車載用ソフトウェアならではのCI/CD導入-グローバルでの共通開発インフラ構築/運用ルールの策定/プロジェクト管理方法-
ソフトウェアファーストのもと、”DevOpsの導入やCI/CDの実現は必要不可欠である”
という考えは自動車業界では一般的なものになりました。
しかしその実現の裏側ではエンジニアが悩みながら試行錯誤しているのが実情です。
・部門、個人によって理解度に差がある
・チームごとに独自のやり方が確立していて全体にとって最適なやり方へ移行する壁が高い
・導入したけど効果測定が難しい
など...DevOpsを適応する際に起こりがちな悩みではないでしょうか。
今回は日立製作所、三菱電機、NECを起源とする歴史ある強力な技術革新基盤を有し、
日本半導体企業売上高2位、世界シェアNo.1のマイコン/SoCやアナログ製品とソフトウェア技術を組み合わせ、
ADASや自動運転など自動車の先進機能提供を実現するルネサスエレクトロニクスの取り組みを掘り下げます。
前半では車載用ソフトウェア開発を行う部門が、ユーザーへ頻繁に信頼性の高い製品を届けるために
2年前から取り組みはじめたCI/CD活用事例を共有します。
これまでデバイス/OSごとに製品を開発しリリースまで半年~2年かけていたところを、
GitLabを活用することで全デバイス/OS向け製品を同時に1ヶ月ごとに定期的なリリースを実現しました。
その実現に向けた取り組みプロセス、課題とその乗り越え方についてお話します。
■登壇内容(一部)
・組み込みソフトウェア特有の評価ボードを用いた自動テストの実現
・共通リポジトリを実現するCIパイプライン
・グローバルに在籍する約500名のエンジニアを支援するサポート体制
後半ではCI/CD導入当初、開発チーム内での普及は1/3未満だった状態を、
全開発チームに浸透させるまでの取り組みとポイントをお話します。
■登壇内容(一部)
・普及しない課題、具体的な問題点
・状況の共有、CI/CDの見える化への取り組み
<Chapter>
00:00:17 オープニング
00:00:58 会社概要と自己紹介
00:03:00「リリース頻度24倍」を実現〜ルネサスのCI/CD運用とは?〜00:25:10 なぜ車載組み込みソフト開発にはCI/CDが普及しないのか?00:56:18 Q&A
01:14:53 クロージング
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