パワーポイント・デザインブック 伝わるビジュアルをつくる考え方と技術のすべて

書籍情報

発売日 : 2022年11月10日

著者/編集 : 山内 俊幸(Wimdac Studio)

出版社 : 技術評論社

発行形態 : 単行本

書籍説明

内容紹介

デザインに挑戦するためのオールインワン・ブック。デザインのプロセスになぞらえた3つのステップで、「伝わるパワポ」を実現するノウハウを丁寧に解説。情報をより正確に、より魅力的に届けるための「実力」がつきます。デザインの視点で考えるービジュアルの要素を本質から理解する。ビジュアルを設計するービジュアルづくりの考え方や技術を習得する。パワポでつくってみるーPowerPointの機能と仕様を学ぶ。

目次

[はじめに]ようこそ、デザインの世界へ
本書の構成と目次
本書の使い方
Power Pointのバージョン

■Introduction デザインとはなにか?
「デザイン」ってなんだ?
どうすれば「デザイン」できるようになる?
デザインの「より良い」はどうやって見つける?
デザインで「どのように」より良いものをつくりだす?
デザインを「なにを使って」つくる?
そもそも何のためにデザインしてる?
デザインは本当に必要なのか?
デザインはルールなのか? センスなのか?
いまからデザインをはじめよう!

■Designing #0 デザインの下ごしらえ
デザインで実現したいゴールを設定する
デザインの“ターゲット”を決める
“何を”デザインするか内容を整理する
[つくるものを設計する]「より良い」を定義する
[つくるものを設計する]仕様や条件を決める
[ビジュアルの下ごしらえ]ビジュアルの方針を考える
[ビジュアルの下ごしらえ]「見る順番」で整える
[ビジュアルの下ごしらえ]「わかりやすい」の正体
[PPTの基本]PPTでできること
[PPTの基本]PPTの基本画面
[PPTの基本機能]機能を呼び出す「リボン」
[PPTの基本機能]「リボン」を編集する
[PPTの基本機能]詳細を変える「書式設定」
[PPTの基本機能]オブジェクトの重なり
[PPTの基本機能]グリッドとガイド
[PPTの基本機能]ファイルのオプション設定
[PPTの基礎知識]パワポの単位と解像度

■Designing #1 レイアウト
レイアウトは「伝わり方」をつかさどる
ビジュアルで伝える「主役」を考える
ブロックのように「伝わり方」を組み上げる
[レイアウトの基本]揃える
[レイアウトの基本]グループ化する
[レイアウトの基本]くりかえす
[レイアウトの基本]コントラスト
[レイアウトの基本]余白をとる
[レイアウトの基本]トーン&マナー
[レイアウトの実践]1つの要素を配置する
[レイアウトの実践]2、3個の要素を配置する
[レイアウトの実践]複数の要素を配置する
[レイアウトの実践]複数のページを組む
[レイアウトの応用]グリッドシステム
[PPTの基本]レイアウトにまつわる機能
[PPTの機能]サイズを調整する
[PPTの機能]位置を変更する
[PPTの機能]オブジェクトを整列する
[PPTの機能]回転・反転させる
[PPTの機能]スライドマスターを使う
[PPTの機能]スライドの書式を変更する


■Designing #2 文字と文字組み
文字は、口ほどにものを言う
「見せる」文字と、「読ませる」文章の違い
[文字のしくみ]書体・フォントのしくみ
[文字のしくみ]文字のサイズと太さ
[文字のしくみ]書体の種類
[文字を組む]文字を並べて文にする
[文字を組む]書体を選ぶ
[文字を組む]文字サイズを決める
[文字を組む]文字の間隔を調整する
[文字を組む]行長と行間と読みやすさ
[文字を組む]文字を装飾する
[文字を組む]欧文の文字組み
[PPTの基本]文字と文字組みにまつわる機能
[PPTの仕様]標準搭載のフォント―和文
[PPTの仕様]標準搭載のフォント―欧文
[PPTの機能]文字のサイズと間隔の設定
[PPTの機能]行揃えと箇条書きの設定
[PPTの機能]行長とテキストボックス
[PPTの機能]行間と段落間の設定
[PPTの機能]ファイルのやりとりとフォント
[文字組みの応用機能]禁則処理の設定
[文字組みの応用機能]和欧混植とテーマのフォント

■Designing #3 色と配色
色と配色は伝わる「印象」をつかさどる
色には機能としての役割もある
[色のしくみ]“色”の正体を見破る
[色のしくみ]目に直接届く色-RGB
[色のしくみ]印刷される色-CMYK
[色のしくみ]人が感じる色-HSL
[色のしくみ]色のトーンと感じ方
[色をつくる]基本の考え方と色の数
[色をつくる]主役の色をつくる
[色をつくる]脇役の色をつくる
[色をつくる]グラデーションをつくる
[色をつかう]見やすさと機能性
[PPTの基本]色にまつわる機能
[PPTの機能]用意された色から選ぶ
[PPTの機能]新しく色をつくる
[PPTの機能]グラデーションをかける
[PPTの機能]透明度をかえる
[PPTの応用]カラーテーマをつくる

