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サイバー社会の「悪」を考える

2,750円 (税込)

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サイバー社会の「悪」を考える

書籍情報

発売日:

著者/編集:坂井 修一

出版社:東京大学出版会

発行形態:単行本

ページ数:208ページ

書籍説明

内容紹介

トロイの木馬、ダークウェブ、PC遠隔操作、サイバー戦争…。人の心に巣くう「悪」は、なぜかくも広範かつ瞬時に社会を襲うのか? 近未来の超スマート社会を構想する著者が、情報を用いた「悪」の歴史を紐解きながら、技術的な問題と人間的な問題の両面から考える。【東京大学出版会創立70周年記念出版】

目次

第1章 プロローグ――サイバー社会よどこへ行く 1 スタックスネットの衝撃 2 スタックスネットとは何だったか 3 サイバー社会の「悪」とは――本書の構成 第2章 コンピュータ以前の「悪」 1 古代の「悪」 2 腕木通信の改竄 3 暗号の解読と情報の捏造 4 電気による通信・放送と「悪」 5 近代情報戦の覇者・イギリス 第3章 コンピュータの出現と「悪」 1 コンピュータの出現 2 ツーゼのZ3 3 テューリングと暗号解読 4 ENIAC、EDVACとフォン・ノイマン 5 2人の天才の末路 6 コンピュータの進化 7 コンピュータと「悪」 第4章 インターネット時代の「悪」 1 インターネットの誕生と発展 2 多様な「悪」の道具 3 事例:パソコン遠隔操作事件 4 インターネットを使った「悪」 5 国家の関与が強く疑われる「悪」 6 サイバー社会における国家と個人 第5章 セキュリティの技術と心得 1 情報セキュリティとは何か? 2 暗号 3 ブロックチェーン 4 侵入防止・マルウェア対策(ユーザ編) 5 侵入防止・マルウェア対策(システム管理者編) 6 情報セキュリティ教育 7 レジリエンス 8 ディジタル・フォレンジック 9 サイバー戦争の抑止 10 これからの情報セキュリティ 第6章 安全・安心な情報社会をめざして 1 情報技術の発展と「悪」 2 「悪」はどこにあるのか? 3 セキュリティの限界 4 将来の情報社会と「悪」 5 明るい情報社会を築くために

著者情報

坂井 修一

東京大学大学院情報理工学系研究科教授

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