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生成AIの法的リスクと対策

2,640円 (税込)

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生成AIの法的リスクと対策

書籍情報

発売日:

著者/編集:福岡 真之介/松下 外

出版社:日経BP

発行形態:単行本

ページ数:304ページ

書籍説明

内容紹介

★生成AIの問題は著作権侵害だけではない★法的リスクの全貌と対策が分かる1冊! ChatGPTなどの生成AIには、多くの法的リスクがあります。ライバルに先んじて開発・業務利用・ビジネス活用したくても、法律の知識がなければ怖くて提案すらできないでしょう。新しいテクノロジーなだけに判断基準が確定していないこともありますが、リスクは、確実に、そこにあります。 リスクとしてよく話題に上がるのは「著作権侵害」ですが、実はそれだけではありません。多くのビジネスパーソンが気づいていない法的リスクがほかにもあります。「著作権侵害」のほか、「秘密情報の漏洩」「ハルシネーション」「人格的権利・利益の侵害」「個人情報保護法違反」「バイアスによる差別」「フェイクニュースの拡散とマルウェア作成などの不適切利用」などです。同じ法的リスクでも、生成AIの開発側とユーザー側では観点が異なりますので、本書は両方の観点から解説します。 本書をお読みいただければ、生成AIに関する世界の法的なトレンドはどうなっていて、現時点では国内のどの法律にどのように抵触する可能性があり、法的リスクを回避するために今できることは何か――そうしたことが体系だって理解できます。 法律の専門家がビジネスパーソン向けに分かりやすく解説しており、「生成AIを使いたい・開発したい」と考えるビジネスパーソン必携の書です。

目次

はじめに 第1章 【概要】生成AIとその法的リスク 1-1 生成AIの概要 1-2 生成AIに関する国内外の規制の動向 1-3 生成AIの法的リスクの概要 1-4 生成AIに関する訴訟 第2章 【基本編】AI開発・学習段階の法的リスクと対策 2-1 AI開発・学習段階の法的リスクはどこにあるか? 2-2 著作権に関する法的リスクと対策 2-3 著作物権以外の知的財産権に関するデータの法的リスクと対策 2-4 人格権関連の権利・利益に関するデータの法的リスクと対策 2-5 パーソナルデータに関するの法的リスクと対策 2-6 秘密情報が含まれるデータの法的リスクと対策 2-7 バイアスが含まれるデータの法的リスクと対策 第3章 【基本編】生成・利用段階の法的リスクと対策 3-1 生成・利用段階の法的リスクはどこにあるか? 3-2 著作権に関する法的リスクと対策 3-3 著作物権以外の知的財産権に関する法的リスクと対策 3-4 人格的権利・利益の侵害に関する法的リスクと対策 3-5 パーソナルデータに関する法的リスクと対策 3-6 秘密保持義務に関する法的リスクと対策 3-7 誤情報に関する法的リスクと対策 3-8 バイアスに関する法的リスクと対策 3-9 不適切利用に関する法的リスクと対策 第4章 【応用編】生成AIシステム開発における法的注意点 4-1 生成AIの作成を外部に委託する際の注意点 4-2 生成AIシステム開発の注意点1「開発方式・契約形態」 4-3 生成AIシステム開発の注意点2「学習用データセット」 4-4 生成AIシステム開発の注意点3「生成AIの権利・利用」 4-5 大規模言語モデルを利用する際の注意点 第5章 【応用編】AI提供者等の法的リスク 5-1 生成AIを提供する側が問われる責任 5-2 契約当事者間における民事責任 5-3 契約関係にない第三者に対する民事責任 5-4 刑事事件 第6章 【応用編】生成AI社内ガイドラインと利用規約のチェックポイント 6-1 生成AI社内ガイドライン 6-2 利用規約のチェックポイント 要点整理Q&A おわりに

著者情報

松下 外

福岡 真之介