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AIから読み解く社会

3,520円 (税込)

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AIから読み解く社会

書籍情報

発売日:

著者/編集:東京大学B'AIグローバル・フォーラム/板津 木綿子

出版社:東京大学出版会

発行形態:単行本

ページ数:328ページ

書籍説明

内容紹介

AI社会が現実となりつつある中、人・社会は今後どのように向き合うべきなのか。本書は、インクルーシブな社会、人間とAIの関係性、AIの脅威、AIと社会の共存という4つのアプローチを中心に、複数の角度からAIと社会の関係性を見つめ、その未来を見通す。

目次

はじめに AI:不完全な人たちのための不完全な技術(林 香里) Ⅰ インクルーシブな社会をつくる 第1章 言語にまつわるバイアスと自然言語処理(伊藤たかね) 第2章 権力装置としてのVR(畑田裕二) 第3章 発達障害を見える化する人工知能(長井志江) 第4章 AIとジャーナリズム(李 美淑) 文献案内(小平沙紀) Ⅱ 人間らしくあるために 第5章 AIと労働市場(横山美和) 第6章 AIと共存する民主主義的主体に向けて(田中 瑛) 第7章 AI時代の五感と身体(久野 愛) 第8章 人間らしい言語処理モデルの開発(大関洋平) 文献案内(板津木綿子) Ⅲ AIに潜む脅威 第9章 越境する身体――AI時代の国際移動の管理(アナ・べドゥスキ/マシュー・スエダ訳) 第10章 リプロダクティブ・ヘルス/ライツの尊重とAI――『殺人出産』から考える日本の最先端生殖医療の未来(佐野敦子) 第11章 歴史博物館におけるAIと歴史証言(矢口祐人) 第12章 アルゴリズムバイアスと南北問題 「AIガバナンスの厄介な問題」(アニタ・グルマーシー、ナンディニー・チャミ/大月希望訳) 文献案内(大月希望) Ⅳ ともに生きるためのビジョン 第13章 想像と創造の循環からうまれるAIとポピュラーカルチャーの未来(板津木綿子) 第14章 AI/アルゴリズムとインターセクショナルなフェミニズム(田中東子) 第15章 AIを描いてみよう!――メディアの隠喩的理解を育むワークショップ(水越 伸) 第16章 AIのELSIとガバナンス――科学技術社会論の観点から(横山広美・一方井祐子) 第17章 科学技術と権力――AIがもたらすマイクロ権力のあぶく(佐倉 統) 文献案内(キム・カヨン) おわりに(板津・久野) 索引

著者情報

久野 愛

東京大学大学院情報学環学際情報学府教授

東京大学B'AIグローバル・フォーラム

板津 木綿子

東京大学大学院情報学環学際情報学府教授