
Tableauコミュニティ相談室【毎週開催】
Japan Tableau User Groupが次に開催するイベントはこちら
コメント
Tableauコミュニティ相談室は「Tableauコミュニティをスタートしよう!」と題してコミュニティの始め方をまとめる活動を開始しています。
現在下記ようなプロットを検討しています。
ここから加筆していく構想でいます。特にコラムには事例を挙げたいと考えており、皆様の経験を盛り込んでいきたいです。この活動にぜひご参加ください。
🧭 はじめに
Tableauコミュニティをスタートしよう!
これは、あなたと誰かがつながる「場」をつくるための地図です。
「コミュニティ」と聞くと、何か特別な存在に感じるかもしれません。
けれど、その本質はもっとシンプルで、もっと身近なものです。
たとえば、誰かが「このツール、もっと上手くなりたいな」とつぶやいたこと。
たとえば、「同じ興味を持っている人と、少し話してみたい」と思ったこと。
それが、コミュニティのはじまりです。
この冊子は、そんな思いを持ったあなたが、一歩を踏み出すための「地図」になることを目指しています。
そしてその地図には、「仲間とつながる方法」「場をつくる方法」「楽しみ続ける方法」など、たくさんの分かれ道があります。
このはじめにでは、これから始まる旅の全体像と、最初に押さえておきたい実践ポイントを紹介します。
この冊子の構成(全体マップ)
| 章 | 内容 | 主な対象読者 |
|---|---|---|
| はじめに | 全体の地図と準備ガイド | すべての人 |
| 第1章 | コミュニティに参加しよう | 初めての人 |
| 第2章 | コミュニティを作ろう | 作ってみたい人 |
| 第3章 | コミュニティを楽しもう | 運営を続ける人 |
| 第4章 | コミュニティを継続しよう | 長期化した運営者 |
| 第5章 | コミュニティを引き継ごう | 世代交代・卒業期 |
| 各章コラム | 実体験・失敗談・喜びの声 | ヒントを探す人 |
📍途中から読んでも問題ありません。
いまの自分に近いところ、気になるところから気軽に開いてください。
最初の準備:これだけやっておけばOK!
これから何か始めたいと思っている人のために、最低限押さえておきたい「最初の準備リスト」を以下にご紹介します。
✅ 参加者として
- Tableau関連のSlack(例:JTUG)に参加してみよう
- connpassやX(旧Twitter)でイベントを探してみよう
- 初参加イベントで自己紹介しなくてもOK!
✅ コミュニティを始めたい人は
- なぜやりたいのか、一言で自分に説明してみよう
- 一緒に始めたい仲間が1人でもいれば十分
- 以下のようなツールを少しずつ用意しよう:
| 目的 | ツール例 |
|---|---|
| イベント開催 | connpass, Doorkeeper, Peatix |
| 連絡用 | Slack, Discord, LINEオープンチャット |
| 通話・配信 | Zoom, Google Meet, StreamYard |
| 資料作成 | Google Slides, Notion, Canva |
| 情報発信 | X(旧Twitter), Note, Medium |
※「ホームページを立ち上げたい」「独自ドメインを使いたい」などの実践例は、第3章第5節でご紹介しています。
進め方のヒント
- 読むだけでもOK。行動しなくても大丈夫。
- 気になるところだけ拾い読みする読み方を推奨します。
- 「あ、これ自分にもできそう」があったら、ぜひ真似してみてください。
最後にひとこと
コミュニティ活動に「正解」はありません。
正しい順番も、正しいやり方もない代わりに、「楽しかった」「話せてよかった」という感情こそが、次の一歩につながっていきます。
この冊子が、あなたのTableauとの出会いや、仲間とのつながりのきっかけになれば嬉しいです。
さあ、「あなたなりのTableauコミュニティ」、今日からはじめてみませんか?
