インテリジェンス用語事典
書籍情報
発売日 : 2022年02月15日
著者/編集 : 川上 高司/樋口 敬祐/上田 篤盛/志田 淳二郎
出版社 : 並木書房
発行形態 : 事・辞典
書籍説明
内容紹介
高校では「情報科」が必修科目となり、2025年の大学入学共通テストからは「情報」が出題教科に追加される。しかし、日本における「情報」に関する認識は低い。日本語の「情報」は、英語のインフォメーションとインテリジェンスの訳語として使われているため、両者の意味が混在しているが、欧米の有識者の間では明確に区別されている。状況を正しく判断して適切な行動をするには、インテリジェンスの知識は欠かせない。自衛隊情報分析官を長く務めた専門家らが中心となり、インテリジェンスの業界用語・隠語、情報分析の手法、各国の情報機関、主要なスパイおよび事件、サイバーセキュリティ関連用語など、インテリジェンスを理解するための基礎知識を多数の図版をまじえて1040項目収録。わが国初のインテリジェンス用語事典!
著者情報
川上 高司
1955年熊本県生まれ。拓殖大学教授、中央大学法学部兼任講師、NPO法人外交政策センター理事長。大阪大学博士(国際公共政策)。フレッチャースクール外交政策分析研究所研究員、世界平和研究所研究員、RAND研究所客員研究員、海部俊樹総理政策秘書、防衛庁防衛研究所主任研究官、北陸大学法学部教授、拓殖大学海外事情研究所所長・教授などを経て現職。著書に『トランプ後の世界秩序』(共著・東洋経済新報社)、『2021年パワーポリティクスの時代』(共著・創成社)、『無極化時代の日米同盟』(ミネルヴァ書房)、『日米同盟とは何か』(中央公論社)、『アメリカ世界を読む』(創成社)他。
川上, 高司, 1955-
樋口 敬祐
1956年長崎県生まれ。拓殖大学大学院非常勤講師。NPO法人外交政策センター事務局長。元防衛省情報本部分析部主任分析官。防衛大学校卒業後、1979年に陸上自衛隊入隊。95年統合幕僚会議事務局(第2幕僚室)勤務以降、情報関係職に従事。陸上自衛隊調査学校情報教官、防衛省情報本部分析部分析官などとして勤務。その間に拓殖大学博士前期課程修了。修士(安全保障)。拓殖大学大学院博士後期課程修了。博士(安全保障)。2020年定年退官。著書に『国際政治の変容と新しい国際政治学』(共著・志學社)、『2021年パワーポリティクスの時代』(共著・創成社)。
樋口, 敬祐, 1956-
上田 篤盛
1960年広島県生まれ。株式会社ラック「ナショナルセキュリティ研究所」シニアコンサルタント。防衛大学校卒業後、1984年に陸上自衛隊に入隊。87年に陸上自衛隊調査学校の語学課程に入校以降、情報関係職に従事。防衛省情報分析官および陸上自衛隊情報教官などとして勤務。2015年定年退官。著書に『中国軍事用語事典』(共著・蒼蒼社)、『戦略的インテリジェンス入門』『中国が仕掛けるインテリジェンス戦争』『武器になる情報分析力』『情報分析官が見た陸軍中野学校』(並木書房)、『未来予測入門』(講談社)他。
上田, 篤盛, 1960-
志田 淳二郎
1991年茨城県生まれ。名桜大学(沖縄県)国際学群准教授。中央ヨーロッパ大学(ハンガリー)政治学部修士課程修了、中央大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。中央大学法学部助教、笹川平和財団米国(ワシントンDC)客員準研究員、拓殖大学大学院非常勤講師などを経て現職。専門は、米国外交史、国際政治学、安全保障論。著書に『米国の冷戦終結外交─ジョージ・H・W・ブッシュ政権とドイツ統一』(有信堂、第26回アメリカ学会清水博賞受賞)、『ハイブリッド戦争の時代』(並木書房)他。
志田, 淳二郎, 1991-