バルテスグループ の技術ブログ

モンキーテストは本当に猿が行うテストなの?アドホックテストとの違いも解説

ソフトウェアテストの中には大きく分けて、スクリプトテスト(scripted testing)とアンスクリプトテスト(unscripted testing)があります。要はテストケースを作成するかしないかの違いです。 ここではunscripted testingであるモンキーテストについて深堀りし、アドホックテストとの違いについて書いていきたいと思います。 モンキーテストとアドホックテストの違いとは? 2023年現

プロジェクトを成功に導く、現場で役立つ要件定義の進め方 奮闘物語

システム開発において、要件定義は特に重要な役割を担う工程です。要件定義の段階で必要な要件が定義がされておらず、不十分な状態で開発工程まで進んでしまうと、その開発プロジェクトが失敗する確率はかなり高まります。要件定義での失敗がプロジェクトの失敗に起因する、という認識は広く一般的に知られております。 それでも要件定義の作りこみが甘くプロ

テスト仕様書の書き方 プロが考えるすぐに使えるポイントを教えます

昨今プロダクト開発における検証の重要性が高まりつつある中、さまざまな企業・開発チームで困っていることに「テスト仕様書」の作成があるはずです。ノウハウがないから何を書いたらいいのかわからない!作ったはいいけど別のメンバーがうまく使えない!そんな悩みを解決するためのテスト仕様書の書き方のヒントがここにあります。 テスト仕様書のサンプルダ

アジャイル型組織でQA(クオリティアシュアランス)のあるべき姿

令和の時代に入り、アジャイル開発という手法がソフトウェア開発の主流となりつつあります。開発スタイルはウォーターフォール型とアジャイル型では考え方が異なるというのは周知の事実ですが、 アウトソーシング(業務委託)のQAエンジニアはいかにその流れに対応するべきか、を筆者なりに解説したいと思います。 ※ここで「アジャイル開発」はスクラムでの開発

テストプロセスの標準化できるの?できないの?奮闘物語

テストプロセスの標準化はソフトウェア開発における重要なポイントです。ソフトウェア開発の現場において、担当者によってテストのやり方が異なる(属人化)、テストのボリュームが大きすぎて対応しきれない(リソース不足)、網羅性の担保ができておらず品質に不安が残る、といったテスト・品質面の課題は多いのではないでしょうか。 そのような課題に対する

テスト計画の立て方とは? 品質を上げるための勘所(一般企業向け)

一般企業の情報システム部門の担当者として、大規模システム開発を担当する機会はあまりないと思います。しかし、その日は突然やってきます。今まで小規模改修案件の担当はしたことはあっても、基幹システム更改やWebサービス全面リニューアルなどの大規模システム改修で品質を上げるのは大変です。そしてリリースまで持っていくにはどうしたらよいか、右往左

テスト自動化 うまくいく事例とうまくいかない事例をご紹介

『「 テスト自動化 」それは、朝起きればテストが終わっている、ただ一つの手順ミスも犯さない、もちろんエビデンスの取得もぬかりない。そんな夢と希望が詰まった話である。』とは、限らないのが現実のお話です。テスト自動化を実践するには導入までのコストや技術障壁など、導入~運用に至るまで様々な課題が存在します。では、どのように取り組めば適切な費

テストケースって何?悪いテストケースと良いテストケースの違い

ソフトウェア開発において、テストは欠かせない工程です。テストを効率良く進めるためには様々な工夫が必要ですが、その一つとして重要なものがテストケースです。 良いテストケースを使うことでどのようなメリットが得られるのか。逆に、悪いテストケースを使うとどのようなデメリットがあるのか。 いくつかの例を使って解説します。 テストケースって何のた

クラウドサービス運用後の3つの課題とは?対策を考えてみよう

「オンプレミスからクラウドサービスへの切り替えを検討しているが、オンプレミスからクラウドサービスへ変更すると何が違うの?」と頭を抱える企業様も多いのではないでしょうか。最近は、「ハイブリッドクラウド」として、オンプレミスとクラウドサービスの双方のメリットを活かすといった運用を行っている企業もあります。今回はクラウドサービス運用後に

アジャイル開発 テストの視点で考えるメリット・デメリットとは?

昨今「アジャイル型」を採用している開発チームが増えてきています。エンジニアの皆さんが「アジャイル開発」と聞いたら、気になるのはやはりメリットとデメリットなのではないでしょうか?今回はそんな アジャイル開発のメリット・デメリットについて、テスト会社ならではの視点から分かりやすく解説 してきます。 アジャイル開発の特徴とは? 「アジャイル開

シン・テストファースト 品質面からプロジェクトをリードしてみよう

ここ数年で アジャイル 開発が広まり、小規模の新ビジネスの開発だけでなく、基幹系・大規模開発にまで広がってきています。その中で、システムの品質向上が課題となっていると思います。対策の1つとして「テストファースト」により、開発の前にテスト(ケース・コード)を実装して品質を確保していきますが、システムが提供するサービス全体の品質を確保する

テスト駆動開発(TDD)は品質の救世主になれるのか?

不具合の検出が後工程になればなるほど改修対応のコストがかかるというのが一般的な認識でしょう。そこで、できるだけ前工程で不具合をつぶして対応コストを下げ、品質を上げるためにテスト駆動開発(Test-Driven Development:TDD)の導入をしたいと考える方もおられると思います。 はたしてテスト駆動開発は品質の救世主となりえるのでしょうか。メリットとデメリットと

アジャイル開発の失敗は「見えない失敗」にあり!

リモートワークによるオンライン業務を中心とした企業様が継続して増加しております。オンラインによる アジャイル 開発で業務を進め、社内メンバーの満足度と開発の生産性を高めるはずが…意外とコストが掛かっている事実に驚いたプロジェクトマネージャーも少なくないと思います。生産性が思ったよりも上がらず、「アジャイル開発は失敗かな…」とあきらめて

ユースケーステスト設計のポイント!シナリオテストとの違いは?

ソフトウェアテストの技法にもさまざまな種類があります。そのうちの1つの「ユースケーステスト」。どのような場面で活用できるテストなのでしょうか?本記事では ユースケーステストの特徴から、ユースケーステストを設計する際のポイント・注意点を解説 します。 また、ユースケーステストと似たテストとして「シナリオテスト」を耳にしたことがある人も多

テスト技法にはどんな種類があるの?メリット・デメリットをご紹介

関係者間の合意形成が難航して、仕様を確定できない。変更点がドキュメントに反映されず、手戻りが生じた。頼りになるメンバーが、プロジェクトを離脱してしまった。実行環境の構築が遅れ、テストに着手できない。それなのに、サービス提供は遅らせられない…。システム開発プロジェクトには、スケジュールに影響する様々なリスク要因が存在します。 その終盤
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