第1章
コミュニティに参加しよう
〜まずは気軽に、一歩踏み出してみよう〜
はじめに
Tableauのコミュニティは、誰でもウェルカムな場所です。
でも、初めて参加する人にとっては、少しだけ「勇気」が必要に感じることもあるかもしれません。
- 「知識がないと浮いてしまうのでは?」
- 「知ってる人がいないと不安だな…」
- 「みんなすごい人だったらどうしよう」
そんな気持ち、よくわかります。
この章では、初めてのコミュニティ参加が「楽しかった!」「また来たい!」につながるよう、安心して一歩踏み出せるヒントをお伝えします。
第1節
はじめてのコミュニティ参加:気軽に一歩踏み出してみよう
Tableauのコミュニティは、いわば“寄り道できる道端のベンチ”のような存在です。
参加したからといって何かしなきゃいけないわけではなく、ただそこにいて、他の人の会話を眺めているだけでもOK。
たとえばSlackで:
- 何も投稿しなくても大丈夫
- イベント情報だけチェックしてもいい
- 面白そうな人をフォローするだけでもOK
「興味がある」という気持ちが、すでに参加の一歩です。
第2節
楽しむための心構え:受け身でも大丈夫
コミュニティを楽しむのに、“アクティブであること”は条件ではありません。
話を聞くだけ、誰かの発言にうなずくだけ、それも立派な参加です。
最初から「積極的に関わらなきゃ」と思わず、
自分のペースで楽しむことが、いちばん大切な心構えです。
- いろんな関わり方がある(見る専、聞く専、相談専…)
- あなたの気分に合わせて自由に選んでOK
- 気が向いたら「いいね」だけしてみる
そんな小さなリアクションでも、コミュニティは温かく反応してくれるはずです。
第3節
最初のイベントに参加してみよう:実践ガイド
「気になるイベントを見つけたけど、申し込むのがちょっと不安…」
そんな方のために、初めてのイベント参加をサポートする実践ガイドをお届けします。
事前にできること:
- connpassやX(旧Twitter)でイベント情報を探す
- Slackに参加して事前に雰囲気を見ておく
- 知ってる人がいたら「一緒に出よう」と誘ってみる
イベント当日:
- ビデオ・マイクOFFでの参加でも全く問題なし
- Zoomやリアル会場でのマナーはカジュアル
- 自己紹介を求められても無理に答えなくて大丈夫!
参加後にできること:
- ふと思った感想をSlackにポストしてみる
- 「楽しかったです」だけでも十分嬉しい
一度参加すれば、きっと次がもっと気軽になります。
第4節
コミュニティの全体像を知ろう:日本と世界のつながり
Tableauのコミュニティは、実はとても広がりがあります。
日本国内だけでも、たくさんのテーマ別・地域別のユーザーグループ(TUG)があり、
それらを横につなぐ「日本Tableauユーザー会(JTUG)」という存在もあります。
さらに海外には、DataFamと呼ばれるグローバルなユーザーコミュニティもあり、
Slackやイベントを通じて世界中のTableauファンとつながることもできます。
主なコミュニティの例:
- JTUG(日本Tableauユーザー会)
- 製造業TUG、地図TUG、教育TUG、ねこTUG などのテーマ別
- 地方TUG(関西、九州、北海道…)
- グローバルのTableau Community Hub
「自分に合う場所」を探してみるのも、コミュニティの楽しさのひとつです。
第5節
参加が人生を変える?:コミュニティで得られること
参加をきっかけに、人生がちょっと変わった。
そんな話を、実はよく耳にします。
- Tableauを本気で学ぶきっかけになった
- 仕事や転職につながるスキルが身についた
- Tableauで出会った仲間と別プロジェクトが始まった
- 今では自分が「登壇」や「企画」する側に
人とつながり、視野が広がり、やがて自分の可能性に気づく。
そんな「ちょっといい未来」が、コミュニティの先にはあるかもしれません。
📘 コラム:参加者の物語
「聞くだけでもOKだった私が、半年後に登壇していた」
ある女性のストーリー。
最初はただSlackを見ているだけだったが、あるイベントで勇気を出して感想を投稿。
それが運営の目に留まり、数か月後には登壇者として招かれた──そんな「偶然と縁」の物語。
第1章のまとめ
- コミュニティは、気軽に関われる開かれた場所です
- 「聞くだけ参加」「見るだけ参加」も立派な参加です
- 自分に合った関わり方でOK。義務感はいりません
- 一歩踏み出せば、きっと思っているより温かい反応が返ってきます
まずは、Slackに入ってみませんか?
