PETsが開く医療情報分析・活用の可能性(プライバシーテック勉強会#10)

2025/12/16(火)16:30 〜 18:00 開催
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参加枠申込形式参加費
オンライン視聴枠(URLは後日送付)
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イベント内容

PETs(プライバシー強化技術)と法改正を学び、医療・製薬における安全なデータ活用の未来を展望するイベントです。

イベント概要

製薬・医療分析の現場において、「データ利活用」と「個人情報保護」の両立は喫緊の課題です。本オンライン勉強会では、その解決の鍵となる PETs(Privacy-Enhancing Technologies:プライバシー強化技術) に焦点を当て、PETsの概要説明および、医療と製薬それぞれの現状と今後について取り上げます。

製薬業界においてまだ馴染みの薄いPETsですが、その導入は安全な医療情報分析の促進に不可欠です。

第一部では、PETsの概要と最新の個人情報保護法の改正動向について、プライバシーテック協会 事務局長 竹之内 隆夫が、技術と法律の両面から分かりやすく解説。さらに、医療現場からの製薬業界向けの具体的な分析案や、医療分析におけるPETsの現状と今後の期待について、東海国立大学機構 名古屋大学 未来社会創造機構 予防早期医療創成センター 大山 慎太郎 氏と製薬協 産業政策委員会 イノベーション推進部会 健康・医療データ政策グループ リーダー 安中 良輔 氏が、実証例を交えてご紹介し、皆様のPETsへの理解を深めます。

続く第二部のパネルディスカッションでは、「医療情報分析の活用促進のためのPETsの可能性」をテーマに、医療、製薬、技術分野における第一線の専門家たちが議論します。PETs適用の可能性、乗り越えるべき課題、そして未来のデータ活用に向けた期待について深く掘り下げます。

最先端の技術動向にご関心のある方、安全かつ革新的なデータ戦略の構築を目指す方にとって、必見の内容です。ぜひご参加ください。

こんな方におすすめ

  • 自社で保有する医薬関連データを安全かつ効果的に活用したいと考えている新規事業担当
  • データ連携を視野に入れ、新たなビジネスモデルを模索しているDX推進者
  • データやAIの利活用において、セキュリティやプライバシーの課題に直面しているデータ管理者の方
  • 行政の施策をリサーチしている政策渉外担当者

開催概要

  • 日時:2025年12月16日(火)16:30 - 18:00
  • 開催方法:オンライン(Zoomウェビナー)
  • 参加費:無料
  • 参加方法:本イベントページからの事前登録制
  • 主催:プライバシーテック協会
  • 協力:日本製薬工業協会(製薬協)

プライバシーテック協会とは

プライバシーテック協会は、パーソナルデータの保護と適切な利活用を両立する技術、「プライバシーテック(PETs)」の社会実装を目指し、スタートアップ3社により設立された任意団体です。現在は、賛助会員15社と特別会員2団体を含む、20の企業・団体で構成されています。

主な活動目的は以下3つです。
①プライバシーテックの認知・認識獲得
②プライバシーテックの実証実験・事業化推進のための環境整備
③プライバシーテックに関する現行法の関係整理や新たなルールメイキング

タイムスケジュール

時 間 プログラム 内容
16:30 開会
16:30
-
17:10
講演①

質疑応答
プライバシーテック協会 事務局長 竹之内 隆夫
・PETs 概要と個人情報保護法の改正動向の説明
・製薬業界向けのPETsの分析案
17:10
-
17:20
講演② 東海国立大学機構 名古屋大学 未来社会創造機構 予防早期医療創成センター 大山 慎太郎 氏
・医療分析におけるPETsの現状と今後の期待
17:20
-
17:30
講演③ 製薬協 産業政策委員会 イノベーション推進部会 健康・医療データ政策グループ リーダー 安中 良輔 氏
・製薬企業による医療等データの利活用における期待と課題
17:30
-
18:00
パネルディスカッション テーマ:医療情報分析の活用促進のためのPETsの可能性
モデレーター:
東京財団・主席研究員 藤田 卓仙 氏
パネリスト:
・名古屋大学 早期医療予防センター 大山 慎太郎 氏
・製薬協 健康・医療データ政策グループ リーダー 安中 良輔 氏
・製薬協 健康・医療データ政策グループ 小林 典弘 氏
・製薬協 医療情報DB活用促進タスクフォース リーダー 弘 新太郎 氏
・プライバシーテック協会 事務局長 竹之内 隆夫
18:00 終了予定

