モバイルアプリ開発から⼤量データ処理まで!PayPayユーザー6,600万人が利用する加盟店獲得・審査・CS機能を支えるSalesforce開発の挑戦 PayPay Growth Tech vol.9

イベント
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2024年12月10日に開催されたオンラインイベントのアーカイブ動画となります。

イベントページ:https://techplay.jp/event/962020


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▼イベント概要

キャッシュレス決済アプリ『PayPay』の営業活動では、営業活動の記録や加盟店審査等がSalesforceを介して⾏われています。 日本全国の加盟店を支えるため、営業担当、審査担当、カスタマーサポート担当が日々Salesforceを活用して業務を行っています。 そんな重要なSalesforceシステムの開発・運用を担っているSFA&CRM部は現場社員からの要望に応えながら、Salesforceの標準機能を超えた開発に挑戦しています。 今回はSalesforceの技術を活⽤しながら、現場からの難易度の⾼い要求に対して、 あらゆるサービスをフル活⽤して実現した2つの事例を紹介します。


※本勉強会を聞いていただきたい方※

・Salesforceエンジニア

・SaaSにおけるデータ処理やアーキテクチャ設計に悩んでいる方


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【Case.1】モバイルアプリ開発×Salesforce(営業領域)

営業現場からの「もっと使いやすく、視覚的な達成感を得られるスマホアプリにしてほしい」 という要望に応え、Salesforceでモバイルアプリ化にチャレンジした事例を紹介します。


Salesforceは元々PC向けに作られているため、 標準のSalesforceモバイルアプリでは使いにくいという欠点がありました。 PC画⾯と縦型画⾯のスマホアプリでは使⽤感や⾒せ⽅が⼤きく異なる点や、 その他にもPayPay独⾃のブランディングルールに準拠した画⾯設計を求められる点が難点としてありました。 そこに対してLWC(Lightning Web コンポーネント)を⽤いたスクラッチ開発を⾏い、 営業の成果が⼀⽬でわかるダッシュボードや、⽬標達成時にバッジを付与するなどの演出を実現しました。


本ケースでは、Salesforceのモバイルアプリ開発における課題とその解決⽅法をお話しします。 また、今回活⽤したLWCは、日本ではまだ活用が進んでいない部分もありますが、 Salesforceの画面開発のメイン手法として、ますます重要になっていく技術です。 Salesforceエンジニアであれば知っておきたい活⽤⽅法を分かりやすく紹介します。


【Case.2】⼤量データ処理×アーキテクチャ調整×Salesforce(審査領域)

PayPayの裏側では⼀⽇100万件以上の店舗審査データを処理をしています。


本ケースでは審査領域の業務をSalesforceに統合し、 膨⼤なデータを効率的に処理するための技術的な⼯夫について紹介します。 加盟店の審査業務では、⼀⽇あたり100万件以上のデータを処理しています。


この⼤量データを効率的に処理するために、SalesforceとAWSを Salesforce Connectという製品を使って連携させる仕組みを構築しました。 審査業務の性質上セキュアなシステム構築が求められる中で、 MulesoftやSalesforce Private Connectといった製品を併用することにより、 AWSとSalesforceをシームレスにつなげる事に挑戦しました。


上記のようなチャレンジにより、大量データ処理を外部化し、 Salesforceのレポートやダッシュボードを用いた審査業務の効率化が可能になりました。


本パートの事例はSalesforceに限らず、特定のSaaSだけで完結せずに データ処理やアーキテクチャ検討したいエンジニアの⽅にも参考になる内容となっています!


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上記、2つのCaseのように、PayPayでは国内でも珍しい規模のデータを活⽤しSalesforce開発に取り組んでいます。

標準機能の枠をこえた⼯夫と課題解決に向けた思考回路を学べる90分間です。


<Chapter>

00:00:00 オープニング

00:00:16 SFA&CRM部の組織・ミッションについて

00:17:57 LWCを用いたSalesforceのモバイルアプリ開発

00:40:39 Mulesoft活用によるAWSデータのリアルタイム連携: Salesforceを用いたPayPay審査業務の効率化

01:08:43 質疑応答パート

01:34:51 クロージング



#paypay #Salesforce #アーキテクチャ #CRM #techplay

グループにあなたのことを伝えて、面談の申し込みをしましょう。

PayPay Corporation.
2018年にサービスを開始してから約6年でユーザー数6,600万人(2024年10月時点)を突破したフィンテック企業であるPayPayは約50か国の国と地域から集まった多様なメンバーで構成されています。 従業員は数千人在籍していますが、まだまだ会社は成長段階であり「未完成」です。 現在も世界中から新たな価値を世の中に創出するために、日々多くの仲間が参画し、拡大し続けています。 わたしたちの最大のライバルは"現金"です。 この困難な課題に前向きに取り組み、他社に真似できない圧倒的なスピードでプロダクトを磨き上げ、日本のキャッシュレス決済、またそれを使用した金融ライフプラットフォームとしての普及を一気に推進することにプロフェッショナルとして情熱を持って取り組み、自ら課題発見し、周囲と協力して新しい価値創出を共に推進する仲間を募集します。