きっと、そこには次の一歩のヒントが転がっているはずです。
第1章
コミュニティに参加しよう
〜気軽に、できるところからつながってみよう〜
第1節:「聞くだけ参加でもOK:ゆるく始めるコミュニティの入り口」
- 参加=何かをすること、ではない
- Slackをのぞくだけ、イベントを聞くだけ、SNSで見守るだけでも立派な参加
- 最初は「見る専」から始めてみよう
第2節:「いろんな関わり方がある:自分らしい距離感で楽しむ」
- 投稿する/しない、発言する/しないに正解はない
- コミュニティは“空気を共有する場所”でもある
- 疲れたら離れてOK。戻ってきたくなったら戻ればいい
第3節:「イベント初参加ガイド:不安を減らして楽しむコツ」
- Slack・connpass経由でイベントに申し込んでみよう
- Zoomや現地イベントも、聞くだけ参加でまったく問題なし
- 自己紹介や発言を求められても「スキップします」でOK
第4節:「参加してわかったこと:つながる楽しさと学び」
- 知識だけでなく“空気感”が学べる
- Tableauの使い方だけでなく、人の動き方も見える
- つながることで、自分のペースで変化が始まる
第5節:「イベントやコミュニティの全体像を知っておこう」
- JTUG(日本Tableauユーザー会)を中心に、多数のTUGが存在
- 地域別・業界別・テーマ別(製造業TUG、猫TUG、地図TUGなど)
- 海外にも“DataFam”と呼ばれるグローバルネットワークあり
📘 コラム:Slackでの小さな一歩が変化のきっかけに
ある参加者がSlackの「#自己紹介」チャンネルに短いメッセージを投稿したことをきっかけに、運営に誘われ、半年後には登壇。
「やってみたら案外、温かかった」──そんなリアルストーリーも。
まとめ:
- コミュニティは「入った瞬間に居場所がある」場所
- 無理せず、見守るだけでもOK。次第に楽しくなってくる
- できることから参加してみよう
第2章
コミュニティを作ろう
〜ゼロからでも始められる、あなたらしい「場」づくり〜
第1節:「まずやってみよう:動機は“やってみたい”で十分」
- 大きなビジョンや目的はなくてもOK
- 「話したい仲間がいないから、作ってみよう」が立派な動機
- 最初はSlackのDMで始まる「たった2人の会話」からでも成り立つ
第2節:「仲間を集める:運営は1人で抱え込まない」
- 立ち上げ時の“共犯者”は1人いればいい
- 声のかけ方:Xでのゆるい発信、Slackでの雑談、過去イベントからの逆引きなど
- 負担を共有しやすい関係性が長続きのカギ
第3節:「ビジョンとルールを決める:ゆるく合意できる方針を」
- 活動の“温度感”を合わせることで無理がなくなる
- 必要なのは厳格な規約ではなく「なんとなくの共通理解」
- ルールは途中で変えてもいいし、なくてもいい
第4節:「はじめてのイベントを企画する:とにかくやってみる」
- connpassを立てて、Slackで告知。これで基本はOK
- 初イベントのテーマは「自己紹介だけ」「○○を語ろう」などシンプルで◎
- 参加者が1人でも「開催できた」という実績になる
第5節:「活動を支えるツールとプラットフォームを選ぼう」
- connpass・Slack・Zoom・Googleフォームを軸に
- イベント告知/連絡/配信/アンケートなどに役立つ
- WebサイトやSNSアカウントは“必要になったら”でOK(NotionやXからでもスタートできる)
📘 コラム:3人の朝会が、いつの間にか100人に
あるTUGでは、「出勤前にTableauの話をするだけのSlack朝会」からスタート。
日々の継続とちょっとした工夫(感想共有、緩やかなテーマ設定)で、自然とメンバーが増え、今では毎回100人規模のイベントに。
まとめ:
- コミュニティの始まりは“たった1人の思いつき”でいい
- 一緒に楽しんでくれる仲間が1人いるだけで、場は成り立つ
- 続けやすくするために、無理せず小さく始めよう
第3章:コミュニティを楽しもう
テーマ: 運営側も楽しんでいい。むしろ楽しさが続ける力になる。
第1節:「日々の運営を楽しむマインドセット:小さな成功を積み重ねよう」
- 完璧主義を手放して、「できたこと」「反応があったこと」を楽しむ
- 運営者こそ「誰よりも楽しむ」姿勢が場を明るくする
第2節:「楽しく続ける運営のコツ:モチベーションを保つ工夫」
- Slackでの雑談、アイスブレイク、称賛文化の例
- 運営ミーティングを“飲み会”“もぐもぐ会”に変えるアイデア
