「熱狂」を設計する!データストラテジストが紐解く、エンタメ現場を動かす意思決定のデザイン【Bandai Namco Nexus DATA LAB vol.2】

2025/11/18(火)19:00 〜 20:35 開催
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参加枠申込形式参加費 参加者
オンライン枠
先着順 無料 436人 / 定員450人

イベント内容

概要

感性とこだわりが渦巻くエンタメの現場。
正しさだけでは、開発現場もプロデューサーも動かない。

バンダイナムコネクサスのデータストラテジストたちは、 AIや分析モデルを駆使しつつも、最終的な実行を支えるのは データを介した合意形成と対話であること“も”重視しながら、 現場と経営をつなぐ意思決定プロセスの設計に取り組んできました。

特徴的なのは、そのデータが“エンタメ”という人の感情や熱狂を扱う領域に根ざしていること。
定量化しきれないゲーム制作のこだわりや、ユーザーの体験から生まれる予測不能な反応——
それらを観察し、意味づけ、再び体験設計へと還元していく。

エンタメ業界では、データが冷たい数値ではなく 人の感情を写す動的な素材として扱われる現場だからこそ、 分析の結果が意思決定や現場の判断プロセスに活かされる事が多々あります。

本イベントでは、そんな“エンタメの熱をデータでつなぐ”実践のリアルをお届けします。

■登壇内容(一部):
① 自然言語×レビュー分析を“使われる型”に──現場に浸透させるための実践
AIによるレビュー解析を現場で活かすまでのプロセスを解説。
分析精度よりも、関係者が理解し行動できる“形式化”に重きを置いた取り組みを紹介。

② 職人集団とプロデューサー、異なる“温度”へのアプローチ設計
創り手の美学と、プロデューサーの意思決定構造。
同じデータでも、相手の文化や目的に応じて提示の仕方を変える。
2つの現場で培われた「データで説得しない」橋渡しの知見を共有。

③トレーディングカードゲーム事業の“健康診断”──強みの可視化から合意を生む分析実務
複数タイトルを横断した定点調査とCSポートフォリオ分析を事例に、
強みを起点にした課題提示と、合意形成までのプロセスを紹介。
データを共通言語として関係者と協働するための実践知を語る。

■本イベントで得られる学び:

  • 分析を「動き」へ変えるための、橋渡しコミュニケーション設計
  • 職種・立場ごとに異なる“温度差”に対応したデータ提示の手法
  • 「強み→提案→合意→実行→評価」までのプロセス設計の実例
  • データストラテジストとしての“人と事業を動かす力”の再定義
  • エンタメ業界ならではの“データの面白さ”──感情と創造を扱う分析の実践知

データの価値は、正確さだけでは決まらない。 その背景にある人の感情、創り手の哲学、そして合意の瞬間をどう設計するか。
バンダイナムコネクサスのデータストラテジストたちが、 「データを介して人と事業を動かす」という実務の本質を、 エンタメの現場から紐解きます。

※配信URLは、申込者に対し本ページ上「参加者へのお知らせ」にて当日までに表示されます。

タイムスケジュール

時間 内容
19:00〜19:05 オープニング
19:05~19:25

トレーディングカードゲームの顧客体験の定量化アプローチ

大橋 卓真
トレーディングカードゲームの顧客体験は、多様な感情的要素が絡み合って形成されています。本発表では、古典的な市場調査アプローチ(CSポートフォリオ)をトレーディングカードゲーム顧客分析に適用した際の知見や面白ポイントを共有します。
19:25~19:45

定性的なデータ(ユーザーの声)を分析するサービス開発

有井 佳祐
データ分析といえば定量的なデータが多いですが、定性的なデータ(自然言語)分析するサービスを開発し、事業部にこの分析を浸透するプロジェクトを推進しております。本発表では、エンタメ業界における自然言語を活用したデータ分析の事例や、事業部に本分析を浸透させる取り組みについて共有します。
19:45~20:05

事業企画者と職人集団、クライアントが異なれば分析も異なる

佐伯 暁生
ひと口に「ゲームのデータ分析」と言っても、運営型タイトルのプロデューサー向けか、買切り型タイトルの開発者向けかによってそのスタイルは異なります。それぞれの事例から、相手に応じた分析の違いや面白さをお伝えします。
20:05~20:15

エンタメを俯瞰する ~データ分析の事業装着~

松浦 遼
バンダイナムコネクサスでは、バンダイナムコグループ全体に向けたデータ分析を行っています。エンタメ業界ならではの特殊性に合わせたデータ分析チームの特色や面白さをお伝えします。
20:15~20:30 質疑応答
20:30〜20:35 クロージング

※ 当日予告なく時間配分・内容が変更になる可能性がございます。

登壇者

大橋 卓真
株式会社バンダイナムコネクサス
IPビジネスエンハンス部 IPマーケティング課 マネージャー
2015年に(株)マクロミルに入社し、店舗購買ログデータ分析・定性定量の市場調査・統計解析的需要予測などマーケティング領域のデータ活用実績を幅広く蓄積。2022年に現職にジョインし、アプリゲーム・家庭用ゲーム・カードゲーム等の企画・マーケティングに対するデータ活用支援実働とチームマネジメントに従事。中小企業診断士資格を保有。
有井 佳祐
株式会社バンダイナムコネクサス
IPビジネスエンハンス部 IPクロステックオフィス IPクロステックセクション
ヤマハ株式会社で楽器事業の海外営業(駐在含め)・新規事業・マーケティングを経験後、データ・AI活用系のスタートアップで分析講師を務める。2021年より株式会社バンダイナムコネクサスで幅広い領域のデータ分析と生成AIを活用したテキスト分析を開発、推進。統計検定準1級、CBAS取得。
佐伯 暁生
株式会社バンダイナムコネクサス
データストラテジー部 プロダクトアナリティクス課 プロダクトアナリティクスセクション
出版社にて編集者・記者として雑誌および通信教育テキストの制作に携わったのち、2020年より現職。スマホゲーム、家庭用ゲームの売上拡大やユーザー体験向上のため、ゲーム内行動ログやアンケートデータを活用した分析を実施している。2025年上智大学大学院応用データサイエンス学位プログラム修了。
松浦 遼
株式会社バンダイナムコネクサス
データストラテジー部 ゼネラルマネージャー/リードデータストラテジスト
大学卒業後、データ分析系スタートアップでゲーム分析部を率いる。複数のWWモバイルゲームAAAタイトルのアナリストを歴任し、チームビルド全般にも従事。その後、ゲーム企業へ移り分析チームを立ち上げ。2019年、株式会社バンダイナムコネクサス(当時BXD)に入社。データ戦略部を立ち上げ、グループ向けのデータ活用取組の実施や、グループ横断データ活用プロジェクト『データユニバース』の推進を担当。CEDECなど、エンターテインメント系やデータ系カンファレンスへの登壇も積極的に行う。

参加対象

  • データを「分析」で終わらせず、事業や意思決定に活かしたい方

  • データ活用の戦略設計や推進に関わる職種の方
     (例:データストラテジスト、データアナリスト、データコンサルタント、BI/アナリティクス担当者など)

  • 組織内でデータと現場の橋渡し役を担う方、またはその役割を目指す方

  • エンタメ業界における“感情・体験”をデータで扱うことに関心のある方

参加にあたっての注意事項

※参加を辞退する場合は、詳細ページより申込のキャンセルをお願いいたします。
※配信映像や音声は各自の通信環境に依存します。なるべく通信環境の良い状態で視聴ください。

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