■Designing #4 イラストレーション
イラストは見た目で「直感的に」伝える
イラストの得意なこと、苦手なこと
イラストを形づくる2つの要素
伝わるイラストは「カタチ」が重要
イラストで表現する抽象度とディテール
[イラストをつくる準備]モデルの特徴をとらえる
[カタチをつくる]単純な図形でつくる
[カタチをつくる]複雑な図形をつくる
[イラストを加工する]カタチに色を塗る
[イラストを加工する]効果で質感を生む
[イラストをつくる]本格的なイラストを描く
[イラストをつかう]トンマナを合わせる
[PPTの基本]カタチをつくるための機能
[PPTの機能]単純なカタチをつくる
[PPTの機能]複雑なカタチをつくる
[PPTの機能]図形を組み合わせる
[PPTの機能]線を描く
[PPTの機能]図形を塗りつぶす
[PPTの機能]図形に効果をかける
[PPTの応用機能]3Dモデルを活用する

■Designing #5 インフォグラフィック
情報を「一目でわかる」ビジュアルに変える
インフォグラフィックはシンプルに
視覚化する情報の正確さとわかりやすさ
インフォグラフィックの特性と種類
[インフォグラフィックを深める]サイン
[インフォグラフィックを深める]アイコン
[インフォグラフィックを深める]チャート
[インフォグラフィックを深める]表
[インフォグラフィックを深める]グラフ
[PPTの基本]インフォグラフィックにまつわる機能
[PPTの機能]サインをつくる
[PPTの機能]アイコンをつかう
[PPTの機能]チャートをつくる
[PPTの機能]表をつくる
[PPTの機能]グラフをつくる

■Designing #6 写真と動画
写真と動画は「リアル」を伝える
写真と動画は、「情報量」が多い
「主役」の設定で、伝わり方がかわる
[写真を撮る・選ぶ]写真を特徴で見分ける
[写真を撮る・選ぶ]目的にあった写真を選ぶ
[写真を撮る・選ぶ]自分で写真を撮る
[写真を加工する]トリミングする
[写真を加工する]複雑な形で切り抜く
[写真を加工する]写真をレタッチする
[写真をつかう]魅力的にレイアウトする
[写真をつかう]文字を重ねる
[動画を加工する]動画の時間を調整する
[PPTの基本]写真にまつわる機能
[PPTの仕様]対応しているメディア形式
[PPTの仕様]画像サイズと解像度の変更
[PPTの仕様]pptxファイルの画像の扱い
[PPTの機能]画像をトリミングする
[PPTの機能]背景を削除する
[PPTの機能]画像の色を編集、修正する
[PPTの機能]画像を効果で彩る
[PPTの機能]動画の形をトリミングする
[PPTの機能]動画の色を編集、修正する
[PPTの機能]動画の時間と再生を編集する

■Designing #7 アニメーション
アニメーションは「時間」と「動き」で語る
なぜアニメーションは嫌われるのか?
アニメーションの役割と実現できること
[アニメーションを理解する]「時間」と「動き」を知る
[アニメーションを理解する]「動き」をつくる
[アニメーションを理解する]「時間」で彩る
[アニメーションを使う]伝わり方と使いどころ
[PPTの基本]アニメーションにまつわる機能
[PPTの機能]アニメーションを設定する
[PPTの機能]動きの軌跡を設定する
[PPTの機能]アニメーションを効果で彩る
[PPTの機能]アニメーションの時間を変える
[PPTの応用]オリジナルのアニメーションをつくる
[PPTの機能]画面を切り替える

あとがき
参考文献 一覧
索引

著者情報

山内 俊幸(Wimdac Studio)
1990年生まれ。科学コミュニケーター/デザイナー。関西学院大学大学院理工学研究科修了。科学技術と人、社会との関係をつむぐ「科学コミュニケーション」にデザインの領域から挑戦するため、天文学を学びながらグラフィックデザイナーとしての活動を展開。日本科学未来館の科学コミュニケーターを経て、フリーランスに転向。Wimdac Studioとして、科学技術にまつわるプロジェクトを中心に、展示やイベントなどの企画立案、編集、執筆、制作、実施までの幅広い領域で「デザイン」している。また同時に、本書のもとになった同人誌「PowerPoint Re-Master」の発行などを通じて、誰もが「コミュニケーション」をデザインできるようになることを目指した活動を行っている。
山内俊幸(Wimdac Studio)
1990年生まれ。科学コミュニケーター/デザイナー。関西学院大学大学院理工学研究科修了。科学技術と人、社会との関係をつむぐ「科学コミュニケーション」にデザインの領域から挑戦するため、天文学を学びながらグラフィックデザイナーとしての活動を展開。日本科学未来館の科学コミュニケーターを経て、フリーランスに転向。Wimdac Studioとして、科学技術にまつわるプロジェクトを中心に、展示やイベントなどの企画立案、編集、執筆、制作、実施までの幅広い領域で「デザイン」している。また同時に、本書のもとになった同人誌「PowrePoint Re-Master」の発行などを通じて、誰もが「コミュニケーション」をデザインできるようになることを目指した活動を行っている。