コンピュータにかわいいを学習させたら何が起きたか

書籍情報

発売日 : 2019年03月08日

著者/編集 : 遠山 功

出版社 : ダイヤモンド社

発行形態 : 単行本

書籍説明

内容紹介

本書ではこんな事例を紹介しています。かわいいを数値化してアパレルのものづくりを一変させた。データの可視化で経営者を働き方改革に本気にさせた。10時間の作業を10分に短縮させた製造工程の部品管理。蓄積した顧客データからフォローが必要な顧客をあぶり出した。20億件の販売データ処理を先回りして処理することで高速化した。部門ごとに管理していた顧客データを統合したら新たな市場が見えた。ファンクラブ会員の購買履歴から「推しメン」を推計した。あなたの目の前にあるデータからも答えはきっと見つかる!さまざまなビジネスの現場で課題を解決、経営革新を起こしてきたデータストラテジストが、その手の内をすべて明かします。

目次

はじめに 現実の社会とデジタルを橋渡しする
第1章 ビッグデータをどうやって料理するのか
そもそもビッグデータとは何か/ビッグデータの3つの特徴/目の前にあるビッグデータ/ビッグデータ活用のPVAO/P(データの準備)分析までの遠い道のり/V(データの可視化)とA(データの分析)表計算ソフトの限界/0(データの運用)マウスのクリックだけで使えるか/立ちはだかる人間の壁
第2章 分析は設計ですべてが決まる
何をなぜ分析するのかを確認する/フレームワークで課題を発見する/分析手順を決めてデータを整理する/分析に使うデータを定義して計算する/判断を的確に、容易にする可視化
第3章 分析の基本10パターンはこう使う
ベン図/メッコチャート/ランキング/パレート図/変化の可視化/レーダーチャート/KPIの体系化/顧客動向の可視化/減衰率と安定率/ヒートマップ/滞在時間/経路の可視化/散布図/カスタマージャーニー/「ローパワード」の力をフル活用する
第4章 我々はこうやってデータ分析で企業の問題を解決してきた
エンジニアリング会社・働き方改革に危機感を持つ経営陣が把握できるように勤務状況を可視化/大手小売りチェーン、テレビ局・人間が汚したデータを分析のために「洗浄」する/製薬会社・データだけでなく人間にも必要な標準化/大手機械メーカー・バラバラのデータを繋いで10時間の作業を10分に短縮する/マーケティング会社・20億件の販売データ処理を高速化するために先回りして計算する/ダイレクトマーケティング会社ほか・優良顧客はどこから獲得できたのかを特定する/旅行代理店、老舗興行会社・埋もれた顧客のデータを掘り起こす/医療資材商社・結局は現場のおばちゃんに勝てなかった物品の管理/アパレル・コンピュータにかわいいを学習させたら何が起きたか
第5章 データストラテジストの時代がやってくる
 経営改革に繋がることで価値が出るデータ分析/技術と経営の連携を実現するセルフBIツール/マネジメントまで理解しているデータストラテジスト/AIは判断材料であって結論ではない/マネジメントにフィードバックして初めて機能するAI
むすび これからもビッグデータを料理し、社会を豊かにしていく手伝いをしたい

著者情報

遠山 功
遠山, 功, 1977-
コンピュータにかわいいを学習させたら何が起きたか

1,650円 (税込)

楽天

関連イベント