株式会社ビットキー の技術ブログ

「Effect」ってなんだろう?

この記事はなに? TypeScriptのライブラリの1つである Effect の導入してみて得られた知見と所感をもとに、 Effect の概要に関して内容をまとめたものです。 実際に導入を進めるにあたり公式ドキュメントを参照しましたが、既存の Result 型と思想が異なる部分があり、すんなり理解できなかった箇所がありました…。他の Result 型と比較して、何が異なるのか / なぜ異なるの

Azure Functions 環境を Terraform で構築する

はじめに はじめまして。株式会社ビットキー Cross Incubator チームの酒井です。 Cross Incubator チームは開発チームを横断して SRE・Backend・Frontend の垣根なく拾いきれなかった課題を解決するために組織され、高度な雑用係(!)として日々タスクをこなしています。 その中で Azure Functions 環境を一から構築する機会があり、得られた知見を共有します。 Terraform に関連する記事が

【Go】GORM v1 → v2に完全移行した時の話

はじめに 初めまして、株式会社ビットキー Cross Service Backend(通称CSB)チームの上窪です。 CSBチームでは、ビットキーが展開するサービス(workhub, homehub)の認証認可を支えるbitkey platform(以下、bkp)を開発・保守/運用しています。 bkpはGoで開発していて、ORMはGORMを使っています。 このGORMにはv1とv2があって、このバージョンアップを担当する機会がありました。 結果としてはbk

[G.I.G. 体験記] Google Cloud を知り, PCA に合格

はじめに 私は現在(2024年8月),株式会社ビットキーで IoT エンジニアとして働いている culaney です. グーグル・クラウド・ジャパン様主催の G.I.G. 第8期プログラムに参加し, Google Cloud Professional Cloud Architect (以下 PCA)の認定資格に合格しました!! 修了記念品 本記事では, G.I.G. への取り組みを振り返り,どのように PCA に合格したか綴っていきます. 今後, G.I.G. へ

チームの壁を壊す魔法「イベントストーミング」〜惹きつけ編〜

! 図を多めに記載しています。分量多めですが流し見するだけでも理解しやすくなっています。 はじめに 「イベントストーミングってなにそれオイシイの?」って人向けに、「イベントストーミングっていいかも」って思ってもらうための惹きつけをするためにまとめた記事になります。 私自身がイベントストーミング導入のため、関係者にその意義を説明する際に、作

QA組織を立ち上げたらリプレイスも経験した話

はじめに 株式会社ビットキーでQAをしているやきょ(@yakyo_824)と申します。 前回、こちらの記事では大枠としてQA組織がどういう変遷をたどったかについて説明しました。 その中で別記事にて公開予定としていた「組織体制変更における取り組みや課題と、それをどう乗り越えたか」について、この記事で話していきたいと思います。 対象読者 -他社のQA組織状況に興味が

「イベントストーミング」x「BDD」を「モブプロ」で実践したらめっちゃ良かった!

はじめに 「イベントストーミング」x「BDD / TDD」x「DDD」x「モブプロ / ペアプロ」を活用して開発プロセスの改善を試みた結果、得られた知見と個人の所感をまとめた記事になります。 実際に活用してみて得られた成果・知見、シナジーについてまとめています。 対象読者 イベントストーミングやBDDに興味がある方 モブプロやTDDを使ってより良いプロセスに昇華させたい

QAにおける進捗管理のやり方

はじめに 私は2015年からテストエンジニアとして活動を始めました。最初の6年はシステムテスト・アドホックテストを中心としたテスト実行業務を従事し、その後の2年はテスト実行チームのチームマネジメントを行っていました。 2023年10月に株式会社ビットキーに入社し、テスト分析・テスト設計・テスト実装のテスト活動を担当し、現在はテスト自動化作業に取り組ん

mablで必要なローコードの知識4選

はじめに 私は現在株式会社ビットキーにてE2Eテスト自動化エンジニアとしてテスト業務を行っています。 テスト自動化というと少し前までは0から環境構築して自動テスト用のコードを書き上げて・・・と専門知識を持った方が主導して取り組むことが多かったのではないでしょうか。 ですが昨今ではAutify, MagicPod, mablをはじめとした直感的な操作でテスト自動化を実現で

webもAppもデバイスもQAできる楽しさを伝えたい!

はじめに ビットキーではWEBアプリケーションとモバイルアプリケーションの開発だけでなく、デバイスの開発も行っています。 そのためQAはweb・App・デバイスを使用してのテストになります。 私は前職で家庭用ゲーム機のシステムしかテストを実施したことがなかったため、一気にテストする領域が増えたことにより戸惑っていました…。 しかし今では、その楽しさを

Software QCがプロダクト仕様書の作成を通して発揮したい価値

はじめに ビットキーのSoftware QCチームでは「プロダクト仕様書」を作成する取り組みを行なっています。 この活動は昨年末からトライアルとして始まりました。 現在では、Software QCチームの中にソフトウェアの仕様を明文化するチームが立ち上がり、活動が始まっています。 通常、仕様書はソフトウェアの開発プロセスに関与する関係者によって作成される文書です。

アジャイル開発における検証手段の幅を広げてみた

はじめに 今回は2023年1月に株式会社ビットキーに入社しました、Software QAチーム所属のわんが担当します。 最近はありがたいことで、各プロダクトで新機能の実装が増えております。新機能の検証を従来の検証スケジュールに組み込むと、他の作業が圧迫されることがあり、また工数の不足による検証が不十分になったこともありました。 上記の課題を解決するために、

半年経ったので入社時の反省と良かったことを振り返る

はじめに 2024年1月に株式会社ビットキーにソフトウェアエンジニアとして入社しました。ビットキーはいわゆるIoTベンチャーで、スマートロックソリューションのソフトウェア・ファームウェア・ハードウェアすべて自社で開発を行っています。 その中で私はHome事業領域のweb開発チームメンバーとして、主に賃貸管理会社様やスマートロック利用者様向けのwebアプリケー

Viteで開発環境と本番環境の挙動が異なったので原因を調べた

Viteを用いたReact開発を行っている際、vite devで立ち上げたDevモードと実際にビルド&デプロイしたProdモードで挙動が異なるという問題が発生したので、その原因究明メモです。 そもそもViteとは Viteはフロントエンド向けビルドツールです。2020年に登場し2024年現在ではフロントエンド領域で幅広く使われるツールとなっています。GitHubのstar数で見ると、ビルドツールと

「スクラムフェス 新潟 2024」の参加レポート

説明 2024/5/10,11に開催された「スクラムフェス 新潟 2024」に参加しましたので、成果をご報告します。 スクラムフェス 新潟 2024とは 公式サイトから引用します。 スクラムフェス新潟はアジャイルコミュニティの祭典です。アジャイルやテストのエキスパートと繋がりを持ちましょう。 この祭典は初心者からエキスパートまで様々な参加者が集い、学び、楽しむことができ
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