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AIの雑談力

990円 (税込)

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AIの雑談力

書籍情報

発売日:

著者/編集:東中 竜一郎

出版社:KADOKAWA

発行形態:新書

書籍説明

内容紹介

私たちはすでに人工知能と雑談している。タスクをこなすだけでなく、AIに個性を宿らせ、人間の感情を理解できるようにしたメカニズムとは。マツコロイドの対話機能開発、プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」の研究者が舞台裏から最前線を明かす。

目次

序章 雑談AIの登場 なぜAIは雑談を始めたのか 人間が雑談する理由 案内システムに「あそぼうよ」 タスクAIと雑談AI 自己開示で信頼が高まる 雑談は情報の宝庫 企業が研究に熱心な理由 対話システムは人工知能の究極のゴール 知能を測定するチューリングテストとは AIとの雑談が当たり前になる 第一章 雑談を可能にする仕組み 雑談AIの構成 心の機微を扱う知見 手書きルールのテクニック メンテナンスの限界 抽出ベースシステムの動作原理 ディープラーニングによる発話生成 プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」 ロスト・イン・カンバセーションとミーナとブレンダーボット アレクサ・プライズと統合的な手法 NTT製雑談AIの構成 第二章 発言の理解と対話相手の理解 機械の理解とは何か 発話意図の理解 質問の理解 話題を捉える 省略を補うことが鍵 感情の理解 共感の大きな効果 言外の情報を読み取る 対話相手を理解する 再び機械の理解とは何か 第三章 自然な発言を生成する試み テンプレートでの発話 ふさわしい発言を抽出する 発言をイチから作る キャラ語尾による個性 キャラデータベースによる個性 個性を一貫させる 不適切発言の検出 ファンが育てる「なりきりAI」 マックスむらいAI なりきりAIのアルゴリズム マックスむらいvs.マックスむらいAI 『俺妹』あやせAI VチューバーのなりきりAI 第四章 対話破綻という困難 マツコロイドとの対話 対話破綻という現象 雑談AIのエラー類型 対話破綻検出チャレンジ 対話システムライブコンペティション シチュエーションへの適応 評価の難しさ マルチモーダル情報を取り込む 状況理解は雑談の基本 なぜAIとの雑談に飽きるのか 終章 社会の一員となる雑談AI 普及のロードマップ 共通基盤の研究 対話知能学とは 倫理面の課題 文理融合に向けて 少子高齢化社会のサポート インタラクティブな教育支援 新型コロナウイルスと雑談AI 作ってわかる人間のすごさ 対話システムと作る社会

著者情報

東中 竜一郎

慶應義塾大学環境情報学部卒。同大学院政策・メディア研究科博士課程を修了し、博士(学術)を取得。日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所・NTTメディアインテリジェンス研究所上席特別研究員を経て、名古屋大学大学院情報学研究科教授。NTT客員上席特別研究員、慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授。専門は対話システム。平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(開発部門)受賞。著書に『質問応答システム』『人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」』『Pythonでつくる対話システム』など。

東中, 竜一郎

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