教養としての機械学習

書籍情報

発売日 : 2024年02月27日

著者/編集 : 杉山 将

出版社 : 東京大学出版会

発行形態 : 単行本

ページ数 : 168p

書籍説明

内容紹介

AIのベースの一つである機械学習とは、コンピュータに大量のデータや経験を与えることによって、事象のパターン・ルールを発見し、予測などまでをも実現する技術である。機械学習の基礎から筆者らの最先端の研究までを初めての人にもわかりやすく解説する一冊。

目次

はじめに

1 機械学習とは何か――人工知能(AI)の基礎知識
1.1 人間の学習能力をコンピュータで再現する「機械学習」
1.2 AI研究、これまでとこれから
1.3 人工知能の/による/のための研究

2 人工知能と社会
2.1 研究者とともに、学生とともに、エンジニアとともに
2.2 さまざまな分野におけるAI技術の応用
2.3 AIと社会の関係

3 機械学習の基礎
3.1 AIの学習モデルと学習法
3.2 3種類の機械学習
3.3 教師付き学習とは
3.4 教師なし学習とは
3.5 強化学習とは
3.6 機械学習の原理:「学習する」とは
3.7 なぜ教師付き学習で予測が当たるのか?
3.8 直線で分離できない問題への対応

4 高度化する教師付き学習
4.1 誤りを含む教師情報への対応
4.2 弱い教師情報の活用
4.3 限られた情報からロバストに:信頼できる機械学習に向けて
4.4 理研AIPに見る汎用基盤研究の現在地

5 今後の展望
5.1 モデルと学習法と、ある種の制約
5.2 機械学習の新技術:生成AI
5.3 AIと人間の未来

著者情報

杉山 将
東京大学大学院新領域創成科学研究科教授、情報理工学系研究科教授、理化学研究所革新知能統合研究センター長