※ 当日予告なく時間配分・内容が変更になる可能性がございます。

登壇者

東海国立大学機構 名古屋大学 未来社会創造機構 予防早期医療創成センター 大山 慎太郎 氏

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2007名古屋大学卒、整形外科・手の外科専門医。理化学研究所にて情報学・光量子工学領域研究を行い2017年博士号取得し名大病院メディカルITセンター着任。2022年より現職。2025年より東海国立大学機構スタートアップ統括室副室長兼任

製薬協 産業政策委員会 イノベーション推進部会 健康・医療データ政策グループ・リーダー 安中 良輔 氏

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2002年4月 三共株式会社(現、第一三共株式会社)入社
    -臨床開発業務を担当
2014年10月 内閣官房 健康・医療戦略室(出向)
2016年10月 第一三共株式会社 臨床開発部(帰任)
2018年 4月 第一三共株式会社 渉外部
    -製薬協会長サポート業務、製薬協政策提言の策定、ロビー活動等を実施
    -製薬協 産業政策委員会 イノベーション推進部会等に所属
    -内角官房 デジタル行財政改革会議 データ利活用制度・システム検討会 構成員
    -内閣府 医療等情報の利活用の推進に関する検討会 構成員

製薬協 産業政策委員会 イノベーション推進部会健康・医療データ政策グループ 小林 典弘氏

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塩野義製薬株式会社にて医薬品開発や新規事業開発に従事。15 年以上にわたり、国内外の医療データの利活用に関わってきた経験と知見を生かし、現在は日本製薬工業協会にて医療データのより適切な利活用の促進を目的とした活動に従事している。

製薬協 医療情報DB活用促進タスクフォース・リーダー 弘 新太郎氏

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北海道大学大学院情報科学研究院博士課程を修了後、2004年よりファイザーR&D合同会社に勤務。現在は臨床統計第一グループ、統計リサーチ・データサイエンスグループのグループ長として、臨床開発の統計業務に従事し、リアルワールドデータ(RWD)活用を推進。医薬品開発における統計的手法の高度化やリアルワールドエビデンス(RWE)の導入に貢献。日本計算機統計学会国際交流担当理事、日本薬剤疫学会会員。

(ファシリテーター)東京財団・主席研究員 藤田 卓仙 氏

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2006年東京大学医学部卒業、2011年東京大学大学院法学政治学研究科修了。名古屋大学経済学研究科寄付講座准教授等を経て、2021年から慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室特任准教授。専門は医事法、医療政策、特に医療AIやオンライン診療も含む、医療情報の取り扱いに関する法制度や倫理。社会的活動として、内閣官房 接触確認アプリに関する有識者検討会合 委員、日本整形外科学会 倫理委員会 委員等

プライバシーテック協会・事務局長 竹之内 隆夫

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2005年、日本電気株式会社(NEC)に入社。匿名化や秘密計算などの研究開発および事業開発に従事。その後、法律の専門家と連携を開始。情報処理学会の会誌『情報処理』にて、堀部政男先生に「プライバシーを守ったITサービスの提供技術」というタイトルで執筆を依頼(情報処理学会 情報処理, Vol.54, No.11, 2013)。
2019年、株式会社デジタルガレージに入社し、秘密計算の事業開発に従事。2020年、一般社団法人データ社会推進協議会(DSA)の「秘密計算活用WG」設立、2021年「秘密計算研究会」設立し、プライバシーテック(PETs)の啓蒙活動を強化。
2022年、LINE株式会社(現 LINEヤフー株式会社)に入社し、差分プライバシーと連合学習の事業開発などに従事。同年、プライバシーテック協会の設立支援とアドバイザーに就任。
2024年7月、株式会社Acompanyへ入社。同年デジタル庁 データセキュリティワーキンググループ委員、2025年2月執行役員VP of Public Affairsへ就任。 博士(工学)、経営学修士。

注意事項

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