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RE-END 死から問うテクノロジーと社会

2,640円 (税込)

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RE-END 死から問うテクノロジーと社会

書籍情報

発売日:

著者/編集:塚田有那/高橋ミレイ

出版社:ビー・エヌ・エヌ

発行形態:単行本

書籍説明

内容紹介

AI時代、死の定義が変わる。人文×テクノロジーの視点で探る、生と死のウェルビーイング。

目次

序章 【マンガ 】「遠野物語」より 五十嵐大介 はじめに 塚田有那 1章 RE-END 死と生の境界線を引き直す 他者の死生を喚起するテクノロジーに向けて  ドミニク・チェン(情報学研究者)   21世紀の「死者の書」―死者の公共性をめぐって  畑中章宏(民俗学者)   生と死をふくむ風景―神話から考える未来の死との関係 石倉敏明(人類学者)   【絵】すべてここから生まれここへ還って行く   諸星大二郎    2章 死の軌跡   わたしたちは死とどう対峙しているのか 葬儀のゆくえ─日本人の宗教観と未来の葬送 岡本亮輔(宗教学者)  看護と宗教をつなぐスピリチュアルケアの実践 玉置妙憂(僧侶、看護師)  死者をおくる「おくりびと」―納棺士の仕事と現在 木村光希(納棺士) 3章 死後労働 AIが故人を再現する時代へ 「死後労働」が始まる時代─死後データの意思表明プラットフォーム「D. E. A. D.」の挑戦 Whatever 富永勇亮・川村真司 AIは作家を復活させることができるのか? 栗原聡(人工知能研究者)   【マンガ】ようこそ! わたしの葬儀へ! うめ 小沢高広・妹尾朝子 4章 死後のアイデンティティと権利 個人データは誰のものか  遺されるデータとアイデンティティ 折田明子(情報社会学者)   死者のデータと法制度─個人データ、肖像・パブリシティ権、デジタル資産などの観点から 水野祐(弁護士) パーソナルデータは社会の資源になりえるか? 庄司昌彦(情報社会学者)   ゲーム世界における〈他者〉とAI─「遊び」についての議論を手がかりに 橋迫瑞穂(宗教・ジェンダー社会学者) 【マンガ】デジタルヘヴン  マンガ・ハミ山クリニカ+原作・宮本道人   5章 意思決定 医療の現場に生じる多様な選択  科学が変容させる死生観と倫理の境界 小門穂(生命倫理研究者) 死に直面する医療と意思決定のゆくえ 尾藤誠司(医師)  終章 死とテクノロジーのゆくえ 【対談】21世紀、死者はどこへ向かうのか しりあがり寿(マンガ家)×畑中章宏(民俗学者)  【マンガ】「国が富士山のふもとに天国つくるってよ。」 しりあがり寿 【対談】死を超越するライフログ  宇川直宏(DOMMUNE)×山川道子(Production I.G)

著者情報

塚田, 有那

塚田有那

編著 塚田有那  一般社団法人Whole Universe代表理事。編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者と共に始動。2012年より、東京エレクトロン「sola art gallery project」のアートキュレーターを務める。2016年より、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム(HITE)」のメディア戦略を担当。 近著に『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』(ビー・エヌ・エヌ)、共著に『情報環世界─身体とAIの間であそぶガイドブック』(NTT出版)、編集書籍に長谷川愛『20XX年の革命家になるには─スペキュラティヴ・デザインの授業』(ビー・エヌ・エヌ)がある。

高橋, ミレイ

高橋ミレイ

編著 高橋ミレイ 合同会社CuePoint 代表。編集者、リサーチャー。エンタメ×AI に特化した最新の研究やニュースを発信するメディア「モリカトロンAIラボ」編集長。2020年よりJST/RISTEXの研究プロジェクトのひとつである「HITE-Media」編集部に参加。2021年より東京大学次世代知能科学研究センター主催イベントの企画運営を担当。国内外のエンターテインメント産業におけるAI の開発導入例や、新技術の社会実装に伴うさまざまな課題、オンラインプラットフォームを活用した社会活動などについて取材を行う。2017年よりゲーム研究読書会を主宰。

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