システムの失敗を克服するメタシステムアプローチ
書籍情報
発売日 : 2022年10月12日
著者/編集 : 中村 隆文
出版社 : ナカニシヤ出版
発行形態 : 単行本
書籍説明
内容紹介
システムの失敗を繰り返さないために、失敗から学ぶためのメタ方法論と、従来の方法論の欠点を克服する新たな方法論を展開する。
目次
前書き
1 .導 入
1.1 本書の目的
1.2 本書の構成
2 .現状の方法論の調査
2.1 現状の構造化方法論とリスク分析技術の限界
2.2 現状のトラブルシューティング技術の限界
2.3 社会システム科学からのアプローチ
2.4 自己組織化からのアプローチ
2.5 先達からの警句
3 .現状の方法論の欠点を克服する新たな方法論の提案
3.1 System of System Failures(SOSF)
3.1.1 ダブルループ学習と新たな方法論の3つの成功要因
3.1.2 System of System Failures(SOSF)の導入
3.2 Failure Factor Structuring Methodology(FFSM)
3.2.1 メンテナンスシステムの概要
3.2.2 FFSM: 失敗から学習する新たな方法論
3.3 System Failure Dynamic Model(SFDM)
3.3.1 ダイナミックモデルを通じてシステムの失敗を理解する
4 .ICTシステムの失敗への適用
4.1 ICTシステムの失敗へSOSFを適用するシナリオ
4.2 長時間ダウン問題ヘのFFSMの適用について
4.3 サーバーの騒音問題へのSFDMの適用─設計の失敗か設置の失敗か─
5 .考 察
5.1 FFSMの適用結果について
5.2 SFDMの適用結果について
5.3 HASの視点からSOSFを再考する
6 .対策の全体性を確保するフレームワークの提案とヒューマンエラーへの適用
6.1 背 景
6.1.1 社会技術システムと安全
6.2 システムの安全を実現する現状の方法論
6.2.1 リスク管理と危機管理
6.2.2 静的な視点(安全と4 M)と動的な視点(個人とチーム)
6.2.3 安全はシステムの問題
6.2.4 主要な2つの組織理論─ノーマルアクシデント理論と高信頼組織理論─
6.3 ヒューマンエラーフレームワークの提案
6.3.1 危機への一般的な視点
6.3.2 ヒューマンエラーの寄与(チームのエラーと個人のエラー)
6.3.3 仮 説
6.4 ICTシステムへの適用
6.5 ICTシステムへの適用結果と考察
7 .結論と将来の研究に向けて
7.1 結 論
7.2 将来の研究に向けて
付録A システムの失敗の分類
付録B サンプルインシデントマトリクス
付録C 属性付きサンプルインシデント
参考文献
索 引
後書き
謝 辞
1 .導 入
1.1 本書の目的
1.2 本書の構成
2 .現状の方法論の調査
2.1 現状の構造化方法論とリスク分析技術の限界
2.2 現状のトラブルシューティング技術の限界
2.3 社会システム科学からのアプローチ
2.4 自己組織化からのアプローチ
2.5 先達からの警句
3 .現状の方法論の欠点を克服する新たな方法論の提案
3.1 System of System Failures(SOSF)
3.1.1 ダブルループ学習と新たな方法論の3つの成功要因
3.1.2 System of System Failures(SOSF)の導入
3.2 Failure Factor Structuring Methodology(FFSM)
3.2.1 メンテナンスシステムの概要
3.2.2 FFSM: 失敗から学習する新たな方法論
3.3 System Failure Dynamic Model(SFDM)
3.3.1 ダイナミックモデルを通じてシステムの失敗を理解する
4 .ICTシステムの失敗への適用
4.1 ICTシステムの失敗へSOSFを適用するシナリオ
4.2 長時間ダウン問題ヘのFFSMの適用について
4.3 サーバーの騒音問題へのSFDMの適用─設計の失敗か設置の失敗か─
5 .考 察
5.1 FFSMの適用結果について
5.2 SFDMの適用結果について
5.3 HASの視点からSOSFを再考する
6 .対策の全体性を確保するフレームワークの提案とヒューマンエラーへの適用
6.1 背 景
6.1.1 社会技術システムと安全
6.2 システムの安全を実現する現状の方法論
6.2.1 リスク管理と危機管理
6.2.2 静的な視点(安全と4 M)と動的な視点(個人とチーム)
6.2.3 安全はシステムの問題
6.2.4 主要な2つの組織理論─ノーマルアクシデント理論と高信頼組織理論─
6.3 ヒューマンエラーフレームワークの提案
6.3.1 危機への一般的な視点
6.3.2 ヒューマンエラーの寄与(チームのエラーと個人のエラー)
6.3.3 仮 説
6.4 ICTシステムへの適用
6.5 ICTシステムへの適用結果と考察
7 .結論と将来の研究に向けて
7.1 結 論
7.2 将来の研究に向けて
付録A システムの失敗の分類
付録B サンプルインシデントマトリクス
付録C 属性付きサンプルインシデント
参考文献
索 引
後書き
謝 辞
著者情報
中村 隆文
京都大学 理学部 物理専攻 卒業 学士(理学) (1982年)
INSEAD France Fontainebleau Management International Management 修了(2002年)
McGill Canada Montreal Masters in Management 修士課程修了(2003年)
東京工業大学 社会理工学研究科 価値システム 博士課程修了 博士(理学)(2009年)
現職
大東文化大学 経営学部経営学科 特任教授
主要著作
・ Meta-methodology for Risk Management.(共著Handbook of Systems Sciences, Springer, 2021.)
所属学会
・ISSS(International Society for the Systems Sciences)
・一般社団法人 経営情報学会
中村, 隆文