第3節:「コミュニティ同士のつながりを楽しむ:コラボレーションで広がる可能性」
- JTUGのSlackやTUGとの合同企画の事例
- 他分野との異色コラボ(製造×ラーメン、地図×ネコなど)
第4節:「新しい仲間と成果を生み出す:アウトプットが生まれる仕組みづくり」
- ハンズオン、ダッシュボードリレー、テーマ投稿
- 運営以外の人にも「何か一緒につくる」機会を開く
第5節(🆕新設):「一歩先の楽しみ方:グッズ・キャラ・Webサイトをつくってみよう」
- 実践例紹介:「Tシャツをつくってみた」「イベントステッカーが人気だった」
- キャラクター制作の動機と効果(参加者に親しみを持ってもらうなど)
- Webサイトを立ち上げた理由と、Notion/Google Sitesでの簡単構築法
- 「やりたい人がやる」「余裕があるときだけ」のマインドセットでOK
📘 コラム2:楽しみ方のバリエーション
「登壇よりもチャットが好き、そんな私の楽しみ方」
🆕 補足要素(必要に応じて反映):
- Tableauイベントで見かけたオリジナルTシャツ・グッズの写真や事例
- JTUG総会のロゴ、会場配布物、キャラ紹介などを一部紹介
第4章
コミュニティを継続しよう
〜「続ける」を目標にしない、“続いてしまう”場づくり〜
第1節:「土台をつくる:誰かが止まっても誰かが動ける仕組み」
- 共有ビジョンやテーマの“芯”を明確にしておく
- 中心メンバーが休んでも動きが止まらない構造に
- Slackのチャンネル設計、メンションルール、運営ノートの共有なども有効
- 分家や“のれん分け”で場の柔軟性を保つ
第2節:「ゆるやかな活性化:熱がない時期も、無理に動かさない」
- 活動頻度は“揺れてよい”という前提を共有
- 定期開催(月1など)と、非同期の活動(Slackポスト、アンケート)を組み合わせる
- 再活性化のきっかけは「1人が話題を振るだけ」でOK
第3節:「コミュニティの再起動:沈黙しても、また動かせる」
- 一度止まっても、それは「終わり」ではない
- 活動再開時に「おかえり」と迎えてもらえる雰囲気が大事
- 再起動時の手順例:Slackでの再アナウンス → 小イベント → 外部連携など
第4節:「困ったときの対処法:摩擦・疲弊・分裂をどう乗り越えるか」
- トラブルが起きるのは“成熟の証”と捉える
- 小さな違和感を見逃さない:メッセージのテンション、反応の薄さ
- 「一度運営から離れる」「誰かに預ける」選択も前向きに考える
📘 コラム:運営の悩み相談室
- Q:「参加者が減ってきました…」
- Q:「運営だけで盛り上がっている気がする…」
- Q:「やめたいけど、責任感が邪魔します…」
実際のコミュニティ運営者の声と、その時にどう対処したかのリアルなエピソードを紹介。
まとめ:
- 「ずっと同じ形で続く必要はない」ことを運営内で共有する
- 続けることよりも「必要なときに必要な人が戻れる」場を目指そう
- 難しさを感じたら、止まっても、預けても大丈夫
第5章
コミュニティを引き継ごう
〜次の人にバトンを渡すことも、立派な運営の一部〜
第1節:「引き継ぎの心構え:『自分がいなくても回る』状態をつくる」
- 引き継ぎは“やめる準備”ではなく“未来を託す準備”
- 現運営の「自分たちの癖」や「暗黙知」を言語化しておく
- やめるのが寂しいなら、“卒業後もSlackに残る”などの関わり方もあり
第2節:「スムーズな移行のために:後任者とのコミュニケーション」
- 次のリーダーを見つけるには「一緒に動いてみる」時間が必要
- 移行期間中は役割を少しずつ移す:「挨拶を任せる」「connpassを編集してもらう」など
- 「巻き込む」ではなく「一緒にやってみようか」のスタンスで声をかける
第3節:「運営資料と体制の引き渡し:見えない情報を整理する」
- Slackの権限、イベント履歴、アンケート結果、SNSログイン情報などを整備
- ドキュメントはNotion、Google Docsなどで「一目でわかる状態」に
- 役割分担の図解(運営体制図)やToDoリストもおすすめ
📘 コラム:継承のリアルストーリー
「学生中心のコミュニティだったけど、社会人に引き継いで継続」
「第1期→第2期→第3期と、主催が変わりながら進化してきた事例」
交代しても文化や価値観が残っていく“引き継がれる場”のつくり方。
まとめ:
- 引き継ぎは「終わり」ではなく「新しい始まり」
- 無理に完璧な状態で渡す必要はない。共有できるところから少しずつ
- 手放す側にも、受け取る側にも「無理のない余白」を残しておこう







