため確認してください」「一通り見ておきましょ

「小さい変更だから大丈夫」が一番危ない理由

「この変更、小さいので大丈夫ですよね?」 マイクロサービス化が進んだ現場で、QAが最も頻繁に耳にする言葉かもしれません。 コードの差分は数行、影響するAPIも一つ、リリーススケジュールもタイト。 開発側の感覚として、この一言が出てくるのは自然です。 それでもQAは、なぜか引っかかる。 明確なバグを見つけたわけでもない。 再現手順を示せるわけでもない

なぜマイクロサービス化が進むほどQAは不安になるのか

プロダクトの成長に伴い、マイクロサービスアーキテクチャへの移行やスクワッド制の導入が進むのは、 メガベンチャーにおいて自然な流れです。 しかしリリースサイクルが加速し、一見すると開発効率が向上している裏側で、 QA現場の心理的負荷はかつてないほど高まっています。 「誰もシステム全体の挙動を把握できていないのではないか」 「小さな変更が、知ら

Jiraでテスト管理をする方が抱える問題の解決策

多くの開発現場では、Jiraがプロジェクト管理の中核として活用されています。 バックログ管理、課題管理、進捗の可視化など、Jiraは非常に優れたツールであり、「とりあえずJiraを使っていれば管理はできている」と感じているチームも少なくありません。 しかし、テストフェーズに入った途端、どこか歯車が噛み合わなくなる感覚を覚えたことはないでしょうか。 テ

テスト管理ツール導入で大きくコストダウンができる理由

テスト管理のコストというと、真っ先に思い浮かぶのは「 ツールの利用料 」かもしれません。 しかし、実際の現場で発生しているコストは、それだけではありません。 むしろ多くの場合ツール費用よりも大きな割合を占めているのが、人の手による作業時間や、それに伴う非効率です。 例えば、 同じ内容での再テスト、進捗状況の集計、関係者への報告資料の作成 な

QA担当が評価されにくい理由とは?

QA(品質保証)担当者が組織内で評価されにくいという課題は、多くの企業で共通して見られます。 その主な原因はQA業務の根幹にある特性、すなわち成果の可視化の難しさと、直接的な利益貢献が見えにくいという点に集約されます。 これらは担当者のモチベーション低下を招くだけでなく、品質に対する意識が組織全体で希薄化し、結果として市場での信頼性や競争

2025年11月のPractiTestアップデート情報

2025年11月の主な製品アップデートをご紹介します。 製品アップデート SmartFox AI Text Enhance によるテストステップの明瞭化 ワンクリックでテストステップや説明文を洗練させることができます。 SmartFox AI は文章の短縮・拡張・調整をすばやく提案し、ユーザーは内容を確認して反映するかどうかを選択できます。 より細かな調整が必要な場合は、独自の指示を追加して AI

システムテストの見えないムダと戦った、ある品質保証マネージャーの半年間

品質保証(QA)部門が、経営層から「コストセンター」として見られがちな状況は、多くのIT企業で共通の課題です。 特に「テストコストが想定を超過」という言葉は、品質保証マネージャーにとって最も重い言葉の一つでしょう。 今回の主人公、品質保証マネージャーの近藤 恒一もまた、コスト削減を迫られる中で「人を削る前に、ムダを疑え」という信念を抱き、組

テストのコストが読めない状況から脱却する方法

プロジェクトマネジメントにおいて、テストにかかるコストの予測精度は、成功を左右する重要な要素です。 しかし多くの現場では、その工数見積もりが「経験と勘」に依存し、プロジェクトの途中でコスト超過が発覚するといったリスクに常に晒されています。 特にExcel中心の運用では、テストケースや実行履歴が複数のファイルに分散し、どの情報が最新か、どの実

【ストーリー】工数・品質・管理の負担を根本から見直すために

ソフトウェア開発の現場では、日々、無数のテストが実行されています。 しかし、「このテスト、前にもやったな…」と感じたことはありませんか? テストケースの作成は、プロジェクトの初期段階では品質を担保するための重要な作業ですが、プロジェクトが進行し、機能が追加・変更されるたびに、膨大な量のテストケースが重複したり、メンテナンスが困難に

テストの再利用をしないとどうなる?

複数プロジェクトが同時進行する中で、毎回テストケースを一から作り直す状況に疲弊していませんか。 論理的で無駄を嫌うQAエンジニアの方々にとって、この非効率な現状は大きなストレスになっていることでしょう。 チーム内で「前回のテストどこにありました?」という質問が度々飛び交い、過去のテストが見つからず、探すだけで数時間が消えてしまう…。 この