AWSではじめるクラウドセキュリティ

書籍情報

発売日 : 2023年02月10日

著者/編集 : 松本 照吾/桐谷 彰一/畠中 亮/前田 駿介

出版社 : テッキーメディア

発行形態 : 単行本

ページ数 : 320p

書籍説明

内容紹介

本書はAWSを題材に、セキュリティの基本を学ぶことのできる本です。「セキュリティを考えたいが何から始めるべきか知りたい」、「クラウドにおける特徴やポイントを知りたい」など、ユーザーの方が抱きがちな疑問に答え、セキュリティと上手く付き合っていくための指針を得ることができます。
本書はセキュリティの概念からその業務、セキュリティ資産の把握や対応策の策定、実装の方法などを説明します。大きく3つのパートに分かれ、まず基礎編の第1部では、セキュリティの基本やその業務、AWSなどのクラウドに特徴的な責任共有モデルの考え方などについて解説していきます。中盤の第2部では、セキュリティの設計/実装の流れや仕組み作りについて解説します。AWSの利用を開始するにあたって対応しておきたい初期設定から、「識別」「防御」「検知」「対応・復旧」というセキュリティ業務の解説を行い、組織的なセキュリティ活動を具体的にガイドしていきます。第3部はセキュリティの実践編として、代表的なAWSのセキュリティサービスを活用した防御と検知、対応をハンズオン形式で演習できるように構成されています。
本書はセキュリティに特別な知識のないユーザーの方でも読めることを前提に、組織としてセキュリティに取り組むための具体的な活動内容を説明しています。「防御」や「検知」などのセキュリティ業務の概念だけではなく、実際に活用できるAWSの機能やサービスを交えて解説していることが特徴です。本書を読むことで、業務としてとらえたセキュリティ対応の全体を俯瞰できます。

目次

第1部 クラウドとセキュリティの基本

第1章 セキュリティって何だろう、クラウドって何だろう
第2章 セキュリティと責任共有モデル
第3章 ガバナンスとセキュリティの要件
第4章 セキュリティポリシーを作る

第2部 AWSでセキュリティを実装する

第5章 AWSの利用を開始する際のセキュリティ
第6章 リスクの特定とセキュリティ管理策の決定
第7章 セキュリティ管理策の要となる防御
第8章 セキュリティ検知の仕組み作り
第9章 AWSで対応/復旧を始める

第3部 AWSのセキュリティを試す

第10章 代表的なセキュリティサービスの操作
第11章 セキュリティ対応環境の構築、脅威検知/対応

著者情報

松本 照吾
松本 照吾(まつもと しょうご) 政府や規制業界に対するコンプライアンス面での支援に従事し、業界団体等においてもセキュリティや監査の価値の普及啓発に勤しんでいる。好きなAWSサービスはAWS Artifact。旅とジョギングとそのあとの食事を愛する永遠のダイエッター。
桐谷 彰一
桐谷 彰一(きりたに しょういち) エンタープライズ、官公庁のお客様のセキュリティ対策の支援を行う。好きなAWSサービスはGuardDuty。趣味は日本酒を飲みながら打つ囲碁(弱い)。
畠中 亮
畠中 亮(はたなか りょう) 実装できるクラウドセキュリティ戦略の立案やセキュリティガイドラインの策定に関する支援を行う。書き文字や活字、文章の読み解きが好きで、多くの文字を扱えるセキュリティの仕事は天職だと思う日々。辛口の日本酒が好き。
前田 駿介
前田 駿介(まえだ しゅんすけ) 得意領域/好きな領域はフロントエンド、認証認可。ソリューションアーキテクトとしてISV/SaaSのお客様に対する技術支援を担当。雪国育ち、魚と日本酒が大好き。