生成AIで探る金融評価の最前線入門 午前の部
参加枠 | 申込形式 | 参加費 | 参加者 |
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一般
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先着順 |
35,300円
現金支払い
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0人 / 定員10人 |
イベント内容
■このセミナーはオンライン会議システム「Zoomミーティング」で開催します。
生成AI(大規模言語モデル:LLM)は日進月歩で進化し、日常生活から複雑なビジネス業務まで、あらゆる場面を変革しつつあります。かつて大きな懸念材料だった“誤情報”や“情報漏洩リスク”も技術の進化に伴い対策が急速に進んでおり、オンプレミス環境、匿名化・マスキング処理、プロンプトの工夫により、今後ますます実用の幅が広がることと予想されます。一方で、金融分野とりわけ種類株式の評価は、権利内容の複雑さ、市場データの不足、将来不確実性など多くの課題があり、実務上も難易度の高い領域です。
本セミナーでは「生成AIの仕組み・構造を正しく学ぶ」ことを第一歩とし、その理解をベースに、種類株式の現状と問題点をLLMで調査・研究するプロセスを体験していただきます。まず、初心者の方にもわかりやすく自然言語処理からトランスフォーマーまでの基礎を解説し、簡単な動作検証を行います。そのうえで、種類株式のような複雑な金融商品がどのように評価され、生成AIの活用がどんな可能性と限界をもつのかを探っていきます。
1.自然言語処理入門:
1.1 Word2vecと単語ベクトル:コーパス、類似度、ベクトル演算
1.2 注意機構と隠れベクトル
2.大規模言語処理:
2.1 文脈と単語埋め込み:文脈依存埋め込み
2.2 自己注意機構:Q,K,Vと隠れベクトル
2.3 トランスフォーマー:エンコーダー、エンコーダー・デコーダー、デコーダー
2.4 プロンプト・エンジニアリング:事前学習とファインチューニング
2.5 LLMの選択基準:スピード、推論、検索、ChatGPTo1、 o1-pro、
o3-mini、o3-mini-high、Gemini2.0、 AI Studioなどの使い分け
3.各種LLMによる現状調査・研究:
LLMを使い分け、各種LLMを用いて、種類株式の現状と問題点を調査・研究する
■目標
初心者が生成AIの基礎知識を身につけ、目的にあった質疑が生成AIとできるようになることを目標としています。種類株式の現状と問題点を探索するプロンプトを作成し、その結果をもとに、その意義とその仕組み、活用方法を説明する文章を作るプロンプト作成します。その過程で、生成AIの可能性と限界を理解します。また、リサーチ精度を高めるためのプロンプト設計、AIで得た情報の検証と補正の手順なども身につけます。
■PC
Pythonを理解の確認に使いますが、特にインストールされている必要はありません。
■受講対象者
初心者の方を対象にしています。
生成AI、種類株式に興味のある方であればどなたでも参加可能です。
◇午前・午後の両講座の同時お申し込みで午後の講座が30,000円に割引になります◇
午後の部はこちらでご案内しています。
生成AIで探る金融評価の最前線:種類株式の評価 午後の部
参考文献:
OpenAIホームページ
経営研究調査会研究報告第53 号 種類株式の評価事例
経営研究調査会研究報告第70 号 スタートアップ企業の価値評価実務
【講師紹介:森谷博之(もりやひろゆき)氏 】
オックスフォードファイナンシャルエデュケーション,MBA(Strath),MBA(HW),MSc(London).国際機関、金融機関で勤務後、大学での教育活動に従事。実務家向けセミナー多数。
主な訳書:「物理学者ウォール街を往く」(東洋経済新報社)。
主な著書:「Python3ではじめるシステムトレード改訂版」(パンローリング)
