今知りたいサイバー犯罪事件簿ーセキュリティの「落とし穴」を示す15の事件ー

書籍情報

発売日 : 2023年03月25日

著者/編集 : 御池 鮎樹

出版社 : 工学社

発行形態 : 単行本

書籍説明

内容紹介

ハッカーがバラまく「ランサムウェア」の被害の拡大や、イスラエル企業が開発したスパイウェア「Pegasus」による個人情報の傍受、SNSを舞台に繰り広げられる大国のプロパガンダ攻勢…サイバー犯罪の脅威は、以前よりもはるかに大きく身近なものとなっています。本書では、ここ数年で実際に起きたサイバー犯罪の経緯や原因などを詳細に解説するとともに、新たに発見されたセキュリティの欠陥なども紹介。サイバー犯罪の現状を知り、それに備えましょう。

目次

■第1部 ネットの闇にうごめく「ハッカー」たち
17歳が率いるハッカー集団「LAPSUS$」 
FBIが大量送信したデマメールと、その裏事情 
米国最大のパイプラインをダウンさせた「ランサムウェア」

■第2部 国家機関とサイバー犯罪
続発していたウクライナを狙うサイバー攻撃 
ロシアvsウクライナ、サイバー空間での戦い 
明るみに出た米国発の「大規模SNSプロパガンダ作戦」 
イスラエル企業のスパイウェア「Pegasus」 
“おとり”暗号通信「ANOM」と「Operation Trojan Shield」
■第3部 身近にも存在? セキュリティの穴
Apple「ATT」を回避するテック企業の仁義なき情報収集
「ダーク・パターン」と判定されたGoogleの「位置情報収集」
大騒ぎになった「LINE」のデータ管理問題
スパイウェアと言われたサッカーW杯の公式アプリ
CPU脆弱性「Spectre」を悪用するPoC「Spook.js」
セキュリティソフトを“逆用”してデータを破壊する「Aikido」

著者情報

御池 鮎樹
1974 年 京都生まれ 1997 年 大阪大学卒業 関西出身のフリーライター。 パソコン関係を中心に、音楽・歴史などのジャンルに手を広げている。
御池, 鮎樹, 1974-