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現代メディア哲学 複製技術論からヴァーチャルリアリティへ

2,200円 (税込)

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現代メディア哲学 複製技術論からヴァーチャルリアリティへ

書籍情報

発売日:

著者/編集:山口 裕之

出版社:講談社

発行形態:全集・双書

書籍説明

内容紹介

新たなウイルスの出現によってテレワークが普及し、VR、AR、MR、さらにはメタバースととどまることなく進化する次世代の技術が話題にのぼる。これらはすべて「メディア」である。-だが、いったいメディアとは何か?それは私たちの役に立つ実用の道具か、あるいは、私たちを支配する日が近づいているのか?ベンヤミンの複製技術論に遡ってメディアの本質を問い、今日の技術の行く末を見晴るかす、碩学による原理の書。

目次

プロローグ 序 章 現代のメディア世界と複製技術論 第I章 メディアの哲学のために 1 メディアとは何か 2 メディアの転換 3 現代のメディア状況と「複製」 第II章 技術性と魔術性――メディア転換のなかの両極 1 メディアにおける世俗化 2 技術と魔術の弁証法 3 画像メディアと言語メディアの接合 第III章 メディアと知覚の変容 1 技術と知覚――危機の時代のメディア論 2 新しい技術メディアによる知覚の変容 3 モンタージュと「リアリティ」 4 視覚と触覚の思想史 第IV章 メディアの政治性 1 社会を規定する技術性 2 知識人とプロレタリアート 3 映画を受容する「集合的身体」 第V章 ハイパーテクストの彼方へ 1 「技術的複製可能性の時代の芸術作品」の思考モデル 2 ハイパーテクストの思想とヴァーチャルリアリティ 文献一覧 あとがき

著者情報

山口 裕之

1962年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。大阪市立大学助教授を経て、現在、東京外国語大学教授。専門は、ドイツ文学・メディア理論・表象文化論・翻訳論。 主な著書に、『ベンヤミンのアレゴリー的思考』(人文書院)、『映画を見る歴史の天使』(岩波書店)など。 主な訳書に、カール・クラウス『黒魔術による世界の没落』(共訳、現代思潮新社)、『ベンヤミン・アンソロジー』、『ベンヤミン メディア・芸術論集』(以上、編訳、河出文庫)など。

山口, 裕之, 1962-

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