地産外商

書籍情報

発売日 : 2021年07月01日

著者/編集 : 石𥔎 修二

出版社 : 山陰中央新報社

発行形態 : 単行本

ページ数 : 178p

書籍説明

内容紹介

著者が1995年に設立したソフトウエアパッケージメーカー(株)オネストは、主力製品の製造業向け調達業務改革ソフト「Web-EDI e商買」を全国の製造業33,000社に納入。設立から26年連続黒字経営を続けている。
タイトルの「地産外商」は、地方で開発・製品化し、県外の製造業に納品し県外貨を稼ぐという意味の著者の造語で、「地産外商」をコンセプトに「やりゃあ、できる」の発想と行動力で会社を成長させた経営ノウハウをベースに綴った。一方、地方の若手経営者や行政・政策の提言に思いをはせた一冊。

目次

地方の疲弊は、インフラ格差だけが原因ではない
目覚めよ、自社製品開発魂!
第1章 オネスト創業
    安定第一 このままでいいのか!
    ITで山陰に「活路」を
    島根で製造業は育ちにくい
    ソフトウエアメーカー以外の道はなし
    七細工は八貧乏
    社名への想い
    資金調達
    緊急入院
    初年度から黒字
第2章 基盤固め
    成長の土台づくり
    農業にもITを活用
    Ruby活用への期待
    人材の確保と育成
    年俸1000万円プレーヤーも
    働きやすい職場環境
    モチベーションを高める「優績社員表彰制度(社長賞)」
第3章 国内外トップメーカー220社と契約
    グローカル経営
    製品開発の着眼点
    難関を突破し国の実証事業に認定
    マーケティングリサーチと本格的製品開発
    日本アイ・ビー・エムとビジネスパートナー提携
    「地産外商」
    営業戦略
    契約第一号
    相次ぐ受賞
    新製品「調達業務改革 Web-EDI e商買EX」を発売
    システム導入に対する私の考え方
第4章 新社屋でさらなる飛躍
    首都圏の営業強化
    地域未来牽引企業
    本社・ソフト研究開発センター建設
    企業立地計画の認定
    インド人エンジニアを採用
    国家公務員の研修受け入れ
    現場の声を製品開発に活かす
    早大生に「校友連携プログラム」
第5章 企業伸長こそ最大の地域貢献
    チャレンジャー
    勝ちパターンを駆使
    UIターン入社
    動物園を造る
    スポーツ振興支援
    教育・文化振興支援
    「新風」を起こすため経済団体で活動
    「創業塾」で起業家を育成
    IT企業の人材を育成
    新製品を研究・開発
    営業マンも理系の知識は不可欠
    理系と文系の本質は同じ
    海外に拠点を
    収支目標は明確に
    「創造が未来をひらく」
第6章 世界を襲った新型コロナと戦う
    新型コロナウイルス感染拡大
    即座に危機管理の徹底
    オンライン会議の活用
    定期的にPCR検査
    明るく、元気に、前向きに
    社員がよく戦った
    新型コロナ対策と「ニューノーマル」
    ピンチをチャンスに
第7章 幼少期~学生時代
    やんちゃな理系少年
    電気理論はほぼ満点
    大学目指し富士通退職
    早大に進学
    アルバイトだが、経営を仕切る
    不思議な体験
    小説家の夢は断念
    大好きなIT一筋で
    経営参加
    退職を決意
最終章 「やりゃ、できる!」
    島根の実態
    地動説で知恵を出せ
    捨てたもんじゃない
    急速に進化を続けるネット通信
    松江をソフト産業の集積地(ソフトレイクシティー)に
    「やりゃ、できる!」
オネストはこんな会社
    会社概要
あとがき

著者情報

石𥔎 修二
1954(昭和29)年、島根県出雲市生まれ。早稲田大学を卒業。富士通(本社・東京)、日立ソリューションズ西日本等でソフトウエア開発に従事した後、1995年に株式会社オネストを設立し、代表取締役社長に就任。2020年に創立25周年を迎え、26年間黒字経営を続けている。島根県松江市在住。趣味は囲碁、ゴルフ。
地産外商

1,650円 (税込)

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