安全なデータ・AI活用の最新事例(プライバシーテック勉強会#9)
プライバシーテック協会が次に開催するイベントはこちら
| 参加枠 | 申込形式 | 参加費 |
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セミナー参加枠(懇親会込み)
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先着順 | 無料 |
イベント内容
安全なデータ活用を実現するとして、注目度が高まっている「秘密計算」。その国内最前線とグローバル動向を紹介します。
イベント概要
AI時代において、企業にとってのデータは、もはや単なる情報ではなく、競争優位性を生み出すための不可欠な源泉となっています。しかし、多くの企業がデータの重要性を認識しつつも、「機密性の壁」に直面しています。組織の垣根を越えたデータ連携は、新たな価値創造の鍵となる一方で、「データは組織外に出せない」という課題が、その活用を阻んできたのも事実です。
この課題を解決するブレークスルーとして、今世界中で注目を集めているのがプライバシーテック、中でも秘密計算(Confidential Computing)です。これは、データを暗号化したまま演算・分析できる技術で、機密情報を一切外部に公開することなく、組織間の安全なデータ連携を実現します。2025年6月には、米Appleの生成AIサービス「Apple Intelligence」に秘密計算の一つである「TEE」が大規模に適用されたことが明らかになり、一気に注目度が高まりました。
本イベントでは、国内における秘密計算の最前線に迫ります。
まず、グローバルで大きな注目を集める富士通が登壇します。同社は、Confidential Computingに対応した次世代プロセッサ『FUJITSU-MONAKA』を2027年にリリース予定です。次に、この分野で特に注目される製造業とマテリアルインフォマティクスにおける成功事例-新規開発の大幅な効率化-についてご紹介します。続いて、デジタル庁のDFFT担当者が海外動向についてお話しします。
最後に、先の登壇者を含めたセッションを行い、秘密計算が企業にもたらす今後の期待と実用化に向けた課題について、国内とグローバル、民間と政府、など、多角的な視点から深く掘り下げます。
ぜひ本イベントでデータ活用の未来を形作る注目の技術の最前線に触れ、今後のビジネスのヒントを見つけていただければと思います。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
こんな方におすすめ
- 自社で保有するデータを安全かつ効果的に活用したいと考えている新規事業担当
- データ連携を視野に入れ、新たなビジネスモデルを模索しているDX推進者
- データやAIの利活用において、セキュリティやプライバシーの課題に直面しているデータ管理者の方
- DFFT含む、行政の施策をリサーチしている政策渉外担当者
開催概要
- 日時:2025年11月12日(水)18:30 - 20:30
- 開催方法:オフラインのみ
- 会場:神奈川県川崎市幸区大宮町1−5 (JR川崎駅すぐ)Fujitsu Uvance Kawasaki Tower 26階『Uvance Innovation Studio』
- 参加費:無料
- 主催:プライバシーテック協会
- 参加方法:本イベントページからの事前登録制
プライバシーテック協会とは
プライバシーテック協会は、パーソナルデータの保護と適切な利活用を両立する技術、「プライバシーテック(PETs)」の社会実装を目指し、スタートアップ3社により設立された任意団体です。現在は、賛助会員15社と特別会員2団体を含む、20の企業・団体で構成されています。
主な活動目的は以下3つです。
①プライバシーテックの認知・認識獲得
②プライバシーテックの実証実験・事業化推進のための環境整備
③プライバシーテックに関する現行法の関係整理や新たなルールメイキング
タイムスケジュール
| 時間 | 内容 | 登壇者 |
|---|---|---|
| 18:00 - | 開場・受付開始 | |
| 18:30 -18:40 | はじめに -プライバシーテック協会の紹介 -秘密計算(Confidential Computing)とは |
事務局長・竹之内 隆夫 |
| 18:40 -18:50 | 事例紹介① 次世代プロセッサ『FUJITSU-MONAKA』が拓く新たな可能性 |
富士通株式会社・田部井 亮氏 |
| 18:50 - 19:00 | 事例紹介② 秘密計算を活用した企業間データ連携による新規材料開発 |
EAGLYS株式会社・太田 博士氏 |
| 19:00 - 19:10 | 講演 DFFT・データセキュリティの政策議論動向 |
デジタル庁・石井 純一氏 |
| 19:10 - 19:45 | セッション、質疑応答 -秘密計算が企業にもたらす今後の期待 -企業連携における実用化に向けた課題 -DFFT(Data free flow with trust)の動向 など |
富士通・田部井 亮氏 EAGLYS・太田 博士氏 デジタル庁・石井 純一氏 事務局長・竹之内 隆夫 |
| 19:45 - 20:30 | 懇親会 *軽食、飲み物をご用意します |
※ 当日予告なく時間配分・内容が変更になる可能性がございます。
登壇者
富士通株式会社・先端技術開発本部ソフトウェア開発統括部 グループディレクター 田部井 亮氏

2002年、富士通株式会社に入社。UNIXサーバ用OSの研究開発に従事。米国にてOS開発、データベースの高速化開発を経て、2018年から量子コンピューティング技術による最適化ソリューションの開発・テクニカルサポートを担当。2022年より、HPC・次期プロセッサ基盤におけるソフトウェア・サービスの開発や実証を主導。
EAGLYS株式会社・執行役員 セールス&マーケティングヴァイスプレジデント 太田 博士氏

メーカー系SIer、セキュリティ・コンサルティングベンダー、IT商社にて新規商材発掘ならびにビジネスデベロップメントに従事。2021年EAGLYSシリーズA調達の際に当時在籍していたセグエグループにてEAGLYSへの出資を主導。2022年EAGLYSに参画。プロダクトのセールス&マーケティングを統括。
デジタル庁・企画官 国際データ戦略担当 石井 純一氏

ヤフー株式会社を経て(同社在籍中の2016年4月から個人情報保護委員会事務局に出向)、2018年4月から個人情報保護委員会事務局に勤務。主にアジア太平洋地域を対象とする国際関係業務及びOECD関係業務に従事。2025年3月から現職。DFFTなど国際データ戦略を担当。International Association of Privacy Professionals Asia Privacy Forumをはじめ国際会議における登壇経験複数。
(ファシリテーター)プライバシーテック協会・事務局長 竹之内 隆夫

2005年、日本電気株式会社(NEC)に入社。匿名化や秘密計算などの研究開発および事業開発に従事。その後、法律の専門家と連携を開始。情報処理学会の会誌『情報処理』にて、堀部政男先生に「プライバシーを守ったITサービスの提供技術」というタイトルで執筆を依頼(情報処理学会 情報処理, Vol.54, No.11, 2013)。
2019年、株式会社デジタルガレージに入社し、秘密計算の事業開発に従事。2020年、一般社団法人データ社会推進協議会(DSA)の「秘密計算活用WG」設立、2021年「秘密計算研究会」設立し、プライバシーテック(PETs)の啓蒙活動を強化。
2022年、LINE株式会社(現 LINEヤフー株式会社)に入社し、差分プライバシーと連合学習の事業開発などに従事。同年、プライバシーテック協会の設立支援とアドバイザーに就任。
2024年7月、株式会社Acompanyへ入社。同年デジタル庁 データセキュリティワーキンググループ委員、2025年2月執行役員VP of Public Affairsへ就任。 博士(工学)、経営学修士。
注意事項
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